Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

マット・ウィーターズ、ブレーク中

オリオールズ10-ホワイトソックス4 ○

マット・ウィーターズのRISP(得点圏)の打率がすごいことになってます。

なんと9割(10の9)。思わず笑いが出てしまう。

もちろん、そんなに続くわけがないとわかっちゃいるのですが、でもバッティング・コーチ、ジム・プレスリーとフォームを調整してから本当に楽にバットが出て、以前のように上下動せずに打っているのが素人でもわかる。

今日は勝ち越しツーランと、リードを広げる満塁からのツーベースで、しめて4打点。(ビデオ)

さらに先発のアリエッタがアップアップしていた2回には、スリーアウトめとなる盗塁阻止も。現在盗塁阻止率は45.5%で、これはア・リーグ2位(1位はOAKのカート・スズキ)。ショウォルター監督は常に捕手としてのウィーターズを絶賛する。攻撃面に関しては"He’s going to be as good as he’s capable being."(もてる才能を最大限に開花させられる選手だよ。)というのが決まり文句。フクザツな言いまわしだけど、要するに、いくら才能があっても努力や集中力が足りずに道を外れてしまう選手も多い中で、ウィーターズは真面目で、努力家で、必ず才能を発揮できるというショウォルター監督一流の褒め言葉なのだと思う。デビュー時からすごい期待を背負ってきたがゆえに、性急なファンやマスコミから「看板倒れ」みたいに言われることも多いウィーターズだけど、今年はブレークの年になりそうな予感。いや、予感じゃない。現にブレークしつつあるし。がんばってほしい。

ほかには、ケガのハーディーに代わってショートに入っているロバート・アンディーノが3安打と依然好調で打率.333。〈ボルチモア・サン〉によると、アンディーノは、昨年まで集中力に欠けるプレーや態度の悪さが問題視されて、戦力外になる寸前だった。それがショウォルター監督の目にとまって昨年のセプテンバーコールアップで昇格。今春のキャンプでも結果を残し続けて開幕ロースター入りすると、ハーディーの離脱でチャンスをつかんで大活躍、と、まさにショウォルター監督によって見出された選手なのだ。一方、同じ内野のバックアップであるセザール・イズトゥリスは「調子のいい選手がスタメン入りするのが当然」と納得しているばかりか、アンディーノにアドバイスを惜しまず、ショウォルター監督も「イジーはもうひとりコーチがいるようなもので、選手とコーチ陣の橋渡しをしてくれている」ととても感謝しているのだそうだ。

先発のアリエッタは5回3失点。制球定まらず、今にもずるずる行きそうだったけど、よく踏みとどまった。2、3週間前から腰に若干の張りがあるとのこと。でも、そんな中でもコンスタントにいいピッチングのできる投手なので、なんとかうまく調整してほしい。

ところで、日本のスポーツ紙にも出ていたけれど、今日と明日はホワイトソックスオジー・ギーエン監督が出場停止でベンチ入りしていない。27日のヤンキース戦で退場処分になったあと、まだ試合中なのにもかかわらずツイッターで"This one going to cost me a lot money this is patetic"(これで高い罰金を払わされる。サイアクだ)なんてつぶやいてしまったらしい。悪いけどなんか笑ってしまった。まったくいろいろあるなあ。

明日の先発はティルマン。前回はヤンキース戦初戦の予定だったが雨で流れ、脚に多少の張りもあったので先発を一度飛ばして臨む。明日はわたしは出かける予定があってたぶんリアルタイムではチェックできないのだけど(今日投げなかったから上原も投げそうだなあ……)なんとか今日の勢いをつなげてほしい。