Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

Historical!: O's11-ボストン10

オリオールズ11-レッドソックス10 ○ 勝:ヘンドリクソン 負:斉藤

いや~、なんだか超常現象を見たような試合だった。

野村監督の言葉を借りれば、まさに「不思議の勝ち」。

と言っても、ずっと見ていたわけじゃないけれど(^_^;;

朝、NHKBSをチラ見していたら、先発のヒルがあまりにも淡々と点を取られていき、攻撃陣はスモルツにいともやすやすと打ち取られていき、なんというか初めっから「どーせボストンには勝てないよ」とおもっているんじゃないかと疑いたくなるような元気のなさだったので、TVを消して仕事をしていたのだった。(ごめんなさい、と今、謝る。)

で、しばらくしてウェブで確認したら6点挽回していた。

まさか、と思いつつまたTVをつけたら、あとはあれよあれよという間の逆転劇! 最後はクローザーのシェリルがふたりランナーを出してドキドキさせながらも試合を終わらせた。(まさか本当に1点差を締めてくれるとは。)

オカジごめん、斉藤ごめんと思いつつ、思いっきりO'sを応援した。

でも、今日までオリオールズ戦20戦連続セーブ失敗なしだったパペルボンまで打たれるんだから、そういう日だったんでしょう。

いくつか記録が生まれている。

*9点差をひっくり返したのは、オリオールズの球団史上最大差の逆転。これまでの記録は8点差の逆転で、1956年9月2日、相手はやはりボストンで、最終スコアも今日と同じ11-10。

*最下位のチームが首位のチームに逆転勝利した点差としては、メジャーリーグ史上最大!

なんかふたつめの記録、めっちゃ微妙なんですけど(笑)。

でも、以前紹介した「1シーズンに新人投手4人が勝利」の記録(5月29日のエントリ)も、その後もっと古くまでさかのぼったようだし、1シーズンにふたつもメジャー記録(それも微妙な)を誕生させるなんて、ただごとじゃない。今年のオリオールズには何かある!……と思いたい。

ほかにいくつか思ったこと。

・今日はパペルボンを打ちくずしたけど、フィラデルフィアでもメッツ戦でもクローザーを打っている。NHKの中継では、チーム打率が実はアメリカンリーグ4位と言っていたし(マジで? 信じられん)、実はこのところ打撃好調なのかも。ただし、目覚めは遅いけれど。

・ガスリー投手がまたも代走で登場。9点めのホームを踏んでいる。どんだけ足速いんだ~?(笑)

・逆転打を打ったマーケイキス。ほんとよく打った! でもサードへの走塁がひどく危うい(オフィシャルサイトのビデオでご覧ください。)ちゃんと滑り込んだ方がいいのでは? そういうところをきちんとやらないと、日々の走塁ミスが減らないのでは?(ちょっとえらそうに言ってみる。)

NHKの中継で、大きな虹を映していた。まだ負けている場面だったけれど、5月にルーク・スコットが逆転満塁弾を打ったときにも虹が出ていたという記事があったのをとっさに思いだした。

(http://weblogs.baltimoresun.com/sports/schmuck/2009/06/somewhere_under_the_rainbow.html

ちなみに↑の写真、すばらしいのでわたしはパソコンの壁紙にしている。

虹が呼んだ勝利? やっぱり超常現象? いやいや、上にも書いたように、勝つ理由はそれなりにあるのだ。チーム打率があがり、きょうは試合後半、中継ぎ、抑えが踏ん張った。そして、同じような奇跡的な勝利をいくつか繰り返しているうちに、たぶんほんとうに、ちょっとずつ勝負強くなってきたんだと思う。なんておもしろいチームなんだ。

虹を見て希望をいだき、それがかなえられて元気が出る――なんて、あまりにも単純というか、浪漫的というか>自分。

でも、そういうこともあっていい、と思わせてもらった今日のゲームだった。まあ、明日はまたわからないけど(^_^;;

あとは上原。今日arthrogram(関節造影検査)を受けたらしい。

腫れは引いたもののまだ痛みが残っているようで……あくまでも「念のため」と監督は強調していたようだが、不安は不安。どうか問題なくリハビリに入れますように。

今日の試合で、どんなにガックリ来ているときでも、決して元気をなくしちゃいけない、がんばってやっていればかならずいいときもめぐってくる(こともある^_^;;)と、あらためて感じた。

また元気を出して、見まもっていこうと思う。