Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's: 完投、完投!

オリオールズ先発投手陣は、ここ最近、6回の壁を破れないのが課題のひとつだった。それを12日の対マリナーズ終戦ブリトンが突破。延長戦になったので勝ち星はつかなかったけれど9回無失点の快投をみせた。

すると昨日13日はガスリーが8回117球、3失点で完投。相手のヘリクソンも9回120球無失点だったので、残念ながら負け投手になってしまったけど、りっぱなピッチングだった。

そして今日は、今季ずっと苦しんできたバーギーことバーゲセンが完封返し! みごとレイズにリベンジした。

オリオールズ6-レイズ0 ○

しかも大きかったのは捕手がジェイク・フォックスだったこと。マリナーズ戦で2試合延長戦があったため、ショウォルター監督は半ば強制的にウィーターズを休ませたのだ。じつはここまでフォックスが先発マスクをかぶった試合は大量点を取られることが多くて、チームの大きな課題になっていた(捕手フォックスのときのERAが8.27、ウィーターズのときは4.03)。

それがバーギーと組んで完封勝利。

悩めるふたりがコンビを組んで、よくレイズをねじ伏せたな~。でも、バーゲセンには本来このくらいの力はあると思うのですよ。きょうは、今季、甘く入りがちだったストレートの制球がよく、さらにチェンジアップが非常に効果的だったみたい。

バーゲセンは今季初勝利で、メジャー初完封。

オリオールズの投手陣が2試合連続で完投したのは2003年7月10日、11日以来だそうな。(その前のブリトンも、完投ではないながら9回投げてますしね。)

きのう押さえ込まれた打線も、今日はウェイド・デイヴィスから4点をもぎとった。

5回にはレノルズのソロHR。(ずっと「レイノルズ」と表記していましたがReynolds は「レノルズ」と読むんですね。訂正します。)きょうはまだこの1本だったけど、毎日特打もやっているようだし、なんとか覚醒してほしい。

つづく6回にはフォックスのツーラン。ファウルで粘り、直球もカーブもカットしまくって10球めに打ったHR。価値ある一打だった。オープン戦で10本HRを打ちながら、シーズンではこれがまだ2本めだけど、出番が少ない中で打撃の勘をつかむためにあれこれ試行錯誤している最中らしい。試合後のインタビューでフォックスは、週に1、2度捕手として先発する自身も含めて、ようやく誰もがチーム内での自分の役割を理解してきて、そのために何をすればいいのかもわかってきたところだと言っていた。4月~5月のチーム状況と合わせて考えると「ああ、なるほどね」と思える、興味深いコメントであります。

明日はrubber match(ラバーマッチ:1勝1敗で迎える第3戦)。

先発はこのところ安定しているアリエッタと、ニーマンに代わって先発のソナンスタイン。ブルドッグ・メンタリティの持ち主アリエッタにがんばってもらいたい。勝ちたいよー!

【今日のBaseball English】

完封: complete-game shutout (完投: complete game)

配球: pitch selection/ pitch sequence

(先発投手が)試合後半まで投げる、イニングをかせぐ: go deep