8 pitches: オープン戦登板!
O's5-レイズ6 ●
オープン戦2戦め。上原、昨年6月23日以来の実戦での登板だ。
すでに日本の報道にも出ているように、3回裏に登板し、オール直球の8球で三者凡退。
内容は――
9番 フェルナンド・ペレス 投ゴロ
1番 ゲーブ・キャプラー 中飛
(ここまで3球(^_^;; 元同僚?のキャプラーと対戦してるし。)
2番 カール・クロフォード 左飛
(クロフォードには5球費やす。カウントは不明。ライト方向へ相当強い風が吹いていたようなので、レフトフライは向かい風だったかも。)
8球は「もうちょっと投げたかった」けれど「まあ末広がりで、いいんじゃないですか」とのこと。それは翻訳不能だー(笑)。
ほかにMASNから拾ったコメントを少々。(いずれも英語からの翻訳)
「久しぶりなので、どうかと思ったけど、感触はよかったです」
「8球で終えようとしたわけじゃないけど、相手が早打ちでした」
リリーフとしての登板については――
「役割は違いますが、前にもやったことがあるので大丈夫です。心配してません」
さらに、春季キャンプで去年と比べてどうか、という質問には――
「やり方がわかっているので、去年よりはずっと楽ですね」
正直、去年の秋、2か月のリハビリを経ても痛みが消えなかったころには、春までに全力で投げられるのかと心配したので、今こうして心おきなく実戦に取り組めていることをまずは喜びたい。今日の投球はストレートだけだったそうなので、次回は変化球を試すことになるのだろうか。課題をひとつひとつクリアして、開幕を迎えられるといいなと思う。
そのほか、今日の試合からいくつかピックアップ。
◎マトゥスvsロンゴリア 13球の対決
1回の裏、ブライアン・マトゥスは1番キャプラー、2番クロフォードをそれぞれ連続三振にきってとり、3番ロンゴリアと対戦。ロンゴリアはファウルでさんざん粘ったすえ、13球めで三振。その間ロンゴリアは「前に飛ばそうとしてるのに( 'I'm trying to put it in play)」とつぶやきながら、二度もバットを折って新しい物と取り替え、しまいには5番のパット・バレルから借りたバットで打席に立ったとのこと。
けっきょくマトゥスは、2回にエラーと風に運ばれたHRで2点を失い、さらにロンゴリアとの長い勝負がひびいて球数が予定の数に達してしまったので、2回途中でマウンドを降りたが、地元マスコミは、マトゥスは今年もやってくれる、という手ごたえを得たようだ。がんばれ、マトゥスくん。
◎ピエ、HR&三塁打
昨日のアダム・ジョーンズに代わって今日はフェリクス・ピエがセンターで出場。昨年、サイクルヒットを放って人々を驚かせたピエだが、今日も、昨年新人王候補になったレイズのニーマンから1回にいきなり先頭打者HR。さらに次の打席では三塁打。サイクルヒットの一番難しい安打2本をやすやすと(?)打って、またしても――と思わせたところで、なんと脚がつり(クワド、こと、大腿四頭筋らしい)、途中交代してしまった。
今年も「意外性の男」なのか――。
ちょっと故障が多い印象だが、アキレス腱痛からの復活をはかっているライモルドが春先どのくらい働けるか定かでないので、しっかり体を作って活躍してほしい。
さて、先発とちがっていつ投げるのか今ひとつ判然としないのがリリーフのつらいところ。明日もオリオールズは試合があるようだけれど(パイレーツ戦)、土日はなかなかゆっくり書くヒマがなさそうなので、また何かネタができたら更新します。