左うちわとか口あんぐりの判定とか
対エンゼルス3連戦はけっきょく1勝2敗。課題の先発陣がマシになってきたかなと思ったら、こんどは点がとれず、いつもながらのかみあわせの悪さだった。
上原は2戦めに好投して勝利に貢献。8回を9球でぴしゃりと押さえて、またトレード・バリューが上がっただろうなと思わせる、気持ちのいい投球を見せてくれた。
その後、きのうのオフをはさんで今日からはトロントでの3連戦。昨年はこの球場では一度も勝てなかったんだけど、今日はめずらしく左うちわな試合だった。
オリオールズ12-TOR4 ○
ジェイク・アリエッタの勝ち運が復活(笑)。ピッチング自体はたいしたことないんだけど、なぜかこの人が投げるとみんなよく打つのよね。ちなみにオリオールズがトロントでふた桁得点をあげるのは2005年4月22日以来、59試合ぶりだとのこと。うむむむ……。今日で終わらずに明日も打ってほしいですよ。
デレク・リーが5の4、1HR、5打点。今からでもいいのでトレード・バリューが上がってほしい。
JJハーディーが2HRで4打点。すばらしい。来年以降もケガせずにがんばってください。オリオールズがオフのトレードで手に入れた選手としては、珍しいほどのヒットですね。
さて、そのあと、パソコンで作業をしながらちらちら見ていたら、なんとパイレーツとブレーブスが延長19回を戦っているというではありませんか。
丸々2試合分? 試合時間7時間近く? なんかすごい、と思ってMLB.TVを見に行ったら、疑惑どころじゃない唖然呆然の判定を目にすることに。
19回裏、ブレーブスサヨナラのチャンス。サードランナーのフリオ・ルーゴ(わ、昨年前半O'sにいて、まったく打てずに首になったルーゴ、こんなところにいたのか【追記】間違い。首になったのはアトキンスだった。)が内野ゴロでつっこみ、ホームの1メートル手前でタッチアウト、と思ったら、なんと主審、ジェリ-・ミールズ(Jerry Meals)が両手を広げてセーフ!
ええっ? ど素人のわたしが肉眼で見てもアウトだったけど?!
動画 写真
まあ、ひとつ言えるとしたら少しタッチがやさしかった(甘かった)ということか。もうちょっとアピールしないと。でもあれだけ手前だし、ランナーもうなだれていたのに。
早く帰りたくてしかたがなかったんでしょうかね、審判。
でも、ずーっと声をからしてパイレーツを応援しつづける女の子が球場にいたのですよ。くたくたの放送席もその女の子のがんばりに励まされながら放送しているみたいだったのに。
これでもし最後の1試合で優勝が左右されるような状況になったらどうするんでしょう? なんだか、周り中の人たちがみんな必死になって野球をしてるのに、主審が最後の最後にベースボールへの敬意を投げだしてしまったような、非常にがっくりくる場面でありました。
パイレーツ、あとあとこの1試合がひびいたりすることのないよう、がんばってもらいたいです。
トレードの展望についてはまた稿をあらためて。