Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

オリオールズ選手往来

2月ですねえ。プロ野球もキャンプイン。佑ちゃんに群衆が群がっていて大変だなあと思うけれど、近くにいたらきっとわたしも見に行くので(笑)えらそーなことは言えまへん。

メジャーリーグは、オリオールズなど数球団が2月14日からバッテリー組のキャンプイン。それでもまだぎりぎりまでチーム編成が続いております。いくつか動きがあったので簡単にご紹介。

・右腕、ジャスティン・デュークシャーと合意(身体検査待ち)

デュークシャーは通算33勝25敗、防御率 3.13の33歳。オールスター選出経験もあるが、怪我が多く、昨年5月に左股関節(多分)の手術を受けてシーズンを棒に振り、アスレチックスからFAになっていた。

手術をした箇所は left hip で、「左臀部の手術」と訳している新聞もいくつかあったけれど、臀部の手術って聞いたことがないなあ(苦笑)。hipという単語は、日本では「お尻」と訳されることが多いけど、実は腰まわりとか股関節を指すことも多く、少し語感がずれているので要注意です。MLBのサイトを見ても今イチわからなかったのだけど、どうやら大腿骨骨頭の臼蓋形成不全か何かで、少し骨を削る手術だったみたい。全治6か月ということで、ほぼ完治し、このオフは何球団かのスカウトの前でピッチングを披露し、最終的にニュージャージーの家族とも近いオリオールズを選んだ。このオフに大々的な補強を行って、勝利を目指していることも大きな要因だったとか。(デレク・リーも同じことを言っていた。)

契約条件はベースが$700,000で、ちゃんと開幕時にロースターに入れれば $1.1 mil。さらにさまざまなインセンティブで最大$4.5 milだとのこと。上原の契約もそうだけど、チームにとっても選手にとってもリーズナブルな契約と言えましょう。ガスリー以外は若手ばかりのローテなので、ぜひぜひ怪我をせずに力を発揮してほしいところ。バリバリ力で押すのじゃなく、きわどいコースにていねいに投げるタイプのピッチャーのようですね。

・ゲレロにはオファーしてずーーーっと返事待ち

合意したとかしないとかあれこれ情報が錯綜していたゲレロとの交渉だけれど、その後けっきょくオファーだけはして(たしか4mil前後)返事待ち。ゲレロ側は「じつは8milのオファーが来てる」と言っているらしいのだけど、「だったらなぜさっさと契約しないんだ」と誰もが思っていて、要するに条件闘争ということみたい。

しかし、日本人の感覚だと2月に入ってもまだ身の振り方が決まらず、契約条件をめぐる駆け引きを続けるなんて、なんだか落ちつかなくていやだろうと思うんだけど、あまりそういうことはないんでしょうかね。

・マーク・ヘンドリクソンとマイナー契約

左腕の中継ぎヘンドリクソン。昨年はちょっと打ち込まれる場面が多くてすんなりと再契約を勝ち取れず。ロッキーズからも声がかかっていたらしいのだけど、子どもが産まれたばかりだそうで、ヘンドリクソン自身はたとえマイナー契約でもいいから残留を熱望していたらしい。開幕ロスターではなかったとしても、いつの間にか昇格してチームにいることになるでしょう。

・シモンは釈放されず

年越しの群衆のなかでいったい何が起きたのか未だ不明なままドミニカで拘留されているアルフレド・シモン。「空へ向けて発砲したら当たってしまった(?)」という話もあり、シモンの銃の弾道検査がシロだったとう情報もあり、一方で「いや、あいつが狙って撃った」という証言もあり、情報が錯綜していて保釈が認められなかった。春季キャンプ初日の2月26日だかまでに来られなければ「制限リスト」に移されるとのこと。しかしどんないきさつにせよ、なんでこんなことに……と思う。飲酒運転で逮捕された選手もいたし、選手のみなさん、オフの過ごし方は大切ですよっ!

オリオールズ傘下球団とNPB球団間の選手往来

ボブ・マックローリー→ロッテ

「メジャーでは通算15試合で0勝0敗0セーブ、防御率16・46。制球にやや難があるタイプだが、パワーピッチング一辺倒にならない決意で来日した。

昨季までオリオールズに所属。同僚だった上原とは、日本語を交えて冗談を言い合う仲だった。丁寧にコーナーを突く上原の姿には、日本で成功するためのヒントが詰まっていた。「質のいいストライクを投げることがキーになる」。制球を重視して安定感のある守護神を目指す。(スポニチ)」

デニス・サファテ(サーフェイト)→広島

「投球割合の8割近くを占める平均球速94mph(約151km/h)を誇る最速99mph(約159km/h)の速球が最大の武器で、スライダーやカーブ、チェンジアップも投げ分ける。しかしコントロールに難があり、奪三振が多い一方で四球が失点に絡むパターンが多く、2008年は被打率.218と良好な水準であったのに対し、防御率は水準以下となった(ウィキペディア)」

スピードはあるけどコントロールがってタイプばかり?(^_^;; いや、たしかにわたしの中にもそういうイメージがきざまれておりますが、日本で鍛錬を積んでぜひ制球力を身につけてもらいたいです。

ジョエル・グズマン→中日

グズマンは母国では名を知られた存在で、中日はブランコ獲得以前からその実力を認め、注目していた。01年には当時ドミニカ共和国史上最高額の3億円で米大リーグ・ドジャースと契約。ドジャースとレイズでメジャーを経験し今季はオリオールズ傘下2Aで33発を放って本塁打王を獲得した(ニッカン)」

ブランコ以上に働いたりしたら中日がますます強くなっちゃうけどがんばってほしいです。(巨人戦以外で(笑))

ジェフ・フィオレンティーノ 広島→オリオールズ傘下

オリオールズは31日、昨季広島に所属したジェフ・フィオレンティーノ外野手(27)とのマイナー契約に合意した。地元紙ボルティモア・サンが報じたもので、メジャーのキャンプには招待されないという。

 広島での登録名はフィオで、昨季は44試合に出場し、打率2割4分6厘、2本塁打、15打点だった」

あまり働けずに送り返されたもよう。でも長くて言いにくいとはいえ、名前を縮めて登録名にするってどうなのかしら。少し気の毒なような。例えば、もしもMatsuzaka が長ったらしいからと登録名Matsuにされたらどうなんだろう。名前は大切にしないとね。

そういえば、オリオールズとは関係ないけど、長らく日本で活躍したクルーンも今年はSFジャイアンツのマイナー。ツイッターで毎日のように「日本で現役を終えたかった、今でも日本が好きだ」と嘆いている。ちょっと意外でした。アメリカでしっかり投げて、またどこか日本の球団が契約してくれるといいですね。

そしていつものように last but not least で上原のこと。

おそらく間もなく渡米すると思うのだけど、今は高校の同級生建山 とともに自主トレ中。きのうは建山 が「上原のキャッチボールえげつなかった。手めっちゃ痛い!」とツイートしていた。上原本人も仕上がりは順調といろいろなところで語っている。グレッグもいるけど、わたしはあまり心配してない。とにかくケガをせず、しっかりと力を出せれば収まるところに収まるはず。新生オリオールズの中でフル回転する姿を楽しみにしている。