Pitcher's Duel: レンジャーズとの初戦に(は?)快勝!
このところレイズ3連戦、マリナーズ3連戦と初戦をとりながら1勝2敗で終わっているオリオールズ。
でも、ぜんぜん気分が違う。だって、最後までしっかり戦っているのがよくわかるんだもの。
きのうは、摩天楼さんにコメント欄で教えていただいた(ありがとうございました!)MLB.jpの無料中継を視聴。実況もディープでなかなかおもしろかった(笑) このところずっといいピッチングをしていたガスリーの調子がいまいちで、あっさり負けそうなところをウィーターズのHRで追いすがり……しかし、そのあとにまたウィーターズがチャンスで放った鋭い打球をトゥイアソソポに好捕されて万事休す。
トウィアソソポには2日連続HRを打たれるし、この3連戦ではすっかりやられました。それにしてもどこ系の名前なんだろう? あとで調べてみよっと。
今日は中継もないので、GameDayをちらちら見ながら夜の仕事の準備。
マトゥスとルイスのすばらしいpitcher's duel --投手戦--で7回表まで0対0。
この pitcher's duel っていうことば、好きです。かっこいい。「デュエル」は決闘だから、本来、お互い面と向かって戦うわけではない投手には合わないのかもしれないけれど、投手戦はやはり「デュエル」なのだ。
そしてきょうはその戦いに報いて、7回裏に集中打で4点! すばらしい。
8回。99球のマトゥスを降ろすかなと思ったら続投。けっきょく8回115球無失点のすばらしい内容だった。
ショウォルター監督は、投手をひっぱる。きのうも打たれながら粘るガスリーを8回まで投げさせた。ただし球が来てないなと思えば4回ぐらいですぱっと変えることもある。ここらへんのころあいがなかなか見事。だからブルペンも落ちついてきて、しかも役割分担が一気に明確になってきた。
ちなみにオリオールズの先発投手陣が3試合連続で8回以上投げたのは2005年以来だとのこと。うーむ、どう反応すればいいんだ?(笑)
そして9回はマリナーズ戦初戦以来の登板となる上原。
「勝ちパターンのリリーバー」の地位をつかみとった。
今日は1番アンドラスを6球目でライトフライ。
2番ヤングには2球目をピッチャー強襲ヒット。
3番ハミルトンはノースリーから建て直して8球目でレフトフライ。
4番ゲレーロには5球目をレフト前ヒットで1、2塁。
しかし5番モリーナを4球目、セカンドフライに打ち取って試合終了。
ランナーは出したが、4点差ということもあって……いや、でもやっぱり長打を打たれたらこわいので、最後は「Game Day を凝視する女」になっていました、はい。
注目すべきはフォークが1球もなかったこと。カットボールを少し混ぜていた程度でほぼストレート。「フォークが落ちない」と、よくブログにも書いているので、ストレートを軸とした投球にモデルチェンジしつつあるのか。でも、ここぞというところではやはりフォークを頼りにしたいはず。いろいろ模索中なのでありましょう。
これで、ここ14試合(17イニング)自責点1という成績。(その自責も、残したランナーをあとの投手が生還させたもの。)
さすがに「来季も契約すべきかどうか」という話があちらこちらに出るようになってきた。
上にリンクした記事だと、記者、ファンも含めほぼ全員が「イエス」。ただし、基本給を減額し、登板回数などのインセンティブを多くする契約にすべし、というもの。
上原がどういう道を選ぶかは別として、選択肢が広がってきたのはまぎれもなく我慢に我慢を重ねたリハビリと、今の好調なパフォーマンスがあってのこと。これからもチームと自分の未来のために、今シーズン最後まで投げ続けてほしい。