Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's: 行く人来る人(追記:川上にも興味)

前記事のコメント欄でも触れたように、ウィンターミーティング初日の6日、オリオールズダイヤモンドバックスのあいだでトレードが成立した。

ダイヤモンドバックスからマーク・レイノルズ+後日指名選手(PTBNL、もしくは金銭)、オリオールズからデイヴィッド・ヘルナンデス+カム・ミコリオというマッチング。

大砲不在で(ウィギントンとスコットの29本が最高)、その上AL東の左腕投手にやられまくった今季の成績を受けて、右の大砲を探していたオリオールズと、ブルペン再建をめざして、去年からヘルナンデスをほしがっていたというダイヤモンドバックスの思惑が一致したというもの。双方の地元マスコミやファンからも、おおむね好意的に受けとめられている様子だ。

レイノルズは3年連続200三振以上しており、今季は太もも痛や頭部死球、親指の怪我などを押しての出場で打率も .198。

それでもHR32本、打点85は、今季のオリオールズの誰よりも多い。

しかもまだ27歳。どうかオリオールズで働き盛りを迎えてください。

実はオリオールズの三塁にはプロスペクトのジョシュ・ベルがいる。

ところが怪我人の多発で今季早めに昇格したベルは、まだとてもメジャーで使い物になるレベルに達していなかった。クリフ・リーから1試合2HRを放つなど、パワーは見せつけたけれども、選球眼が悪くて三振の山。そこでもう少し3Aで経験を積ませることにして、27歳のレイノルズを取ってきたというわけ。(しかしそのレイノルズも年間200三振する人なのね(^_^;;)

さて、これで三塁が埋まり、一塁は……という話になった今日(7日)、一塁も二塁も三塁も、とにかく空いてるところがあればどこでもこなすタイ・ウィギントンが、ロッキーズとの契約に合意した。2年7.5MIL(+3年めのオプション)だそうな。今季打率.248 、22 HR、76 打点。オリオールズから唯一オールスターにも選出された。(しかし、守備固めで1回守って、その裏打席が回ってきたらジラルディ監督に代打を出された(涙))

見るたびになぜかドラえもんを思い出すウィギー。コロラドでもがんばってほしい。

こうして音無の構えから一転、WMモードに突入したオリオールズだが、つぎに狙うのはレイズのショート、ジェイソン・バートレットとも、ダイヤモンドバックス一塁手アダム・ラローシェとも言われている。(残念ながら松井秀喜の名は、今のところ地元マスコミには登場していない。)

しかし、レイズもヘルナンデスがほしかったらしいのに、もう弾がないやん。どうするんでしょ。

【追記 8日朝】レイズはリリーバーのアルフレド・シモーンと外野手のノーラン・ライモルドを要求。ライモルドは昨年末にアキレス腱手術を受けた影響で今年は不調が続いたが、オリオールズは非常に高く買っていて手放したくないため、話し合いは不成立に。ショートには一応(と言っては失礼だけど)守備のいいイズトゥリスがいるので、無理してまではバートレットを取りに行かないもよう。

ところで、記者たちは、だれもかれもがツイートしまくるので、向こうでミーティングが始まる時間になると、タイムラインはほぼWM関連で埋め尽くされ、ミーティングのざわめきが伝わってくるかのような錯覚をおぼえる。単なる噂、憶測、願望(?)……あらゆる情報がごたまぜに飛び交っている。

スポーツイラストレイテッド誌のジョン・ヘイマン記者は、ナショナルズがクリフ・リーに7年契約をオファーするんじゃないかというとてつもないツイートをしていた。ほんまかいな? どんだけ金あんねん、ナショナルズ? と、つい、ニセ関西弁でツッコミを入れたくなってしまう。実現したらおもしろいけどね~!

そんなこんなで、わからないなりにフォローしているウィンターミーティングなのでした。

【追記 8日朝】

・さすがにナショナルズのクリフ・リーネタは、ガセだったようです(^_^;; すぐに訂正が入ってました。しかしリーの相場はどうやら7年まで跳ね上がっているらしく(でもどこがオファーしているのかは不明らしい)、今のところ6年でまとめようとしているヤンキースは、じれているもよう。

・コネルコはホワイトソックスの思惑よりかなり高めの要求をしているので、今のところ交渉はストップしているみたい。でも、基本線はやはり古巣か、との観測。

松井秀喜の名は、ツイッターではあまり見かけないけれども、それはたぶん大物がまだ片付いていないせいではないかと思われます。

【追記:8日16時:スポーツジャーナリストの生馬アイザック氏がツィッターで、O'sのマクフェイル球団社長に松井について取材したところ「来シーズンの我々の左打ちのDHはルーク スコットだ」と明言したと伝えています。残念ながらオリオールズ行きはなさそうです。】

・今日になってオリオールズ地元紙に川上憲伸の名が登場! ブルワーズ、パイレーツなど他にもいくつか名前が出ているので、来季もメジャーで姿が見られそうですね。ブレーブスは、来季年俸のどのくらいまでを肩代わりしてもらえるか探っているようで、オリオールズというのも案外現実的な話かも。WM前にいくつか高額のオファーをしているのでお金はあるし、ミルウッドに代わるベテランスターターは必要なので。(サン紙では、上原を呼び戻すためにもいいかもしれない、とあった。)

・そしていつものようにLast but not least, どうやらコウジとの契約はかなり進展して、再契約間近との情報。ヤッホー♪ 今日の夜TV出演があるので、ひょっとしてその前に……と期待。でもまだわかりません。