ゲレーロ？（ツイートに振りまわされる）

20日ぶりのエントリです。間が空きすぎていて申しわけありません。なんやかやでかけずりまわっていて、もう少しこんな感じが続きそうです。

ところで、いったん静かになっていたオリオールズ周辺が一昨日、昨日とちょっとした盛りあがりを見せました。曰く「ウラジミール・ゲレロ、オリオールズと１年契約」。うーん、噂なのか事実なのか……。

MLB Traderumores で「オリオールズがゲレロとの合意間近」と報じられたのが一昨日。これに対し、地元記者たちは一様に否定的見解を示しました。球団はゲレロに興味がないわけではないが、今は先発投手と左のリリーバーに重点を置いている時期。DHにはルーク・スコットがいるし、スコットを外野に回すとしてもレフトにはピエとライモルドがいる、というのがその理由。

ところがその後レイズがデーモン、ラミレスと合意し、エンジェルスがブルージェイズからウェルズを獲得したため、ゲレロの行く先が一気に狭まりオリオールズ行きがいきなり現実味を帯びてきたわけです。

さらに追い打ちをかけるようにMLBネットワークラジオのジム・ボウデンが「ゲレーロがオリオールズと１年契約合意間近」とツイートし、オフィシャルサイトにも記事が掲載されたので、「わー、マジで？　ほんとに来るんだ」とわたしも驚いたのですが……。

けっきょく誤報だったみたい。アンディ・マクフェイル球団社長が「報道は誤り」ときっぱり否定したとのこと。もちろん可能性が０になったわけではないけれど、やはりスプリングキャンプを目前にひかえた現時点での残る課題は投手陣のさらなる整備なわけで。

もっとも、その投手陣の整備のためにピエあたりを放出し、スコットをレフトに移動してDHにゲレロというシナリオもなくはないのかもしれませんが……。（ピエは足が速いし、打撃もなかなか意外性があっておもしろいんだけど、かなりな不思議ちゃんでして、昨年１１月にはドミニカのウィンターリーグで判定にぶち切れ、審判に飛びかかろうとして退場になる事件があった→http://www.masnsports.com/school_of_roch/2010/11/pies-tantrum-on-tape.html）

何が起こるかわからないオフシーズンが、今年はツィッターの隆盛によってますますわけがわからなくなっているような。現地のファンの中には振りまわされてもみくちゃになって「わたしの心をもてあそぶのはやめてくれ」と書きこんでいる人もおりました(^_^;;

まあしかし、ゲレロが来る来ないにかかわらず、今オフは相当精力的な補強を行ったので、全体のケミストリがどのように変化するかはとても楽しみ。これまでFA選手にそっぽを向かれがちだったオリオールズだけれど、グレッグもデレク・リーもショウォルター監督就任でチームの雰囲気が変わったことを移籍の要因にあげているし、その監督が新戦力をどんなふうに使いこなすのか興味津々です。