Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's Second Win: や~っと2勝め

いや~、ようやく2勝めですよ、オリオールズ

ていうか、ほんとうに長らく更新しなくてもうしわけないです。日付を見たら、前回の更新はちょうどひと月前でした。上原がいないから……というわけではなく、オリオールズが負けてるから……というわけでもなく(まあ、そのふたつもやはり原因だったかもしれないけれど)、なんかひたすらパソコンの前にすわる時間がなく、ブログを書くことができませんでした。すみません。

で、オリオールズ。なんと2勝11敗。夢とロマンは抱きつつも、現実問題として厳しいだろうなとは思っていたけれど、ここまでとは。いや、いくらなんでももうちょっと勝てるのでは?

ちなみにこの2勝はどちらもブライアン・マトゥスの勝ち星。勝ちがついていない日でもいい投球をしている。ERAは4.34だが、それはランナーを残して降板すると、あとの投手が必ずと言っていいほどそのランナーを帰すからで(汗)、4月13日に7回1/3まで1点に抑えながら満塁で降板したときなど、後続の投手がそれをぜんぶホームインさせてしまったのだった。気の毒に。

マトゥスくん、これからもくじけずに好投を続けて、新人王をめざしてほしい。そしてできればエンゼルス戦やマリナーズ戦で登板して、日本のTVにも映ってほしい。彼のピッチングを映像で見たいです。

このマトゥスの投球は、オリオールズの数少ない Bright Spot (明るい話題)のひとつ。

ほかにはオープン戦でぐだぐだだったミルウッドが、ちゃんとがんばっていること(ERA2.89)、ユーティリティー・プレイヤーのタイ・ウィギントン(彼を見るたびになぜかドラえもんを思い出す)が、ロバーツやテハダの穴を埋めながら.290、HR4本とがんばっていることぐらいだろうか。

あとは本当にスロースターターとけが人の集合体のようになってしまっている。主なけが人情報を簡単にあげておく。

◎マイク・ゴンザレス

オフにクローザーとしてFAで入団。しかしキャンプでまったく球速が上がらず、「故障では?」と問われるたびにムキになって否定してきた。ところがシーズンに入って、2度続けてセーブを失敗。ボルチモアでは観客からブーイングを浴びる。その後、妻の出産に立ち会うためにチームを離れ、合流してからフォームの調整に取り組むはずが「肩が痛い」と言いだしてDL入り。少なくとも3週間と発表されているが、これまでの経緯からして、どうも春先から痛かったのではという疑惑が消えず、もはや誰も復帰を期待していないのでは?というのが現状のようだ(哀)。

◎ブライアン・ロバーツ

オフのトレーニング中に腰椎ヘルニアを患い、キャンプ中に硬膜外注射を受けて、開幕に間に合わせた。しかしやはり急仕上げだったことは否めず、ホーム開幕戦のブルージェイズ戦で二盗したとき腰痛が再発。結局DL入りしてしまった。ふたたび硬膜外麻酔注射を受けて快方に向かってはいるようだが、今回は少しじっくり治すつもりのよう。

◎フェリクス・ピエ

打率4割と非常にいいスタートを切って輝きを放っていたのだが、16日のアスレチックスとの初戦で空振りしたとき、以前から傷めていた肩を再び傷めてDLへ。まだはっきりした検査結果が出ないようだけれど、かなり長くかかりそうな……(涙) 

ミゲル・テハダ

17日(土)の試合でバントヒットで一塁にヘッドスライディングしたとき、右脚外転筋を傷めてDay-to-day に。DL入りはせず、日々の調子で判断する模様。

テハダは打率こそ.239 だが、得点圏3割、長打率.413、打点7と、さすがの勝負強さを発揮している。休み休みでいいから、長期離脱せずにがんばってほしい。

いやあ、なんとも去年からの悪い流れをまったく断ち切れていない(悲)。

でも、考えてみたらまだ開幕から半月じゃないか。

弱いチームが出鼻でつまずくとどうしても「またか」「やっぱりね」となってしまうものだけれど、今あきらめてどうするのさ。けが人はいずれもどってくる。スロースターターももうちょっとしたら元気が出る。それに開幕でロースターからはずされて悔しい思いをした選手にとっては願ってもないチャンスだ。

明日からはシアトル戦。日本でもTV中継があることだし、元気を出して戦ってもらいたい!

そして、いつものようにLast, but not least でコウジ情報。

本人のブログにもあるように、土曜日にバッティングピッチャーをしたもよう。

明日は試合形式での登板。(おそらくシートバッティング)。

マイナーでの登板を何試合かはさむのだろうか? しかしオリオールズにはレッドソックスのように実戦に入ってから何試合も下で投げさせるほどの余裕はない。早ければ来週後半、遅くとも5月初めにはメジャーに戻すのではないだろうか。

ちなみに今はジム・ジョンソンがクローザーを務めていて、昨日はブローしてしまったが、今日は3点差の8回と5点差に広がった9回を無事に投げ終えた。ほかに左腕のヘンドリクソンとウィル・オーマンが好調だが、右腕のリリーバーはみな不安定な投球を続けている。首脳陣はもちろんだけど、われわれファンもコウジの復帰を待ちわびているのよ。

コウジ、カムバーーック! そして、戻ってきたらこんどこそはどこへも行かず、ずっとメジャーで投げ続けてほしい。心からそう願っている。