Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

Interims : 監督代行対決に完敗。【追記あり】

オリオールズは今日も負けてなんと19勝52敗。ついに1962年ニューヨーク・メッツの71試合時点での記録とぴったりならんでしまった。

ちなみに2003年のデトロイト・タイガースは18勝53敗だったそうな。ちっ、負けたか(違)。

ホームでマーリンズとの3連戦の2戦め。なぜか試合前にマーリンズの監督フレディ・ゴンザレスが更迭されて、代行vs代行の戦いになってしまった(汗)。マーリンズは今日の試合前の時点で34勝36敗。いったい何がいけないの、とつい思ってしまう。地元マスコミは「きのうの試合でオリオールズに6点しか差をつけられなかったから首になったんじゃないの?」っと思いっきり自虐トーク炸裂(^_^;; 

だって、もしも今オリオールズが34勝36敗だったら、ボルチモアじゅうが明るい光に包まれていると思いますよ。ええ、マジで。(どうやらマーリンズの場合は監督とオーナーの確執が原因らしいですが、フォローできていないので深入りはせず。)

そして、このタイミングですかさずボビー・バレンタインが「ボルチモアの監督候補を降りる」と発表。バレンタインは、マーリンズのオーナーと親しい関係にあるらしく(今朝、どこかの記事で読んだのですが、どれだか忘れてしまった。すみません。)、かなりの確率でマーリンズの監督に就任すると見られている。

さらに、マーリンズを追われたゴンザレス氏は、今季限りで勇退するブレーブスのコックス監督の後釜を狙っているらしいと、これはMASNの観測。

いや、でも、人のことをどうこう言ってる場合じゃないのだ。

オリオールズこそ、早く監督を選ばないと。

いちおうショウォルター氏と面談し、近日中にリック・デンプシーとも面談の予定とか。

しかし今のチーム状況を見ていると、大リーグの監督経験のない人には無理だと思う。

ショウォルター(ヤンキースダイヤモンドバックス)かウェッジ(インディアンス)といった経験者と話を詰めて、なるべく早く再建を始めてほしい。

6月17日には、ふだん物静かであまり声高に持論を唱えたりたりしないニック・マーケイキスが「今、チームはどこへ向かっているのか? それがわからないのがつらい」と珍しくはっきり意見を述べた。かいつまんでいうと、特に自分を含む攻撃陣について「何のプランもなく(絞り球とか、コースの選択とか、ピッチャーごとの攻略法などのことでしょう)打席にたって、何もできずに帰ってくる選手が多すぎる。野球はチームスポーツなのだから、40HR打てる打者がひとりいてもチームは変わらない。全員がはっきりしたもくろみを持って、出塁やチームバッティングをを心がけなくてはいけない」ということ。

しごくまっとうな意見で、監督もコーチも、地元マスコミも、有力なOBもみな賛意を示し、どちらかといえば「あのおとなしいマーケイキスがついにチームリーダーに名乗りをあげた」という歓迎ムードすら漂った。

しかし、こんなまっとうなことを選手が言わなくちゃならないほど、誰もなんの方向性も示さずに毎日試合をしているんだとしたら、そりゃあ勝てないわ。

マーケイキスは気を遣って「これはコーチのせいじゃない。みんなメジャーリーガーなんだからひとりひとりが考えないと」と言っていたが、いくらアメリカ野球だって、そういうことを指導するのが監督でありコーチであるというものだ。くやしかったら円陣組んでみろ!(だれに八つ当たり?)

投手陣では、ずーっと勝てなかったミルウッドがようやく先日初勝利。

(でもこの日も最後は暫定クローザーサイモンが1点差までつめられて冷や冷やものだったようだ。)

しかし、今日投げたマトゥスは、QSの日には点を取ってもらえず、今日のように援護点をもらうとそのあと取り返されるという、典型的なまずいパターンに陥ってしまっている。

だれか、早くマトゥスにエリクシール(白星)を与えてくれ~。

さてそんななか、久しぶりに上原の話題。

1か月以上、サラソタでリハビリを続けていたが、今日(あるいは昨日)ボルチモアに戻って、明日の試合前、シートバッティングに登板する予定。監督とクラニッツ投手コーチが直接見たいといって呼び寄せたようだ。

5月の復帰前は、ブログでもずっと脚の不安をつづっていた上原だが、ここ最近は自分でも「感触がいい」「早く投げたい」と書いているので、ほんとうに調子がいいのだと思う。マイナーでの調整が課される可能性はもちろんあるが、1イニングのショートリリーフであることを考えると、案外、明日のシート打撃のあと、そのまま登録になるんじゃないかなという気がしている。

まあ、希望的観測ではあるのだが。でも、究極の実戦派である上原にとって、マイナーでの登板は、正直言ってあまり意味のあるものではない。下で、ケガをしないよう気をつかいながらこわごわ投げるくらいなら、上にあがって存分に投げた方がいいだろう。

こんど上がったら、1イニング1イニングすべてが勝負になる。がんばってほしい。

【追記】

上原はきょう、シートバッティングに登板。先日アスレチックスから獲得したフォックスらに対して21球投げ、その後外野を10分間ジョグしたとのこと。投球は非常によく("very very good"――サミュエル監督代行)、明日、体調面で問題がなければ、マイナーでの調整を経ずに現地土曜日のナショナルズ戦から登録されることになった。よしっ。

3Aで調整していた先発のバーゲセンも登録されるので、おそらく調子のあがらない一塁手のアトキンズと、中継ぎの誰か1人がDFAされる見込み。

さ、がんばろう。(わたしが。)