Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

no-decision: O's6-マーリンズ7

O's6-マーリンズ

上原:6回 76球 7安打 四死球0 2三振 自責点1 勝敗つかず

7回、投げたかっただろう……と思っていたら、みずから降板を申し出た? 

右腕に力が入らないって……大丈夫?(T-T)

ああ、もう、No decisionは聞き飽きた(涙)。なかなか勝ち運がめぐってこないなあ……。

でも、右腕の不調というアクシデントにもめげず、今日もナイスピッチングだった。1回、3回は三者凡退。2回と4回はそれぞれツーアウトからランナーを出したが後続をぴしゃり。

しかし5回に、先頭のアグラにHRを打たれて同点。

そのあとの様子を一球速報で想像できる範囲でざっと記しておくと:

・後続に連続ヒットでノーアウト1、2塁。

・しかし9番ミラーの送りバントを落ちついてサードへ投げ、ワンナウト1、2塁。こういうところ、さすがである。

・1番にかえってコフランがサード内野安打で満塁。やばいやばい。

・2番ボニファシオはフォークを三球連続ファウル。4球めがピッチャーゴロ(come-backer)になり、1-2-3 のホームゲッツーでスリーアウト! やった!! 

この"come-backer"(ピッチャーゴロ、ピッチャー返し)という言葉、なんか好き(笑)。

6回にも先頭のハンリー・ラミレスにツーベースを打たれたが、後続をきっちり打ち取って無失点。この回でマウンドを降りた。

そしたら7回にあとを引きついだバエズがどかーんとつかまってグランドスラムをゆるし、一挙5点……。前回はブライアン・バスとヘンドリクソンがつかまったし、上原の後を受ける投手の選択ってとても難しいと思う。巨人時代もそうだったけれど。8回、9回をきれいに押さえたジム・ジョンソンのような、速球派の投手のほうがいいんじゃないのかなあ。

さて、このまま負けたら、またしても「あそこで上原が降りたから」とさんざん言われるところだったが、なんと8回にウィーターズのHRなどで2点返し、9回には相手クローザーに簡単にツーアウトを取られてから、モーラ、スコット、ウィーターズ、ウィギントン、サラザールと5連打で3点取って同点に追いついた! すごいすごい~! 粘り強くなったじゃん。しかも同点のホームを踏んだのは、ピンチランナーに出ていたガスリー投手。一昨日投げたばかりで、今日はピンチランナー!(笑) おもしろいわー。

ウィーターズくんの勝負強さもほんとうに光りかがやき始めた。きょうのHRは第2号だったけれど、1号も上原登板日でしたな。ひょっとして相性いい? これからもよろしくたのんます。

……と、景気がよかったのもここまでで、けっきょく12回に力尽きてサヨナラ負けしたのだったが、でも相手のクローザーをKOして延長戦にもつれこませたのは立派。前回は5連勝のあとずるずると5連敗してしまったので、明日が大事。なんとしても勝ってほしい。

さて、心配なのは上原の右腕。巨人時代にもあった、とコメントしているようだけれど、肩肘の故障はこれまであまりなくて、2006年の後半に右ひじを傷めたくらい。そのときは年を越すまですっきりせず、けっきょく2007年シーズンに出遅れる一因ともなった。

今回は、またDL に入らずにすむよう早めの交代を申し出たということなので、よほどのことがなければ意地でもDLに入るようなことにはならないでしょう(祈)。次回登板までにすっきりと治りますように!