Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

大技小技でサヨナラ勝利

TEX8X-CLE7 ○

きのうは、劇的なサヨナラ勝利。

先発のホランドが打たれて、3回の表までに7対2と大量リードされ、オリオールズだったら(っていちいち比べちゃいけないんだけど)このあと9回まであと何点とられるやら、の展開。

でもブルペンがふんばった。とくに6回7回を0点におさえた建山は見事。打者7人で2三振(いずれも見逃し)うばっていますしね。

あと、カブレラ死球を与えて、コーチがマウンドにかけつける場面があったけど、通訳連れてなかった。ホント、ふつうに溶け込んでるんだなあ。すごい。

そんな中継ぎ陣のふんばりにこたえて打線もじりじりと追いつき、ついに9回2死からヤングのツーランで同点に。いや~、強いわ。(どうしてもオリオールズと比べちまうモード。)

延長に入って、マイケル・アダムズとクローザーのフェリスが10、11回を0に押さえると、11回裏、またしても2死から、エルヴィス・アンドラスが絶妙のバントヒット。

その後ワイルドピッチで二塁に進み、ハミルトンのショートへのゴロが内野安打になる間に、アンドラスがものすごいスピードで二塁から一気にホームイン。サヨナラ! 

ヤングのHRとサヨナラの場面をまとめた動画がこちら。

大技もあれば小技もある。アンドラスの走塁は、「一度もスピードをゆるめなかった。サードを回るとき、一塁手のラポルタがこっちを見ないでくれるといいなと願ったらそのとおりになった」と本人がいうとおり、紙一重っちゃ紙一重だけれども、スピードといい思いきりといい、すばらしかった。あと、ゴロを打ったハミルトンが一塁にヘッドしてるし。ヘッドスライディングは、ケガにつながりやすいのであまりお勧めはしないけれど、必死になると自然と出てしまうものなのね。

一ゲーム差で追うエンジェルスも今日はサヨナラ。しばらくはこんな感じで行くのでありましょう。

まだレンジャーズのことが今ひとつわからないわけですが、ま、こんな感じで手探りでいきたいと思います(^_^;;

オリオールズ

きのうはブリトンくんがやはり不安定な投球で、けっきょくロイヤルズにも負け越し。そして今日はTEXからもらったトミー・ハンターが先発したが、4回8安打4失点。うーむ。でもまたチャンスは与えられるでしょう。

昨年バックが就任してから8月2日で1周年だったのだけれど、昨年後半のマジックは消え(悲)、今は、いい材料が何ひとつないなかで、残されたシーズンをどうこなしていくかという厳しい現実がつきつけられているのが実情。しかも状況は日々悪くなるばかり。

ブリトンが肩の張りで15日間DLに。さほど深刻なものではなく予防的措置。

TEXから来たクリス・デイヴィスが肩の張りで先発はずれ、明日MRI。こちらは「ヘンな格好で寝て寝違えた」というので「喝!」ですな。せっかくボルチモアに来て常時スタメンで出られるチャンスをもらったのに、5日めでもうこれですか……。

・JJハーディーが足首をひねってこちらも明日MRI。ロバーツがいないなか、ひとり気をはいていたハーディーがDLなんてことになったら、もうどうなっちゃうんでしょうか。デイヴィス、ハーディーとふたりがday-to-dayなので、ただでさえ手薄なベンチがますます大変なことに。まったくオリオールズに降りかかる苦難はやむことがないのであろうか……。

・ちなみに先発は明日がティルマン(前回NYY戦でKOのあと3Aにオプションされたけど、ケガ人補充ということで10日たたずに復帰)。そのあとシモン、ガスリーときて、次に誰が投げるかはまだ未定。マトゥスもだいぶよくはなっているみたいだけれども、まだ少し早いんじゃないかな。でも3Aにもこれといった候補がいないのが悩みどころです。

ちなみに6月にピッチングコーチを辞して退団したマーク・コナーは、昨年までいたレンジャーズのマイナー組織に戻りピッチング・アドバイザーとして再就職するとのこと。うーん、なんだったんだろう。どうも今季のバック・ショウォルターの最大の失敗は、昨年まで投手陣を見てきたテリー・クロウリーを切ってマーク・コナーを雇ったものの、それが頓挫してしまったことだったような気がしてなりません。