Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

September Call-Up :9月のオリオールズ(追記あり)

しばらくご無沙汰してしまいました。すみません。

この間 O's は、いつものように勝ったり負けたり負けたり、またカムデンヤードのベンチが洪水になったり(8月30日)と、いろいろなことがあったのだけれど、今日はヤンキース戦で久しぶりに中継を見ることができたので、ブログも久々のエントリ。

……と、張り切って見ていたら、なんとなんと7回ツーアウトまでペティットがパーフェクト。いやあ、オリオールズのことだからマジで歴史を作ってしまうのではないかと恐れていたら、ヤンキースサード、へアストンが、ぼてぼてのゴロをトンネル(汗)。

うーむ、いくらやられるほうでも、やはりパーフェクトがエラーで破られるというのは、ちょっとつらい。9回2アウトからとかじゃなくてよかった。

で、5対1。けっきょく、モーラのHRで1点返すのが精一杯だった……。

でも、ガスリーは一時のぐだぐだから抜け出して、それなりに試合を作っていた。前2試合と合わせて、これで3試合連続のクオリティ・スタート。頼みのゾーン兄さんがいなくなってから、逆にしっかりしてきたのがおもしろい。

上原は現地の9月2日(水)にブルペンで30球、4日(金)に35球、6日(日)に40球を投げ、その後、状態を見てから復帰への判断をくだすとのこと。つまり早ければ9月の第2週(報道では「後半」となっていますね)には復帰する可能性もあるのだけれど、どうもまだ痛みはあるみたいだから、あとは本人がどう考えるかにかかってくるだろう。

ただ、チームとしてはなんとか復帰してほしいというのがホンネだろう。

9月に入るとSeptember Call-Up でロースターが40人に拡大し、チームによってはこの時期に次年度の有望株がデビューすることも多いようなのだが、オリオールズはもうみんなデビューしてしまっているので(^_^;; とくに投手陣では目新しい名前はあがっていない。それどころか首脳陣は、きのう好投したルーキーのマトゥスや、ティルマンなどについては、イニング数の関係から、あと2~3回の先発で今季を終わらせるつもりのようだ。Number Webのこちらの記事にもあるように、「メジャーでは若い投手の1シーズン投球イニング数が前年よりも30イニングを超えて増えると、故障を起こす確率が急増するといわれている」というのが、彼らを休ませる理由なのだろう。マトゥスなどは、昨日の投球で本人も何かをつかんだとコメントしていたので、今シーズン投げきってもらいたいような気もするけれど、投手の肩肘を守るということにかけての、メジャー球団のあくなき探求は、それなりに立派だと思う。

でもって、一時は新人王の呼び声が高まりつつあったバーゲセン投手も、すねの打撲が回復せず、どうやら今年はもう復帰しないもよう。サラソタからは上原より先に戻るものとばかり思っていたので残念だし、本人も悔しいだろうけれどしかたがない。来季、ガスリーをしのぐエースになれるようしっかり治してほしい。

といった具合にオリオールズは何しろ投手不足が解消しそうにないので、もしも上原が終盤に1~2イニングをきっちり投げられるようなら大歓迎だろう。

もちろん、だからといって、むりやり復帰したりしてほしくはない。

でも、サラソタで寂しく今季を終えるよりは、ひじとのつきあい方を考える意味でも、半月ぐらいは投げてくれないかな。そろそろ動いている上原が見たくなってきたというのが本音です。(先日24時間TVでひさびさに見たけれど、やはりマウンドに立つ姿が見たいなあ。)

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【追記】コメント欄で田中良平投手についてコメントをいただきましたので、追記しておきます。

田中良平は、1982年11月18日生まれ(わたしと1日ちがいだ~。年は相当ちがうけど(笑))。加賀高校から2001年ドラフト1位でロッテ入りしたが、血行障害の手術などもあって結果を残せず戦力外に。

今季、2009年6月にオリオールズ傘下の1Aへ。結果を残してまもなく2Aに昇格。先発に抜擢されて10試合、4勝2敗、防御率2.23。

今季中のメジャー昇格はないが、10月13日に始まるアリゾナ秋季リーグのメンバー(オリオールズからは8名)のひとりに選ばれている。アンディ・マクフェイル球団社長のコメント:

「彼は2Aで非常に印象的な活躍をしている。ストライクを投げられるし、いいスライダーで打たせて取るピッチングができる。大きく沈むボールがあり、非常に制球がいい。入団が遅かったので、もう少しイニングを投げさせ、ゆくゆくはメジャーで力になってくれるように、上を目指させたい」

ぜひがんばってほしいです。