Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

New Year's Resolution: 今年もよろしくお願いします

気がつけば冬休みも終わり、学生さんにとっては「ああ、また学校が始まっちゃう!」という気持ちでしょうし、社会人の方々にとっては「また忙しい日常の再開」でありましょうが、自宅仕事の身にとっては、ようやく家族が出払ってパソコンの前にすわる時間ができたというのが実感であります(すみません)。

昨年は、MLB移籍の上原を追ってわたしの興味も海をわたり、初めて現地のスポーツ記事をつぶさに読む日々を送りました。さらにそれだけではあきたらず、無謀にもこちらにブログを開設して、たくさんの方々にコメントもいただき、たいへん感謝しております。

わたしが日本のプロ野球を熱心に見るようになったのは1973年、山際淳司氏が『最後の夏』で描いた巨人V9の年からなのですが、実体験のないただの野球好きの女(←正体(^_^;;)なので、単に年を重ねているのみで知識も分析力もなく、正直、スポナビサイトの他の方々のブログを読むと、わたしなんかが知ったかぶりで書くのは申しわけないなあという気持ちになる日も多々ありました。

しかーし、上原好きなら人後に落ちない自覚はあるので、今年もまた「上原&オリオールズ」というニッチな(?)フィールドで、ほそぼそとがんばっていきたいと思います(めげないやつ)。

   

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さてその上原は、本人のブログによると、大晦日も元旦もトレーニングに励んでいた模様。昨日7日の〈スポーツ報知〉には、キャンプイン初日のブルペン入りを目指す旨と、年始の誓いは「年間通してメジャーにいること」である旨が報じられていた。また〈ニッカンスポーツ〉によればキャッチボールの距離も50メートルまで伸ばしているとのこと。このまま順調に回復してほしい。

このブログでも以前に何度か記したように、オリオールズは1年間いつづけさえすれば、必ずチャンスのあるチームだ。だから上原本人が「年間通してメジャーにいること」を目標としてかかげたのはすごく納得がいくし、「マウンドに立ちさえすればAL東地区の最強バッターたちと対等に勝負ができる」という手ごたえの表れだとも思う。

一方、現時点でチームが上原をどう見ているかと言えば、年末のウィンターミーティングでの「まずスプリングトレーニングでケガが治っているかどうかを確認し、それからどのポジションに置くのがベストかを考える」というトレンブリー監督のコメントがすべてだろう。また元旦のオフィシャルサイトにも「上原の右腕が先発のような厳しい負担を担えるかどうかは不明。むしろ週に2、3回、重要なイニングを任せるという起用法になるだろうが、上原の球が(そして長年投げ抜いてきた腕が)試合終盤の戦いに耐えうるかは、やってみなければわからない」という記事が載っていた。正直、今の期待値、信頼度は高いとは言えない。

だからこそ「キャンプイン初日のブルペン入りを目指す」のだろうし、上原の頭の中にはもしかすると、2002年のキャンプイン初日、クローザー転向打診を考えていた原監督の前で魂のこもった投球を見せ「原監督に投げ勝って」(当時の鹿取コーチの言葉)、先発の座をもぎとったときのことが浮かんでいるかもしれない。当時も前年の故障(2001年秋に右膝痛で2か月間ランニング禁止)からの復帰を期してのシーズンインだった。その年、上原は17勝をあげて原監督就任1年目の日本一に貢献し、沢村賞を獲得する。

もちろん8年前の当時と今では年齢が違うし、本人も無理のきかない体になってきたことはひりひりと感じているだろう。でも契約最終年である2010年を迎えるにあたり、進退をかけてなりふりかまわずにやる!という気概は、上原の発することばの端々からこれまで以上に強く伝わってくる。それでいい、と思う。もちろん無理をしてキャンプでケガをしたりすることは絶対にダメだけれど、先発か中継ぎか、とか、今季が終わったらどうするか、とか、そういうことは一切考えずに、今できる目の前のことに全力で取り組んでほしい。そうすれば道は自然に開けるはずだ。

野球選手のオフは短い。(でも石川遼くんのオフはもっと短い……この間「打ち納め」をしたはずなのにもう「打ち初め」なんだ???)あと20日もすれば日本のプロ野球はキャンプイン、その2週間後にはメジャーもキャンプイン。はー、たいへんだなあ。でも楽しみ!

2月には五輪もあるので、そちらにも目を奪われつつ、それでもまた今年もMASNやボルチモア・サンをつぶさに読むことになるでしょう。実は「おうち仕事」以外の仕事も始めてしまって、2月からはかなり忙しくなってしまうので、これまで以上に更新が間遠になってしまうかもしれませんが、なんとか根気よく続けていきたいと思いますので、今年もよろしくお願いします。