O's:マーケイキス、スーパーキャッチ!
オリオールズ3 - レイズ1 ○ きょうも快勝! なんかびっくりなことがいろいろあった試合でした。
まず、クリス・ティルマンが6回をノーヒット(3四球)に抑えるナイスピッチング。スプリングトレーニングでは今ひとつぴりっとしなかったので、今日は6回3失点ぐらいにまとめてくれればと思っていましたが、なんのなんの。残念ながら6回までで101球と球数が多かったのでノーヒットのまま交代しましたが、こういうピッチングを続けてくれるといいなあ。
去年までのティルマンは、ちょっと安定感に欠けるところがあり、すごいナイスピッチングの次の試合でまためろめろになってしまうことが多々あったので、今季はそんなイメージを払拭してほしいです。
7回はアッカードがリリーフ。ピンチを招き、2死1、2塁からショパックにレフト前ヒットを打たれますが、前の回にスコットの代走で出てそのままレフトに入っていたピエがレーザービーム! ウィーターズもナイスブロックで得点を許さず。
すると8回表、レイノルズヒット、ハーディー四球の1、2塁からB-Robがスリーラン! B-Robさま、あなたはすごすぎます。
8回裏はゴンザレス。しかしいきなり二人を歩かせてしまい、次の一人を打ち取ったところでコウジの登板となりました。やはりシーズン当初のクローザーはグレッグということのよう。
日本時間で言えば今日4月3日が誕生日の上原。ひとりめのファルドは4球で見逃し三振。ぴしぴしとストライクが決まり、ゴンザレスがかき乱した流れを一気に沈静化させていきます。これぞ上原!
しかし次のラミレスには初球をレフト前に運ばれて1点。いいのよ、長打でなければ。ドンマイッ。
【4/9追記:マニー・ラミレスはST中の薬物検査で陽性反応が出て100試合の出場停止処分を受けたため、今日引退を表明。結果的にこの試合で上原から打ったタイムリーが現役最後の安打ということになりました。シーズンが始まったばかりでこんなふうに終わってしまうのはとても残念です。】
3人めのダン・ジョンソンは、ファウル、空振りで追いこみ、力ないセカンドゴロに打ち取り3アウト。リードを守り抜きました。よかった~。
ちなみに有名な話ですが、今日4月3日は上原のほかに高橋由伸、阪神の金本選手の誕生日でもあります。そして4月2日は高橋尚成とマーク・クルーン。4月1日は桑田真澄。なんなんでしょうね、野球選手を生み出すこの星回りは。やっぱり炎の牡羊座なのか?
さて9回はクローザー、ケビン・グレッグ。先頭にヒット、1死後四球で1,2塁。次の打者を三振にとってツーアウト。やだなー(^_^;; 四球を出すクローザーはどうにも好きになれない。
次打者はゾブリスト。Game Day で見ていたので、初球を打ち上げてライトフライ、試合終了、万歳! と思ったのですが、ただのライトフライじゃなかった。こんなのです。
いやあ、マーケイキスすばらしい。この超美技がなければまちがいなく同点だったことでしょう。ツイッターのハッシュタグ#Oriolesはマーケイキスへの賛辞であふれ、11時半すぎにはなんと、その瞬間世界で最も話題になっているワードを意味する「トレンド」の欄に Nick Markakis の文字が! 感動しました(笑)。
アメリカンリーグのライトにはイチローがいるのでマーケイキスは気の毒なんですが、ホント、いつゴールドグラブを取ってもおかしくない選手だと思います。ロバーツなどは「ニックがGGを取ったことがないなんて犯罪だ」とまで言うほど。今年はイチローの対抗馬として正面から挑めるような成績をあげてほしいです。
コメント欄にも書いたのですが、2試合フォローして、オリオールズは、間違いなくバック・ショウォルターのチームになったと確信しました。きっちりしたピッチングに、すばらしいディフェンス。ここぞの1本。今日みたいにうまく行く試合ばかりじゃないことはよーーーくわかっていますが、去年前半まで持てる才能をちっとも発揮できなかった選手たちが、生き生きと動いているのがわかります。
さ、あしたはいよいよブリトンのデビュー。一族郎党30人が応援に来るらしいです(笑)。難しいこと考えずに、とにかく楽しく投げてもらいたいです。