Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

落ちつかないったらありゃーしない【速報!レンジャースへ】

きのうは4-2で、今季NYY戦初白星○ 

やっぱ、勝たないとね~。ガスリーが、スカウト満載のスタンドで7回1失点のナイスピッチング。トレード話が本格化してから3戦連続QSですよ。やればできるでないの。株があがったか……でも昨日コメント欄に記したようにFOXスポーツ、ケン・ローゼンタールのツイートによれば、ガスリーに対するオファーで、オリオールズがそそられるものは今のところないとのこと。

Dリーも後半戦に入ってから調子をあげ、きのうも4の3、1HR。ぎりぎりでトレード候補に滑り込むか?

上原は8回に登板して、ジーターにヒットを許し、レフトのお手玉の間に2進されるも、後続を押さえて無失点。いい当たりは何回かされましたが、ここぞの投球が冴えて2三振。

これもコメント欄に記したことの再録だけど、ESPNジム・ボウデン記者によればエンジェルスが上原のトレードについてオリオールズと真剣に交渉中だそうな。上原が学生時代、ドラフトされるまえにもっとも熱心に誘ってくれたのがエンジェルスだったことを考えると、あながちガセでもなさそうな。でもけっきょくはどれだけの見返りがくるかということに集約されてくると思います。

今日はダブルヘッダーなので、すでにスタメンが発表されています。あいかわらずゲレロ4番……(^_^;; 先発はお久しぶりのティルマン。いいティルマンが出ないかな。

というわけで、落ちつかないし、まだ仕事もあるので、今日はツイッターをながめながらこちらにちょこちょこ追記ないしは、コメントという形で情報をアップデートしていくと思います。(でもたぶん途中で寝ます。)

・そうこうしているうちにマリナーズのフィスターがタイガースへ。

フィスター+デイヴィッド・ポーリー vs チャーリー・ファーブッシュ投手+キャスパー・ウェルズ外野手+1

だそうです。

・黒田には、ここへ来てBOSが興味を持ち始めたとのこと。昨日の昼間にはヤンキースの名前もしきりにあがっていたけどどうなのか。最終的にはトレード拒否権を持つ黒田の承認待ち。

【速報!】

20分前に明らかになりました。なななんとエンジェルスではなくレンジャースへ! 交換相手はトミー・ハンターとクリス・デイヴィス。ヒース・ベルをやめてコウジに来ましたか。オリオールズからは2MILの支払いもある見込みで、これがMLB機構の承認待ちなので、まだ正式発表に至らないということです。

ついに建山 とチームメートに……? いや、これで建山 がはずされたりしなければですが、でもずっといいピッチングしてるんですよね?>建山 。

のちほどさらに追記します。

【追記 9AM】

ふぅ。オリオールズのNYYダブルヘッダー第2戦がたいへんなことに。1回裏にザック・ブリトンが一死しかとれず9失点(自責3!)でKO。後続も打たれて12失点。初回の得点としてはヤンキースにとっても史上最高だそうです。ヒサンだ、あまりにも悲惨すぎる(涙)(そして2回もとまらない。すでに15-0。高校野球地方予選なみ……。)

今回のトレードは、オリオールズにとってもレンジャースにとってもいいdealだったと思います。上原はオリオールズブルペンではまちがいなく最高の投手だったし、放出を惜しむ声はたくさんありますが、最近「中5日」になりがちだったことを見てもわかるように、せっかくの力を生かす場がどんどんなくなっていましたので。

レンジャースのチーム事情にはくわしくないので正確な評価は難しいですが、ずっとパドレスのヒース・ベルを狙っていると伝えられていたことから見ても、リリーフ強化をはかりたかったのですね。上原はベルと数字的には見劣りしませんし、コストは上原のほうが安いと言われているので、テキサスでもおおむね歓迎されているようです。

ひとつだけ気がかりがあるとすれば、上原のことはショウォルター監督が非常に気をつけてていねいに使っていたということ。しかし優勝を争うチームで、シーズン終盤の修羅場を支えるとなれば、コンディションは二の次になるでしょう。それをどのくらいセルフケアで乗り切るか。でも今年も3連投までは体験してますから、大丈夫だと信じてます! 

大舞台になればなるほど燃える上原なので、きっと活躍してくれるでしょう。今現在(日本時間AM9:30)まだトレードが正式発表になってないので、ヤンキースタジアムで待機中みたいです。Safe trip to Texas!

オリオールズに来るふたりのことも手短に。

クリス・デイヴィス:25歳、一塁手。2008年にメジャーデビューし、.285、17 HR、55打点と活躍したが、三振が多く、2009年には打撃不振でマイナーへ。マイナーでは成績を残すもののメジャーに上がると打てないというサイクルを繰り返し、ジャスティン・スモークやミッチ・モアランドに抜かれて、今季も主に3Aぐらし。ただ、下では.368、23HRとけっこうな数字を残しているもよう。

これでオリオールズはおそらくD・リーもトレードするのではと言われてます(今現在試合に出てません)。

もうひとりのトミー・ハンターも25歳。2007年のドラフト一巡目補遺(全体54番目)の指名。昨年は先発で23試合、13勝4敗、ERA3.73という立派な成績を残しています。しかし今年は春先に脚のつけ根の張りで出遅れ、戻ってきたときには先発がそろっていたためブルペンに回っていました。オリオールズでは、もう、来た早々から先発3番手を任されることでしょう。(ガスリーがトレードされないと仮定して。この状況だとたぶんされないと思います、ほかに投げられる人がいないから……。)

そうこうしてるうちに16-1になってるし。この試合、終わるんだろうか。

オリオールズはいつの日か上昇することができるんでしょうか。

このトレードがそのきっかけになることを願ってやみません。がんばれ!

【さらに追記】

MASNに上原さんインタビューが出てましたのでリンクを貼っておきます。もらい泣きしちゃう。地元ファンにもこの上原の気持ちがとてもよく通じたみたいで、「サンキュー、コウジ」「グッドラック」「リングをとれよ!」という声援が後を絶ちません。本当に上原浩治という人は、球も気持ちもストレートで、節目節目で流す涙が人の心をとらえるんですよね。言葉も文化もちがうアメリカ人にも彼の気持ちが通じたのが感慨深いです。