Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

5割復帰(O'sです)

きのう(現地4/30)、今日(5/1)と勝って、13勝13敗で5割復帰。A'sもまったく同じ成績なんですね。なので、A'sファンのみなさまが間違えてクリックなさらないよう、タイトルに O's と入れときました(笑)。

この時期の順位はまったく関係ないとはいえ、去年がひどかったから今年は少しうれしいなあ。8連敗もあったし、4月のスケジュールきびしかったのに、よくぞ5月1日で5割に戻したもんだ。なのにMLBオフィシャルサイトの順位表間違ってますよ~!(11時現在) 今日の成績はまだ入ってないんだろうけど、それでも違うよっ。Baltimore w:10 l:13 て……イメージで記録してないかい? ちゃんと事実を確認しましょう。せっかく5月1日時点では地区3位なんだから。

4/30 オリオールズ6-ホワイトソックス2 ○

ティルマンが5回まで無失点と好投し、2-0とリード。しかし6回ウラに、突如ノーアウトからヒット2本と四球で満塁のピンチに。

ここでショウォルター監督は、なんと、4月中不振にあえいで本拠地の観客からブーイングされまくっていたマイケル・ゴンザレスを投入! きのうは外出していて、一球速報ではフォローできなかったのだけど、もしリアルタイムでチェックしていたら寿命が縮んだと思う(笑)。

しかしゴンちゃんは期待に応えてアダム・ダンを見逃し三振。続くリオスには浅いセンターフライを打たれ、アダム・ジョーンズの好返球を捕手のフォックスがとれずに(きのうはウィーターズくんお休みでした)1点を許したけれども、ピアジンスキーも三振に切って取って、1失点で切りぬけた。しかも続く7回も三者凡退(三振2)に。おみごと!

実は4/28のボストン戦で負けたとき、リードを広げられて降板しブーイングを浴びたわけなんだけれども、その試合後にショウォルター監督は「今日の球はよかった。結果は伴わなかったが、今日のような投球を続ければ復活は近い」と予言していたのですよね。すごい。で、おそらくは指揮官のこの言葉がゴンザレスに落ちつきをもたらしたということもあるのでしょう。(とはいえ、一球投げるごとにマウンドから転がり落ちるスタイルは変わらず。なぜあのフォームで三振が取れるんだ?(笑))

もうひとりこの試合で目立ったのは、前のエントリで「ショウォルター監督に見出された」と書いたロバート・アンディーノ。この日は1号HRに、ショートゴロの横っ飛びキャッチ→ゲッツー、さらには相手のパスボールで二塁から生還、と、走攻守すべてで集中力のあるプレーを見せた。ファーストへの送球がショートバウンドになって、Dリーのグラブさばきに助けられる場面も多々あるけれど、今、非常に乗ってる選手と言ってさしつかえないと思う。ハーディーも内心、ちょっと焦ってるんじゃないのかな。

そんなわけで、7回までは2-1と僅差の試合。8回にオリオールズが敵失をからめて4点を追加すると8回、9回は上原がリリーフ。8回はラミレス、クェンティン、コネルコを三者凡退に。9回は、アダム・ダンを三振に取ったあと、リオスにHRを打たれ、続くピアジンスキーにもヒットを許したものの、後続を打ち取って試合終了。33球、ERA2.79。

本人がブログで、2イニング行くと思っていなかったと書いていたように、今季初の2イニング。2イニングめに少しばたついたけれども、イニングまたぎができたこと、無事に試合を締めたことはとても大きい。よかった。(なのに昨日はMLBハイライトがなかったので映像は見られず。残念。)

「選手起用は監督から選手へのメッセージだ」ということが鮮明に感じ取れる試合であった。前日に大活躍だったウィーターズを休ませて「1年間働いてもらうんだからね」というメッセージを送り、ゴンザレスもしっかり意図をもって送り出し、上原が「この一ヶ月で監督の投手起用がわかってきた」と言うように、ブルペンにも「できるかぎり酷使(連投)を避けて、でも緊急事態は臨機応変に行くから準備しておけ」というメッセージを発している。

1か月かけて、それを選手もファンも「はーん、なるほどね」と納得しつつある、というところ。もちろんいつもいつもうまく行くというわけではないんだけど。でも「行き当たりばったり」や「その場しのぎ」じゃなく、長期的視点に立った起用法なんだなと納得できるのはいいものであります。

5/1 オリオールズ6-ホワイトソックス4 ○

ザック・ブリトンが5勝め。6イニング、被安打5、四球3、自責1、96球。

先発陣は、あの8連敗以降また勢いを取り戻し、ずっと安定感のある投球を続けているんだけど、6回以上投げられていないのもまた事実。ここらへんがひとつの課題ですな。

7回に登板したバーケンが一死満塁のピンチを作って降板。シーズン当初好調だったバーケンがこのところ結果を残せずにいる。昨年肩の故障があったのでちょっと心配。

ピンチをひきついだジム・ジョンソンが押し出しで1点失いながらしのぐ。そのまま8回も続投したけれどアダム・ダンに2ランを打たれて2点差に。たぶん先発陣が6回以上投げていないことのしわ寄せを一番受けているのはこのジム・ジョンソン(JJ)で、登板回数もブルペン陣の中では一番多いはず。JJも昨年ヒジを痛めているので、もう少し負担を減らしたいところ。

9回はグレッグがいきなり四球とヒットでノーアウト一、二塁。迎えるはコネルコ、リオス、ピアジンスキー。うー、やっぱり劇場型だわ、この人(汗)。しかしどうにか打ち取って(リオスは見逃し三振の判定に怒って退場になっちゃいましたが)試合終了でした。

打つ方ではスコット(5号)とレイノルズ(3号)にソロHR。また、ようやく最近少し当たりの出てきたマーケイキスが満塁走者一掃の二塁打。これをきっかけにしてほしい。(って、毎回書いてる。)

このシリーズは4連戦なので、明日はスイープをかけてガスリーが先発。今防御率はチーム1位(2.53)なのにまだ1勝しかしてない(前回上原が勝ちを消してしまったし)ガスリーになんとか勝ち星を。明日もがんばりましょう!