Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

throwing program: 投球解禁

すでに共同通信電で報じられているが、上原は、チームドクターの診察で投球解禁になったとのこと。よかったよかった。

しばらくはフロリダのサラソタでリハビリキャンプを行うようだ。トゥイン・レイクス・パークというマイナーリーグ施設があるそうなので、おそらくそこだろう。ちなみに、オリオールズは来年からスプリング・トレーニングをフォート・ローダーデイルではなく、このサラソタで行うことになっている。

で、このThrowing Program とはどんなものか。なんとなく漠然としたイメージしかなかったので、ググってみた。

もちろん、チームにより、症例により、故障箇所によりすべて違うのだろうが、ひとつの例がこちら。

これは元オリオールズの投手だったクリス・ベンソンという人が記しているプログラムの一例だが、要するに

レベル1: 7メートル25球 18メートル25球

レベル2: 7メートル25球 35メートル25球

……みたいなのを、距離や球数を少しずつ変えながら延々とくりかえし、投げる筋肉を少しずつビルドアップしていく、というものらしい。

ひとつのレベルを少なくとも2日。そのあとノースロー・デーをはさんで、問題がなければ次のレベルへ進み、少しでも痛みが出るようなことがあれば、また前のレベルへ戻る。(一度も後退せずに進む例はほとんどない、と、このベンソン氏は記している。)

「ここからが長いからね」という上原のコメントには、そんな背景があるのだろう。

さて、O'は、あいかわらず「ほとんど負け」のなかに、たまさか勝ち星が混じるという状態(涙)。

きょうはガスリーが4回2/3で107球、失点5というピッチング。四球もないのにこの球数。安打を11本打たれているが、ひたすらファウルで粘られての粘り負けだったようだ。頼みの綱のゾーンはトレードされてしまったし、ますます苦しいガスリーではあるが、今や先発陣の最年長なのだからそうも言っていられないはず。ウィーターズのリードに問題があるなら、どこが困るのかを根気よく話し合ってほしいものだ。

とはいえ、ほんとうに、今、オリオールズ投手陣のmentor(先生)役を果たせるのはいったい誰なんだろう。才能ある若手がそろっているのは疑いないところだけれど、彼らが後ろ姿を見て学べるような、そんな存在がいないと来季への方向性が見えてこない。

あせっちゃいけないとわかってはいても、どうしてもさけびたくなる。

Come baaack, Koji!!