O's:競り負け【→カード負け越し】
オリオールズ5-レイズ7 ●
ふーーー。5割のカベ。なかなか到達できません。
今日はデイヴィッド・プライスをとらえて一旦は逆転したのに。6回のマーク・レノルズの今日2本めとなる12号逆転ツーラン。プライスが思わずがっくりとうなだれる会心の当たりでありました。
ところがこの10試合ばかりずっと安定してリードを守り続けたブルペン陣が今日は上原をのぞいて軒並み失点。
7回のジム・ジョンソンは、ツーベースのランナーを最終的にアンディーノの送球エラーで返されたので自責つかず。8回も0点に抑えましたしね。でもこれでガスリーの勝ちが消滅。5月のBOS戦で上原が消したのと合わせてふたつめかな。(もっとあるかも?)勝ち運にめぐまれたアリエッタに比べて、ガスリーはどうにもついてない。めげないでおくれ、ガスリー。
その後8回に、満塁からルーキー、ブランドン・スナイダーが粘り強く四球を選んで押し出しの1点をもぎとり、勝ち越し。ところが9回、グレッグは、一死後、ゾブリストに3ベース。ツーアウトまでこぎつけたもののコッチマンにタイムリーを打たれて同点に。はー、もったない!!
10回は上原が登板。先頭のジェイソに四球。めずらしい。
ルジアーノは2球めを送りバントで一死二塁。スモールポールをきっちり決めてくるレイズ。
ブリニャックは3球めで遊ゴロ。ランナー三進。
次はデイモン。ちょっと(というかかなり)いやな感じがしたけど2球めのストレートをセカンドポップフライ。パチパチパチ。スリーアウト。しめて13球。
今日はときどきすっぽ抜ける球があってハラハラしたけど、「投げてる感触は昨日よりも良かった」と本人は書いていました。本人にしかわからない感触ですね。
その後、レイズのブルペンに封じられるうちに、11回、アッカードが持ちこたえられずに2失点。勝負あり。うーむ。
ショウォルター監督が試合後に指摘したように、守り負けの部分も否定できない。JJが同点に追いつかれた送球エラーもそうだし。片やレイズには7回、ハーディーのHRをもぎとるルジアーノのプレーなども飛びだし、鉄壁の守り。
いい試合でも負けたら同じなんだけど、でもすなおにいい試合ではありました。その分余計にくやしいけど。
そういえば昨日NHKBSで放送された「ベストスポーツ」の月一コーナー「もみあげ通信」をご覧になった方はいるでしょうか。この中で上原は「できれば162試合全部勝ちたい」「(チームメートには)負けたらもっとくやしがってほしい」と言ってました。
この炎のような負けじ魂をなんとかオリオールズに注入してほしい。
ずいぶんいい戦いができるようになってきたし、場面場面でこれまでよりはるかにクオリティの高いプレーが見られるようになってきた今年のオリオールズだけれど、競った場面で最後に勝敗を決するのはやはり「勝ちたい!」という強烈な欲求だと思うのですよ。
明日はマトゥスくん。復帰して2試合はさすがにまとまった投球を見せてくれていますし、ケガして苦労した分、なんか大人っぽさが増した気がします。なんとかチームを勝ちに導いてほしいです。Go, O's!
6/12 6-9 ●
けっきょく3連戦負け越し……。
一番気になるのはマトゥスがなんと1回1/3 4失点というひどい内容だったこと。
見てはいないのですが、球速もキレもまったくなくて、レイズのマドン監督にも「ぜったいにまだ100%ではないと思う」と言われてしまったようです。
復帰後2試合も球速は140キロ台半ばで、昨年に比べるとダウンしていると指摘されていたものの、投球術でなんとかしのいでいたマトゥスくん。さすがだなと思っていたのだけれど、やはり強打のチームには通じず。
それよりもさらに気になるのは、試合後、ショウォルター監督が珍しくかなりいら立ったコメントをしていたこと。特にマトゥスがランナーを牽制せず、4盗塁されたことに関して「去年から何度も注意しているが、もっとはっきり言わないといけないのかもしれない」と述べ、投球内容が悪いことも合わせて、次回先発を確約しませんでした。うーーーん。
ようやく戻ってきてくれた!と喜んだのに、ヘタをするとまた入れ替えがあるかも。彼には軸になってもらわなくちゃこまるのに。がんばってほしいです。
はー、一難去ってまた一難。でもレイズ3連戦を忌引きで休んだ(お祖父さんの葬儀)Dリーは復帰します。バッティングもなんだけど、やはりリーの一塁守備はうまいです。かなり難しいバウンドの送球もあっさりさばいてくれる。昨年までウィギントンだったけどDリーを見てうまい一塁手というのがいかに大切か、あらためてよくわかった次第。
さ、明日からは遠征。いつもながら厳しい状況ではあるけど、なんとか勝ち越しめざしてがんばってほしいです。Go, O's & Go, Koji!