Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

同地区に勝たなあかんねん

5/16 vs BOS 6-7X ● 5/17 ppd(雨天順延)  5/18 vs NYY 1-4 ●(延長15回) 5/19 vs NYY 2-13 ●

Painful...という言葉しか浮かんでこない。この2チームにこういう負けかたをすると、とてつもない悔しさがのこる。 きのうは朝から出勤で中継を見られなかったけれど、帰りの電車でツイッターをずっとさかのぼって読んでいるだけでも「ううう……」と胃が痛くなるほどのつらい結末。満塁から残塁の山、また山。そしてブルペンではゴンザレとアッカードが火付け役。

とはいえ、昨日の敗戦はとことんまで戦い尽くして、矢折れ刀尽きての負けだった。認めたくないけど、最後のぎりぎりのつばぜり合いを制するだけの余力がまだない。そして今日はガスリーが先発回避(昨日リリーフに回った余波)、ウィーターズがお休み(昨日2日分キャッチングしたから)、さらにロバーツとリーがDL入りし、前回レイズを完封したバーゲセンが、また悪いときに戻ってしまったので、どうにもこうにもしょうがなかった。

むしろ一番やっちゃいけなかったのは不調の松坂をKOして6-0とリードしてからひっくり返されたBOS戦でしたね。あの試合も相手打線に火をつけてしまったのはゴンザレスとアッカードだったのだけど。この2人、今後も使い続けるんだろうか? 今日3Aから呼んだリリーバーのジャクボースカスとトロイ・パットンは1試合でお役ご免になりまた3Aに降格なので、ブルペンのメンバーはしばらくこのままで行くのか。まもなくマトゥスくんが帰ってくるし、アルフレド・シモンが制限リストからはずれるので、そこでまた変更があるのだろうか。

そのBOS戦で、上原はブルペン陣の中で唯一無失点の好投だった。(もっとも、最初のユーキリスにはあわやホームランの大二塁打を打たれているので、まったく危なげなかったというわけではないけれど。)

さらに昨日のヤンキース戦でもヌネス三振、マーティンには安打を許すものの、ジーター、グランダーソン連続三振という胸のすくような投球を見せてくれた。今MLBTVで見て感動したところ。観客もすごい盛りあがりで、上原が現地のファンに愛されているのがよくわかる。これら2試合については、上原本人がブログで詳細を記しているので、リンクを貼っておきます。BOS戦 NYY戦

どちらもすばらしい投球だっただけに、チームが勝っていればなあとすごく残念。でも勝負だから仕方がない。負けたからといって好投の価値自体が薄れるわけではありません。チームがうまく回っていないときでも、いい働きをしつづけてほしい。そうすればかならず報われるときがくるから。

これは上原だけでなく、ガスリーやザック・ブリトンなど、好投を続けながらこのところ勝ちに恵まれていない投手たちにも向けた思い。チームの負けに気持ちを蝕まれてしまうのが一番もったいない。くじけずにがんばりつづけてほしいです。

最後にケガ人とロスターをめぐる動きを。

ブライアン・ロバーツ:BOS戦の初回、松坂への強襲ヒットで一塁にヘッドスライディングしたあと頭痛が消えないらしい。脳しんとう? じつは昨シーズン末にも、凡打のあと自分のバットで頭をゴツンとやって、脳しんとうでシーズンを終えている。(と書くとなんだかバカみたいだけど、そういうことって選手はけっこうやると思う。)

ヘッドスライディングも脳しんとうも去年から今年にかけて多くの選手がトラブルに見舞われているキーワード。どうか長引きませんように。7日間DLなので、なんとか最短で戻ってほしいと強く願っている。

デレク・リー:脇腹痛。これもマトゥス(肋間筋)、JJハーディー(斜腹筋)をはじめ、多くの選手が悩まされている(佑ちゃんもそうですね)。はじめはDay-to-day と見られていたけれど、ハーディーが痛みをおして出場しようとして長引かせたという事例があるので、慎重を期したもよう。いい判断だと思います。

セザール・イズトゥリス:右手にしびれがあり、来週火曜に尺骨神経の手術を受けることに。リハビリを含め、今シーズン最後に戻れるかどうかというところ。ちょっとショックだなあ。

かくして内野手3人が一気にDL入り。昨日ブルペンを使い果たしていたため、今日は野手11人(ベンチスタートは2人)で戦い、トロイ・パットンとクリス・ジャクボースカスをブルペンに加えて急場をしのいだが、先ほども書いたようにこのふたりは1日でまた降格になり、代わりに二塁手のライアン・アダムズと外野手ノーラン・ライモルドが昇格する。

ライアン・アダムズ(24):3Aノーフォークで .303、2HR、8打点。ロバート・アンディーノとともにB-Robの抜けた穴を埋めることを期待。今回が初昇格。

ノーラン・ライモルド:ノーフォークで.237、6HR、22打点。スプリングトレーニングは好調だったが、同じ外野のリザーブを争うピエにオプションが残っていなかったため降格に。リーのDL入りに伴い、レフトのスコットを主に一塁に回すことになると思われ(スコットも関節唇損傷で肩に痛みをかかえている)、ライモルドがピエと交代でレフトを務める予定。昇格でモチベーションをあげて、ついでに打率ももう少しあげてほしいな。でもライモルドのことはずっと気にかかっていたので、今回の昇格はうれしい。チャンスをものにしてほしい。

ここから来週にかけてシモン、マトゥスが戻ってくるのでさらなる変更がありそう。(ただしシモンは数か月後にまだ裁判があるらしい(汗))

明日からはナショナルズ戦。似たような成績だけど、同情しているヒマはないのよ(お互いに(^_^;;)。何が何でも勝ちましょう。