Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

Losing Streak: 地味に七連敗

いきなり非オリオールズですが、コウジの古巣、巨人が優勝。強かった。

原監督も、第1次政権のときには、2年目に河原の使い方に迷って苦労するといった場面もあったけれど、今年は滝鼻オーナーの指摘どおり、見切るところ、執着するところの使い分けが絶妙だった。

それと、大きいと思うのが尾花コーチを初めとする投手コーチたちの力。

去年、東京ドームのイースタンの試合でオビちゃんを見たけれど、1イニングを終えるのにどれだけ時間がかかったことか。コントロール定まらず、2アウトを取ってからも延々ともがき苦しんでいた。

それがまあ、あんなに立派になって。

ぐっさん、こと山口投手だって、3年ほど前にG球で見たときには、四球、四球で自滅していた。それが今や、押しも押されもせぬリリーフエース。

もちろん本人の努力が一番大きいとは思うけれど、素質を見抜く力、足りないものを指摘する力、自信を持たせて送りだす力を持った指導者の存在も大きいなとしみじみ感じる。

さて、一方オリオールズは、地味に7連敗中(汗)。

つまり、あのヤンキース戦の3戦めに負けて以来、ボストン、トロントときれいにスイープされて、1度も勝てずにいるのだ。

敗因の中で特にクローズアップされているのが、ブルペンの崩壊ぶり。トロントとの2戦めでは、7回まで5対2で勝っていたのに、8回にバイエスが2ランを献上して5対4、9回にジム・ジョンソンが押し出し死球で同点。11回にサーフェイトが力尽きて試合終了。

ジム・ジョンソンは、このところ5回のセーブ機会で3回失敗している。

シェリルがいなくなってからのERAは7点越え。これではちょっとクローザーは厳しいかもしれない。

その日のMASNのブログでは、ロック・クバトコ氏が

The Orioles will continue to evaluate him, but I'm wondering if Koji Uehara is starting to look a little more appealing in that role.

オリオールズは、もう少しジム・ジョンソンのクローザーとしてのテストを続けるだろうが、コウジ・ウエハラのほうが魅力的のような気もしてきた。

と記している。

もう、オフシーズンにFAでクローザーを取らない限り、この手の話は春までずっと続くことだろう。

ちなみにファンの1人が調べたところによると、上原が今年初回に許したHRは1本のみ。……って、初回と最終回じゃぜんぜん状況が違うんだよっ、と、MASNブログのコメント欄に向かって(心の中で)つっこんだわたしだが、そんな具合に上原は(あるいは、「上原の不在」は)、人々の想像をかきたてている……。

で、当の上原本人は、10日間ブログの更新がなく、なんとなくやきもきさせてくれたけれど、今日、久しぶりに元気そうなエントリが。よかったよかった。気持ちは前向きに来季へと向かっているようだ。(いや、わたしも自分のブログ、簡単に10日ぐらいほったらかすことがあるので、人に向かってどうこう言うのはおこがましいのですが。)

オリオールズは残り10試合で、最低3勝はしないと100敗に到達してしまうという崖っぷち(?)で、監督の去就もさだかではない。ルーキー外野手ノーラン・ライモルドは今日アキレス腱の手術を受け、走れるようになるまで2~3か月かかるらしい。

それでも、今年ケガをした人たちがみなコンディションを整えて開幕にそろい、今年芽を出した才能が来年しっかり根をはれば……と、わたしはしっかり希望を抱いている。(できればちょっと尾花コーチを拝借したいような気も……いえ、もちろん冗談ですけど。)