Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

3ラン被弾:くやしい勝利投手

きのうのエントリに「終盤まで粘ってなんとかブルペン勝負に持ち込み犠飛でもなんでもいいから得点をもぎとって、どろどろの執念を見せてほしい」と書いたら、期せずしてそのとおりの試合になっちまいました(^_^;;

というか、そうなるはずではなかったのになってしまった……。

オリオールズ5ーレッドソックス4 ○

ガスリーは今日も粘りのピッチング。今年はほんとうに安定してます。

4回表にピンチがあったけれど、マーケイキスの好返球とウィーターズの好タッチアウトで得点を許さず。(試合後、ショウォルター監督も絶賛のプレー。特にウィーターズのタッチをほめていましたね。彼のホームでのタッチプレーとファウルチップの処理は、監督コメントにしばしば登場する絶賛ポイントです。)

すると4回裏にDリーが絶好調のベケットからポテンヒット二塁打)。

セカンド・センター・ライトの三角地帯に落ちたもので、ベケットが少しムッとした表情。これがもしかして次への伏線になった?

ゲレロ凡退のあとルーク・スコットがライト場外へ特大の2ラン。そんなに強振したようにも見えないのにすさまじい打球でありました。でもって、TVでは確認できなかったけれど、バットを投げすててうれしそうにベース一周するスコットにベケットがかみついて二言三言言ったのだとか。

そしておそらくはそれがまた伏線となったか、次打者のアダム・ジョーンズは甘い球を見逃さずこんどはレフトにHR。3-0。次の回にもロバーツの犠牲フライで1点入れて4対0となりました。

しかし、ボストンだとかヤンキースだとか、いや、それを言うならどのチームとやったって、4点差で5回なんて全然まだ勝ってる気しないもんね。エッヘン(いばるな。)

ガスリーは好投ながら球数がかさんで6回でチェンジ。あとをうけたアッカードがなんと7球かそこらですいすいと7回を切りぬけて、「あ、なんかいいかも?」と思ったのだけれど、この球数の少なさが今日は落とし穴になりました(汗)。

きのうはジム・ジョンソンが7回をすいすい片づけて、8回も続投したらまたすいすい投げてくれた。そこで2匹目のドジョウとばかりにアッカードを8回に送り出したら1番エルズベリーにヒット、2番ペドロイアに四球。うわっ、やばいよー。だから回の頭からコウジを出せばよいのに……。

迎えるは3番A・ゴンザレス。オリオールズは今、左腕マイケル・ゴンザレスが不調で左のリリーバーがクレイ・ラパダだけ。やはり格の違いは否めずタイムリーを打たれて4-1。なおもノーアウト一、二塁。

ここでようやく上原に交代。

……っていうか「えーっ、ここで?」と。さっきも言ったけど本当に回の頭から出してほしかった。リリーバーも巨人時代をあわせて3年め+αとはいえ、クローザーが主だったから、正直言ってランナーがいる状態のところに出ていくのはあまり慣れていない。しかも先日来、セットポジションの投球に若干の不安をかかえているのに……。

するとその不安が的中して、なんと4番ユーキリスに2ボール1ストライクからの4球めを打たれてスリーラン。ガスリーの勝ちを消してしまいました。ショックだー。空振りを取った3球めより、ストレートが若干甘めに入ったか。今日はフォークもコントロールが今イチでストレートに頼るしかなかったのかもしれないけれど、いろいろ悔やまれる一球ではありました。

そのあと5番オルティスはレフトフライ。6番ドリューはフォークを振ってくれず、きびしいストレートも見逃されて四球。こういうところがホントにいやらしい。

しかし7番ラウリーはアウトハイのストレートで空振り三振。

8番クロフォード(8番なの?)はセンターフライ。助かった~~。BS解説の佐野さんも言っていたけれど、最低限勝ち越されなかったのは本当によかったです。

ダッグアウトに戻った上原はベンチに帽子をたたきつけてくやしがっていました。

グラブじゃなかったのが、さすが。

野球のくやしさは野球で晴らすしかない。

起用法に納得の行かないところもあるだろうけど、それもこれもひっくるめてエネルギーにしていってほしいです。

そんなわけで8回に一気に4点を追いつかれて、これまでだったらずるずる押し出されるパターンだったけれど、その裏、バードからマーケイキスとリーがヒットでノーアウト一、二塁。このところ当たりの出なかったマーケイキスが起点になったのが大きいです。守備でも活躍したし、これがきっかけになってくれるといいなあ。

で、ゲレロのときパスボールで二、三塁。そのあともう1度パスボールでマーケイキスがホームをつくも、タッチアウト。なんなんだ、もう! いろいろあるなあ、この試合。だいたいパスボール2度って、多すぎでしょう。

しかしこれでもめげずにゲレロがセンター返しのタイムリーを放ち、リーを迎え入れてくれました。

ゲレロさまさまじゃ~。きのうからリー、ゲレロの中軸が活躍してます。やっぱりクリーンアップが働くと得点力があがります。

9回はケビン・グレッグが驚くほどあっさり締めて5ー4で勝利。ふぅー。

上原ファンとしては非常にくやしい思いもしたけど、勝ったことで救われた部分も大きかった試合でありました。試合後、監督が、先日延長のすえ敗れたヤンキース戦を引き合いに出していたけれど、結果はどうあれあきらめない戦いはだいぶできるようになってきたのかな。出だしの4連勝は勢いばかりで地に足がついていない感じだったけど、8連敗をはさみ、勝ったり負けたりのぎりぎりの試合を重ねることで、少しずつたくましくなってきたのかも……と、思うことにしましょう。

明日はさらにキビシイかもしれないけど、バーゲセンだってちゃんと投げられれば実力あるんだからね。ヤンキース戦での大量失点のリベンジを果たすためにも、がんばってほしいです!

4/28 オリオールズ2ーレッドソックス6 ●

スイープならず。残念。勝ち越し点は7回、ボテボテのサードゴロだったし、少しツキもなかったか。

でもバーギーことバーゲセンが6回2失点とふんばったのは明るい材料。立ちあがりはちょっと球が浮いていたけど、投げるにつれて低めに沈む球が冴えていった。

6回、ノーアウト二、三塁という大ピンチに、ユーキリス、オルティスを三振、サルタラマキアをセンターフライ(大フライだったけどジョーンズが危なげなくファインプレー)にしとめて切りぬけたのは大きかった。その裏、ゲレロのHRでふたたび同点にし、バーゲセンは一度は7回のマウンドに立ったけれども、けっきょく投げずにスタンディングオベーションを浴びながら降板し、ジョンソンにスイッチ。これはジョンソンのウォームアップのための時間稼ぎだったみたいだけど、バーギー好投につき、こんな降板の仕方もいいかなと思ったりもした。

明日からはシカゴでホワイトソックスと3連戦。紅白靴下軍との連戦が続きます。がんばれO's。