Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

Injuries: こんどはピエ……

先日、11連敗中のレイズに負けて相手の連敗を止めたと思ったら、今日も今日とて11連敗中のインディアンズの連敗を止めてしまったオリオールズ。これで連敗は今シーズン最長の8に延びた。

まあ、ほんとに人がいないので、しょうがない部分もあるのだけど。

しかも今日は、ピエが走塁中に太もも(大腿四頭筋)をケガ。

この痛がりようから見ると肉離れだろうか。これでアダム・ジョーンズ、ノーラン・ライモルドの穴を埋めてきたピエまでもが離脱。40人ロースターのうち、外野手登録の選手はマーケイキス、フィオレンティーノ(9月に呼ばれた選手)、モンタニェス(上原と入れ替わりでつい先日昇格した人)の3人だけになってしまった。あと残り9試合とはいえ、なんとも心細いかぎりだ。

しかし、これだけ大きなケガが続くというのは、やはりどこか問題があるのではないか。もちろんひとりひとり状況はちがうし、上原のケースを見てもわかるように、誰のせいでもない、ともいえるのだけれど。

でも、トレーナーと首脳陣のコミュニケーションや、選手に必要以上の無理をさせない環境づくりなど、考えるべきところはいろいろとあるはず。トレンブリー監督という人は、けっこう昔ふうの、「体がぼろぼろになっても俺は戦う!」というタイプの選手が好きだ。だからアキレス腱痛をかかえながら1年間プレーしたライモルドのことは絶賛していた。

たしかにどこにも痛みのない選手などそう多くはないだろうから、少々の苦痛に負けない強さは必要なのだが、ヘタをすると諸刃の剣になってしまう。せっかく優秀な才能が開花しつつあるチームなのだから、できるだけ多くの選手がいいコンディションで1年間戦えるよう、環境作りを進めてもらいたいものだ。

そんななか無理矢理明るい話題をさがすと、残り試合でオリオールズファンが楽しみにできるのは、ロバーツのシーズン2塁打記録ぐらいのようだ。

現在55本。56本ならメジャー通算13位タイ、57本ならトップ10入りするらしい。Number Webの記事でも取り上げてくれていてちょっぴりうれしかったのだけど、「二塁打といえば、これもイチローがらみで今季は久々の記録が生まれるかもしれない。」という前振りはいったい何の意味があるんでしょう?(^_^;; 「思わぬ副産物」とか、失礼ですよ、ロバーツに。

例によって控えめなロバーツは、この記録のことを聞かれても「引退してから孫に話して聞かせたりできるかもしれないけれど、今はシーズンのことで頭がいっぱいだよ」なんて答えたりする。いい人だ、ロバーツ。(こればっかり(笑))

最後にもうひとつ。三塁手のメルヴィン・モーラがおそらく今季でFAとなって退団、という記事を読んでいて、ひぇえと思ったこと。何と彼は6人の子持ちで、そのうちの5人は五つ子だとのこと。すごい!

いや、どーでもいいですよ、な情報ではありますが、ちょっと奥さんを尊敬した。

さらにトリビアな話だけれど、春先、スプリングキャンプのころに、コウジがグラウンドでNHKのインタビューを受けていたら、いきなり寄ってきてコウジの頭をくしゃくしゃといじくりまわした選手がいた。それがこのモーラ。72年生まれだから、上原より年上の数少ない選手である。このシーズンオフには、また上原にとっていくつか寂しい別れがあるのだろう。そう思うと少し切ない。