Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

Brian & Brian!!: ヤンキースに連勝!

ブライアン・ロバーツ、ブライアン・マトゥス、ふたりのブライアンの働きで、ヤンキースに、しかもヤンキースタジアムで2連勝! いや~、ちょっと気持ちいい。

たぶんオリオールズは、来季、こういう試合をしたいんだと思う。きのうはルーキーのティルマンが5回0/3を9安打、4失点、8三振で2勝め。あまりいい出来ではなかったのかもしれないが、初回3失点のあとよく立ち直って逆転を呼んだ。そしてきょうは、昨年のドラフト全体4位のブライアン・マトゥスが7回4安打1失点3三振という堂々たるピッチングで5勝め(そんなに勝ってたんだ)。7対3。最後、クローザー候補であるジム・ジョンソンが2点取られてるのが、まあちょっとあれですが、贅沢は言うまい。(来年になればコウジもいるし……。)

Matuszの発音は、マタス、ともマティスとも聞こえ、どう表記するかいつも迷う。

たぶん「あいまい母音」なのだろう。あの、発音記号で書くと「e」をさかさにしたようなヤツ。ここではいちおう「マトゥス」としておいて、来季、もっと有名になって共通の表記が定着するようになったら、それに従うようにします。

もしよかったらこのmasnのインタビューに答える姿を見てほしいのだけれど、いかにも聡明そうな、大人びた若者だ。メジャー昇格直後は苦労したが、あれこれ試すうちに、自分が知らず知らず力んで投げていることに気づいたのだそうで、それ以降は3試合続けて7回を投げきり、過去5試合で見ても4勝0敗、防御率3.73。球団は当然ながら彼を大切に育てようとしており、イニング数の関係で、この試合を最後に今季終了となる可能性もあるのだが、ぜひオフに精進して来季はオリオールズを引っぱっていってもらいたいものだ。

もうひとりのブライアンであるロバーツは、2回にグランドスラム! この試合はデーゲームで行われていて、グランドスラムが飛びだしたのはこちらの夜中だったのだけど、練る前にちょっと……と、ケータイで確認してしびれた。なにしろ満塁が生かされないことが多いもので。

ブライアン・ロバーツは、今季二塁打50本(9日のことだから、さらに増えているはず)を記録しているのだが(自身3度め)、二塁打50本を3シーズン以上記録した打者は、ロバーツを含めて過去4人しかおらず、ほかの3人はすべて殿堂入りしているのだそうな(トリス・スピーカー、ポール・ワーナー、スタン・ミュージアル)。日本ではたしか巨人の谷選手がシーズン最多二塁打の記録を持っておりますね。

ロバーツはけっこう物静かな人らしくて、チームリーダーとしてもっとみんなを引っぱってほしい、という記事もちょくちょく見かけるのだが、静かに引っぱるというスタイルもある。「みんなが彼の背中を見ている」とマーケイキスもコメントしているので、そういうふうになっていくのだろう。

明日は、ガスリーの先発。さすがにいくらなんでも、ヤンキースもガチで勝ちにくるだろうけど、ガスリーもこのところずっと続けていい投球をしているので、先発陣一番のお兄さんとして、意地を見せてほしいです。