Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

second opinion: NYで診察

きょうはマリナーズにさくっと負けたO's。ウォッシュバーンに1安打完封負け。

マーケイキスの4回のヒットがなければ完全試合……というのは、まあ究極の「たられば」ではあるけれど。

せっかくなので、ベースボール・イングリッシュ・ブログの原点に立ち返って(?)「1安打完封」を調べてみると:a complete-game, one-hit shutout という表現もあり、単に one-hitter というものもあり。

この「完投:complete-game」っておもしろいなといつも思う。

完全試合」はもちろん"perfect game"で、completeとperfectって、へたをするとどちらも漠然と「完全」みたいな訳語をあてていたりするのだけど、ならべてみるとニュアンスの違いがよくわかる。つまり

complete…… 始めから終わりまでぜんぶそろっている。

perfect…… 欠けてるものがなにもない。完全無欠。

ということなのですね。以上、英語の話でした。

きょうのオリオールズの先発バーゲセンは、最近ではチーム一安定している投手。きょうも4失点だけれど自責は3点で、いちおうクオリティ・スタート。明日は投げてみないとわからないエースのガスリーで、明後日は、上原の代わりにローテーションに入ったヘルナンデス。明日か明後日、ひとつぐらい取れるだろうか。マリナーズ戦ということで、めずらしく3連戦ともTV中継があるのに、上原がいないのがなんとも……。またチーム打率はリーグ5位だけど、投手成績は先発もブルペンも13位(だったかな)というのも実に胸が痛む数字である。

ところできょうの〈ボルチモア・サン〉のすみっこでこんな記事を見つけた。

Koji Uehara, who is out until at least September with a partially torn flexor tendon in his right elbow, will travel to New York on Tuesday and get a second opinion from Mets medical director Dr. David Altchek.

右ひじ屈筋腱の部分断裂で少なくとも9月まで戦線離脱を余儀なくされている上原浩治は、7日火曜日にニューヨーク市をおとずれ、メッツのメディカル・ディレクターであるデイヴィッド・アルトチェック医師の診察(セカンド・オピニオン)を受ける。

当初からセカンド・オピニオンを取るという話だったので、予定の行動だろうと思う。せっかくなのでこのアルトチェック医師について調べてみた。

Hospital for Special Surgery というニューヨーク市の整形外科病院の医師で、肩、ひじ、膝の世界的権威。かのジョーブ博士が開発した、ひじの側副靱帯再建術(トミー・ジョン)を改良して、今ではジョーブ博士本人もアルトチェック方式で手術を行っているらしい。

ペドロ・マルチネスの肩の手術も執刀。最近ではテニスの錦織圭くんも、このアルトチェック医師の診察を受けているようだ。

こんな先生です。やさしそう。

http://cityfile.com/profiles/david-altchek

まあ、予定の行動とはいえ、わざわざNYまで行って診察を受けるのだし、最近、病院ではいい思いをしていないから、本人の気持ちは察するに余りある。

ケガが快方に向かっていること、いい治療方針と、今後のはっきりしたリハビリ計画が示されることを心から願いたい。

そんな七夕の夜であります。