Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

リーはフィリーズへ!

"Cliff Hanger"((c)スポイラ誌 うまい。座布団一枚!)などと言われながら、ずーっと所属先を熟考しつづけていたクリフ・リー。

正直なところを言わせてもらうと「AL Eastに来ないで!」というのが本音ではあったのだけれど、あまりの熟考ぶり、そしてあまりの情報錯綜ぶりにすっかり興味を惹かれて、ウィンターミーティング以降毎日「リーはどこへ行くのかな」とツィッターをながめるのが日課になっていた。

ヤンキースとレンジャースが争奪戦の二大ライバルだと思われていたわけだが、第三の「ミステリーチームがいる」という噂も絶えなかった。

すると今日の午前中(日本時間)になって、「ミステリーチームはフィリーズだったことが確認された」というツイートが。しかもオファーの金額はNYY、TEXよりも低いらしい。

ええっ、それでもまだひっぱっているということは、もしかして……と思っていたらちょっと前に、リーがヤンキースにもレンジャーズにも断りの連絡を入れて、フィリーズを選んだという一報が入った。

だれもが、リーは最も高額のオファーをしたチームに行くものとばかり思っていた。(フィリーズも当然そう思っていたはず。だからこそ契約が切れる前にトレードをしたのだ。)

けれども、そうではなかった。

WSを狙えるチームということなら、レンジャースだってヤンキースだってもちろんあてあまる。じゃあ何が決め手だったのか。興味あるな~。

ていうかハラデー、リー、オズワルド、ハメルズっていうローテーションはすごすぎるんじゃないか。反則モノだわ……(^_^;;

さあ、これでヤンキースはどうする。グレインキーはニューヨークに連れてきたらつぶれるんじゃないかと心配しているという話もあり、先発ではなくブルペンの強化に向かうのではないかという読みもあるようですが。

まだメジャーを見始めて日が浅いのでようわからないことが多いのですが、この動きの激しさ、ダイナミズムは、やはり魅力的です。

さて、そんな中、上原は無事身体検査をパスして、いよいよ契約が正式決定。肩ヒジのMRIも腰のヘルニアも全部検査するのだそうですね。よかったよかった。本人のブログによれば、明日、私服でぶらっと行ってサインするのだそう。あっちの報道はリー一色だし、こっちはゴジラのニュースで埋め尽くされそうだけど、だれか写真一枚ぐらい載っけてくれい(笑)

また何かありましたら追記します。

【追記:15日】

やはりみごとにベタ記事扱いになってる(^_^;; 写真も一枚もないです(笑)

えー、masnとサンに契約後の上原本人のコメントが載っていたのでお伝えします。(本人は日本語で話していますが、記事は通訳のBangさんが英語に訳したコメント。それをまた管理人が訳していますので、上原本人の言葉とはたぶん違っています。)

「またオリオールズに戻れてとてもうれしいです」

――再契約の決め手は?

「チームへの愛着です。ここに2年いて、今シーズンの最後はいい感じで終われたので。メジャーでやっていく自信が少しついたと思います。ボルチモアに戻ることを最優先に考えていました」

――まだクローザーと決まったわけではない?

「現時点では自分でクローザーだと思っていません。クローザーをやってくれと言われれば喜んでやりますし、セットアッパーをしてくれといわれればやります」

――レイバンズの試合で二度ほど姿を見かけたという話がある。

「生で見るのはなかなか日本ではできないことなんで、すごく楽しかったです」

フットボールの話題が出るあたり、地元にも溶け込んだなあと。いい感じのコメントだと思います。

その他のオリオールズのこまごまとした動きもまとめておきます。

・イズトゥリスと再契約。ウィギントンはチームを去る道を選んだけれど、イズトゥリスはショート、セカンドのバックアップとして1年契約。いてくれれば何かと心強いのは確かですね。

・RHPジェレミー・アッカード(30)と1年契約1.08MIL。ブルージェイズで2007年にクローザーとして30セーブをあげるも、その後はマイナー暮らしがメイン。故障だったのか不調だったのか。

・O'sからFAになっていたRHPマット・アルバースはBOSと1年契約。今季ものらりくらりとしたピッチングで、3Aに降格させられそうになるたびに、なぜか踏みとどまってきたアルバース。身体が強くていつもそこにいる、というのが最大の強みかも。

オリオールズの2Aブーイで .279、33HR、98打点の成績を残したジョエル・グズマンが中日ドラゴンズと1年契約。落合監督の指導を受けてさらに花開くか。注目です。