Poised : 落ちついて2セーブめ
いや~、クローザーは大変です(ファンも)。今日の上原は何試合ぶりだかに失点し、2点差につめられてなおもツーアウト3塁。ぜったい抑える、抑えてくれる、と自分にいいきかせながらGameDayを拝んでいたら、なんと画面がフリーズ。ひ~。めっちゃいやな予感に囚われながらべつの速報をさがしているうちに、次打者三球三振で試合が終わっておりました。は~~~、よかった。これで2セーブめ。
あとから映像を見たら上原は落ちついておりました。試合後に監督にインタビューした元名投手ジム・パーマー氏も「上原はまったく動じてませんでしたね」とコメントしてたし。往々にしてTV中継よりもラジオ中継のほうがホットであるように、メディアとしては映像があったほうが冷静に見られるもの。となると、熱さの度合いとしては
映像 < 音声 < Game Day < フリーズしたGameDay
となるんじゃあるまいか(^_^;; どうりで手に汗握ったわけだわ。
そんなわけで今日は1回、17球、打者5人、被安打2、三振2、失点1。防御率は2.0。
ゲムデにくわしい球種が載っていないのでよくわからないけれど、三塁打を打たれた球は若干高めだったような。でも、最後に三振をとったフォークは映像で見たらよく落ちていた。このあとずっと最後に投げるのか、左腕のゴンザレスと入れ替わり立ち替わりなのかはわからないけれど、つぎの機会でもいい投球をして、またチームメートと喜びあう姿を見せてほしい。
オリオールズはレンジャーズとの最終戦と、昨日のホワイトソックス初戦を落とし、今日負けるとなんだかずるずる行きそうなところ。でも、ショウォルター監督のもとでは、そういうときにがっちり踏みとどまってくれるのが心強い。
今日はブライアン・マトゥスが前回(8回無失点)に続く7回1失点の好投。しかも6回までで98球に達しているなかで、7回も続投し、監督の期待に応えて三者凡退で締めた(最終的に117球)のがすばらしかった。今季は新人王も期待されながら6勝12敗と、苦労のシーズンになってしまったけれど、ここへ来て何かをつかんだのだと思いたい。
さて、8月を残り2勝3敗でいけば、なんとデイヴィ(デーブ)・ジョンソンの元で地区優勝した1997年以来初の8月勝ち越しが実現するらしい。どんだけ長いこと……というグチっぽいつっこみは置いておいて、ともあれ、ぜひ達成してほしい。
このあとオリオールズはレイズ、ヤンキース、レッドソックスとそれぞれ6試合ずつを残しているのを始め、強豪チームとの対戦がめじろおしになる……というか、それしかない。
しかし、それについて感想を求められたショウォルター監督は、びしっとひとこと:
"So what?"(それがどうした?)
さらに続けてこうコメントした。
「昨年ワールドシリーズで優勝したチームは? そう、ヤンキースだ。東にいようが西にいようがナリーグにいようが、どっちみちヤンキースを越えなくてはならない。
ヤンキースはわれわれのバロメーターだ。目ざす地点だ。しかもタンパが走っているからたいがいのいいわけは使えない。だれにでもできるんだ」
明日も(もう今日か)勝とう、オリオールズ!