３連投！そしておめでとう、なでしこ

やった～！　なでしこジャパン、おめでとうございます！　感動したあ。

オリオールズも勝ったぜよ。インディアンスに８-３○　ひと月ぶりの連勝です。

今日はなぜか３時ぴったりに目がさめて、まずはオリオールズをチェック。するとアトキンスがいきなり１回に３失点してるではないか。ううっ、きょうもヒサンな試合になってしまうのか……どんよりしつつ、TVでは消音でサッカー、パソコンではオリオールズ、そして気休めに仕事……というフマジメなながら族で応援にのぞんだ。

やがてオリオールズが反撃を見せ、なでしこはアメリカに９割がたボールを支配されながらもわずかなチャンスをとらえてゴールを試み、前半が終わるころにはだんだん家族が起きてきて、「ぎゃー」だの「おおっ！」だの……もう何が何やら。

それにしてもなでしこはほんとうにすごい試合でしたね。ただのにわかファンなので論評はできませんが、片時も折れることのない心の強さというものを目の当たりにしました。

いっぽうオリオールズも今日は折れずに、伏兵ロバート・アンディーノの３ランで逆転すると、７回にはそのアンディーノがスクイズを決めて追加点。ほかにジョーンズ、マーケイキス、ウィーターズと計４本もHRが出たのだけど、それよりもこのスクイズが印象的だったなあ。こういう試合をもっと見たいのよ。この６～７月の連敗につぐ連敗のあいだ、あまりこうやってベンチの采配でランナーを動かす場面がなかったでしょ。ただふつうに打って、ひたすらゲッツーを積み重ねるばかり。おそらくは、ここへ来てDリー、ゲレロという重鎮ふたりをクリーンアップからはずしたために、作戦に幅が出てきたのではないでしょうか。ゲレロはさほど重傷ではなく、早期復帰の見込みらしいけど、復帰してももう４番はなしにしてほしいな……。

投げる方では、アトキンスが３回で降りたあと試合を落ちつかせたマーク・ヘンドリクソンが今日の功労者。春先調子があがらなくて開幕メジャーを逃し、本人はオリオールズの３Aに残るか他チームでメジャーのチャンスをさがすかかなり悩んだらしいけれど、自宅がペンシルバニア（だっけかな）にあって、昨年赤ちゃんが生まれたばかりだということもあって、居残る道を選んだのだそうな。

ヘンドリクソンは面倒見のいいことで有名で、３Aにいたあいだも、降格になった若手に声をかけて食事に連れ出したり、気落ちしないでするべきことをするよう励ましたりいろいろ気配りしていたらしい。マトゥスが落ちたときも、いっしょに食事してアドバイスをしたりと、まあ半分コーチのような存在。

そのヘンドリクソンが今日は久々にピッチングで存在感を発揮したので、試合後、ショウォルター監督もおおいに評価していた。きょうのようなリリーフをコンスタントに続けてくれたら、チームにとってはとても大きい。

そして、なでしこジャパンが延長に入る直前、上原が登場。

これにはびっくりしましたねー。今季、３試合連続というのが１度だけあったけれど、そのときは休みが１日はさまっていた。

今回は正真正銘の３連投。きのうわたしは「さすがに明日はないと思う」と書いたのだけど、そのまさか、でした。

しかも５点差。バック親分、よほどきのうのグレッグホラー劇場がこたえたらしい。

その上原はハフナーをフォークで空振り三振！　アメリカンリーグのリリーバーの中では奪三振数トップです。

つづくサンタナはファーストゴロ、カレーラはライトライナー。すっきり11球で終えて防御率1.84。きのうの登板のあとかなり疲れたと書いていたので、よくケアをしてほしい。明日は……さすがにないよね？

試合後のショウォルター監督のコメントがおもしろかったの紹介しておきましょう。

「上原とは毎日話をしているよ。昨晩は12球、その前は２イニングで20球ほどなので、目いっぱい投げているわけではない。だが明日はどっちみち使えないだろう。

リードしている状況で、１イニングをクリーンに押さえてくれるのはありがたいね。チームの精神衛生上好ましい。

上原については、ときに過保護といわれるほどの接し方をしてきたが、とにかくずっと働ける状態でいてほしいからね。今年で36だが、貴重な戦力だよ。非常にいいシーズンを送っているね」

さて、明日からはふたたびのBOS戦。いくらなんでも少しはやり返さないとね。

ちなみに今日、BOSはレイズと延長16回１－０で勝利という壮絶な試合をしておりました。タンパで午前２時近くまでやっていたのではないかな。それから荷物をまとめてボルチモアに移動したのは明け方だったはず。明日の試合に影響があるかどうか。（きっと関係ないね(^_^;;）

オリオールズのほうは明日か明後日からグレッグが出場停止期間に入るはず。明日は上原も使えないとなると、どうするのか。

なお、今日の試合後、先発だったミッチ・アトキンスが３Aにオプションになっています。また、昨日記したようにシモンが制限リスト入りするので、３Aから三塁手のジョシュ・ベルとリリーバーのマーク・ウォレルが昇格の見込み。ベルは３Aで打率.257、16HR、 47 打点。ウォレルは36イニングで防御率2.95、12セーブ。ただしシモンは１日で復帰予定なので、このうちひとりはまたすぐUターンするみこみ。

あ、それからJJハーディーは無事に契約延長いたしました。３年21～22MILだとのこと。ケガさえしなければ貴重な戦力でいてくれることと思います。

試合後、上原はクラブハウスでなでしこの延長戦を堪能した模様。

ほんとうにすばらしい試合でしたね。特に、１点勝ち越されたあと、澤キャプテンがすぐに「ほら、行くよ！」というジェスチャーをしていたのが印象的でした。正直、わたし自身はあの時点でかなりへこんだので、そんな自分の弱さを反省するやら、なでしこの強さを尊敬するやら。

世界各地で大勢の人たちが、きっと同じような思いにとらわれたにちがいありません。すばらしい勝利、ほんとうにおめでとうございました！