Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

sweep: ニューヨークで3タテ(涙)

ニューヨークではきれいさっぱりスイープされてしまったO's。sweep, swept, swept...

特に、2戦めと3戦めはどちらも6対4というスコアだったので、「これは昨日のスコアだろ」と思ったら、その日も同じように負けていたのだった。哀しい。これで後半戦は1勝5敗。このままでは、前半戦にほの見えていた希望がすっかりついえてしまう。踏ん張れ、オリオールズ

ヤンキース戦の2戦めに投げたリッチ・ヒルは、3勝3敗で防御率7.64(この防御率で3勝してること自体信じられない^_^;;)。3戦めのバーケンが、1勝8敗、防御率6.55。ヒルは味方が点を取るとすぐに取り返される傾向があり、バーケンは早い回に失点してしまう傾向がある。

さすがに辛抱強いトレンブリー監督も、ヒルかバーケンのどちらかを切って、来週には3Aから期待の若手クリス・ティルマンをあげるつもりらしい。

ティルマンは21歳。2006年のドラフト2巡め(全体の49番め)でマリナーズに指名され、昨年の「エリック・ベダード 対 ジョージ・シェリル+アダム・ジョーンズ+カム・ミコリオ+トニー・バトラー+ティルマン」という、1対5のトレードでオリオールズにやってきた。

1対5……日本の球界ではまず耳にしたことがないけど、メジャーではよくあることなんでしょうか? きっと年俸による足し算なんだろうな。

しかしオリオールズに来た5人のうちシェリルはクローザーをつとめているし、アダム・ジョーンズはオールスターにも出場した。これでティルマンがものになるようなら、このトレードはほんとうにオリオールズにとっては豊饒の泉と言えるのではないだろうか。

さて、22日づけの〈サン〉紙で、クラニッツ投手コーチが上原に触れていた。

"Once we get home, we'll get a sense of how long it's going to be," Kranitz said. "First, we have to find out when his throwing program starts. Obviously to get a guy to throw one inning, two innings is a lot easier to get him to start. As a starter, you got to get him to 90 pitches and by then, the season may be over. We'd just like to get him back, starting or relieving."

ボルチモアに帰れば、上原があとどれくらいかかるか、感じがつかめるだろう。まずは、投球プログラムにいつ取りかかれるかを見定めるのが先決だ。ふつうに考えれば、1イニング、2イニングを投げられるようにするほうが、先発させるよりも楽だろう。先発するには90球投げられるようにする必要があり、それではシーズンが終わってしまう可能性がある。先発でもリリーフでもいいから、とにかく上原には帰ってきてほしい」

きわめて現実的というか、妥当な見方だと思う。そして、何より大切なのは、「必要とされている」という事実だ。オリオールズの投手陣にいちばんかけているのは安定感。その安定感を供給できれば、どのポジションから再スタートしようと、いずれはまた望むところに返り咲くことができるはずだ。

ボストンとの3連戦を終えてチームがボルチモアに帰ったら、また何か記事が出るだろうから、そのころまた更新します。

その前に、調子の悪いボストンにスイープされないよう、がんばってください>オリオールズ