O's 12-Rays2: オープン戦開始!
2月末から2試合ほど紅白戦をこなしたオリオールズ。
(「紅白戦」は"intra-squad games"。ちなみに「紅白」じゃなく(当たり前だ)「オレンジチーム対ブラックチーム」だった。なんかかわいい。)
現地3月3日、オリオールズ最初のオープン戦(VS タンパベイ・レイズ @サラソタ)が行われた。
オリオールズのスタメンは次の通り。
1 中 アダム・ジョーンズ
2 遊 セザール・イズトゥリス
3 右 ニック・マーケイキス
4 三 ミゲル・テハダ
5 捕 マット・ウィーターズ
6 左 ルーク・スコット
7 一 ギャレット・アトキンズ
8 DH ジョシュ・ベル
投 ジェレミー・ガスリー
セカンドのロバーツ(腰痛)、レフトのライモルド(オフにアキレス腱手術)が欠けている以外は、ほぼベストメンバーだ。
今季最初の対外試合なので、試合内容もわかるかぎりで記しておこう。
先発はジェレミー・ガスリー。2イニングを無失点。(しかし2回に先頭を歩かせ、次打者をダブルプレーにしとめたというのが、結果オーライな感じ。今年は頼みますぜ。)
3回 期待のプロスペクト、ジョシュ・ベルが、レイズのマット・ガーザから右中間に先制HR。
4回にはマーケイキスの2塁打、テハダ、ルーク・スコット、アトキンスのヒット、そしてジョシュ・ベル(また)の犠牲フライなどで2点。(残塁+走塁死あり)
5回にはマーケイキスがヒース・フィリップスからセンターの一番深いところへソロHR。マーケイキスの好調なスタート、頼もしい。
6回、ライン・ヒューズ(だれ?)が2ラン。つづいてジョシュ・ベル(またまた!)がこんどはレフトへソロHR。レイズの投手フィリップスは3HRを浴びた。
ベルは両打席でのHR。スイッチながら右打席が弱く、左に集中すればとさえ言われていたので、これは好材料だ。ベルは昨年、シェリルとのトレードでオリオールズに来て秋季リーグから評判通りの実力を見せ始めたが、オープン戦中ずっと好調を保てば昇格が早まるかもしれない。
さらにライン・ヒューズも2HR。それやこれやで12対2と快勝した。まあ、これだけ大量のHRはそうそう毎日出るものではないが、ガスリーのあとに登板したメレディスらの投手陣もしっかり投げたのは好材料。レイズは開幕戦の相手なので「ことしは手強い(かもしれない)オリオールズ」をしっかりアピールしておきたいところだ。
さあ、明日はいよいよ上原の久しぶりの実戦。先発のブライアン・マトゥスにつづいて1イニングを投げる予定。ブルペン、live batting practice と順調に来ているが、8ヶ月ぶりの実戦は果たしてどうだろう。オープン戦とはいえドキドキする。また、トップ・プロスペクトのひとりマトゥスくんのピッチングもとても楽しみ。本人は「オフが長くて仕方がなかった。待ちに待った実戦」と気持ちがはやっているようなので、昨年からさらに進化した姿を見せてくれることを期待したい。