Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's:上原に年俸調停オファーせず

今日(現地23日火曜日)は、年俸調停申請の期限なのだそうで。

ボルチモア・サン〉の記者、ダン・コナリー氏のツイートによれば、オリオールズは上原に、年俸調停をオファーしないことに決めた。

上原の場合、年俸調停(arbitration)がオファーされてそれを受け入れたら、8MILは下らない契約になるのではないかと、少し前のオフィシャルサイトの記事にあった。でもって上原はタイプBなので、受け入れずに移籍しても、オリオールズはドラフト指名権を余分に得ることになる。なので、ここ最近のファンの声では「残るかどうかは別として、とりあえずオファーすれば?」というものが圧倒的に多かったんですけどね。オリオールズはやっぱり財布の紐が固いなあ(^_^;; 

この「オファーせず」のツイートと時を同じくして上原ブログには「早くチームが決まってほしいなぁ。(中略)まっ、あと何年出来るか、一年一年が勝負になってきた。」の書き込みが。

やはり調停のデッドラインを気にしていたのだろうか。(たぶん。)

ところで、年俸調停をオファーしない=戦力としていらない、ということではもちろんなく、サンの情報によれば、チームは上原の代理人とずっと連絡は取りあっているとのこと。ただ、もっと安く契約を結びたいわけですね(故障歴がネックなのは間違いない)。

しかし、そんなことしてたら他のチームにさらわれますぜ。今季終盤の快進撃の原因をどう分析するかにもよるけれど、上原の、あのストレスフリーな(それでもわたしにはめっちゃストレスだったが(^_^;;)クローザーっぷりも、かなり大きな要因だったはず。Mゴンザレスにはあんなピッチングはのぞむべくもなく、他から取ろうとすれば8MILでは取れないのだから、早く契約してしまえばいいのに……。

折しも、最近わたしが気に入っている星占いサイト(石井ゆかり氏の『筋トレ』)の、今週の牡羊座の占いに「何かに導かれるように、遠い場所に移動する人もいると思います」ということばが(笑)。

興味のある方はこちら→http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/week/101122aries_w.html

万が一移籍することになっても同地区はやめてね(涙) あったかい西海岸とか、アリゾナとかテキサスとか(あったかくないか。「暑い」と「暖かい」はちがう)うんと遠いところなら、新チームとボルチモアと両方応援できるから。……でもやっぱり少なくとも来年は残留してほしいです。バック・ショウォルターのもとで1年間フルに働いてほしい。

そんなわけで、まだ当分は気がもめることになりそうですが、そのバック・ショウォルターの組閣もようやく終了。ショウォルター監督、ポストシーズンが始まるころに、「ワールドシリーズが終わるまでには決まっているだろう」なんて発言していたのに、結局2か月もかかってしまいました。なんといっても "Manegerial carousel"(監督たちのメリーゴーラウンド)と呼ばれた、今季の監督コーチ総取っ替えの波に巻きこまれてしまったのが大きかった。結局、ベンチコーチとして、元メッツ監督のウィリー・ランドルフ氏と契約を結び、最終的に以下の陣容となったようです。主なメンバーを。

◎監督:バック・ショウォルター

ベンチコーチウィリー・ランドルフ 94年にショウォルターのもとで初めてメジャーのコーチに。2005ー2008年までメッツ監督。その後2年間はブルワーズのモッカ監督のもとでベンチコーチ

◎三塁コーチ:ジョン・ラッセル 2008年から今季終了まで3年間パイレーツ監督。捕手出身なので、マット・ウィーターズの育成に力を発揮してほしいと期待。

◎投手コーチ:マーク・コナー ショウォルター監督のもとで投手コーチを務めるのは4回めということなので、つまり毎回ということですよね。腹心とも言えそう。

◎打撃コーチ:ジム・プレスリー ダイヤモンドバックス時代にショウォルター監督の下で打撃コーチを務めた。今季はマーリンズの打撃コーチ。

ブルペンコーチ:リック・アデア 前マリナーズ投手コーチ。

◎一塁・外野守備コーチ:ウェイン・カービー(46) スタッフ最年少。メジャーコーチとして半年以上の経験がない唯一のメンバーともなる。過去5年間はレンジャーズのマイナー組織で外野守備・走塁コーチを務める。

どうですこの経験豊かなスタッフ。メジャー監督経験者がチームに3人! 大丈夫なのか?(笑) まあ、バックならまとめてくれると信じましょう。なんだかコーチ陣総入れ替えでそっちにお金がかかりすぎてコウジに払えないんじゃあるまいね、とうがった見方もしたくなったりして(^_^;; もちろん監督・コーチは大切。とくにこれまでのオリオールズは、長らく務めたコーチやマイナー上がりのコーチが多かったので、おそらくはアットホームな雰囲気、悪く言えばゆるい空気があったのではと想像されるが、来季はそんな空気は一掃されるだろう。

しかし同時に、試合をするのはあくまでも選手なのだ。いい補強、いい更改をして、そして何よりもコウジをしっかりつなぎとめてくださいよ。お願いします。