Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

絶妙けん制アウトもチームは逆転負け

きのう(現地8/6)は7回に3点先制されると、すぐにその裏4点をとりかえし、やっぱりバッティングすごいわ、と思わせてくれたレンジャーズ。

1点リードに変わった8回表には上原が登板。本拠地デビューとしてはこの上なく緊張する展開です。

そのせいなのか、珍しく球筋定まらず、なんと先頭のカブレラを歩かせてしまう。今季9つめの四球。うわ……どうする。

と思ったら、その直後、打者ハフナーの2球めのあと(だったかな)、くるっと体を回転させる絶妙の牽制球でカブレラをアウトに! 動画

放送席の「ワーオ!」というエキサイトぶりがうれしい。「タティヤマも牽制球が早いですが、アウトにするには、ランナーの手の所に投げるしかないんです。ものすごく正確な送球です」と絶賛。昔から牽制うまかったですが、ここまで完ぺきに刺したのは久しぶりに見たなあ。ショウォルター監督が、投手のクイックと牽制のことを口を酸っぱくしていうので、オリオールズの選手にも見せたかったわ。

そのあと4番ハフナーをセカンドゴロ、5番サンタナを高めのストレートで空振り三振に切って取ると、こぶしを握って、吠え、ジャンプしてベンチに戻り、チームメートにハイタッチ攻撃(笑)。オリオールズのころから「上原はものすごく感情を表に出す投手」といわれていたけれど、レンジャーズでは初お披露目ですね。放送席は爆笑で、「ふだんからこうなんだったら、ポストシーズンでどんなふうになるかぜひ見てみたい」とコメントされていました。ファンも盛りあがったし、いいデビューだったと思います。

【追記】このシーンも動画が出てたんで、リンク貼っておきます。

で、このまま勝てば美しいストーリーだったのだけど、9回、守護神のネフタリ・フェリスが福留の2塁打を足がかりにたちまち逆転をゆるしてしまう(汗)。マイク・アダムズは昨日2回投げているから使えないということで、急遽建山を投入。……でも建山だって昨日2回投げてるんでっせ。準備不足もたたって、キッピンズにツーランを浴び7-4に。レンジャーズもその裏1点を返してなお一、二塁、バッターヤングと粘り、特大ファウルで盛り上げてくれたりしたけれど届かず。もったいない試合でした。

それにしても福留、なんだかのびのびとバット振ってるような。中日時代の、あのいやらしさがよみがえってきましたね。上原にとっては天敵で(^_^;; 2002年、松井と福留が首位打者争いをしていたときには、上原が福留に打たれて松井が三冠をとれず、松井から「敵はお前だった」と言われたこともありましたっけ(苦笑)。今日は対戦なかったけど、明日はどうかな。フェリスが3連投をこなしたので、明日はアダムズか上原が最後をまかされる予定。(たぶんアダムズ。)

オリオールズ

きのう(現地8/6)は、6-2とブルージェイズに快勝。久々に「いいティルマン」が出てきてくれました。

試合は相手先発のモロウに5回までパーフェクトに押さえられる苦しい展開。それでもクリス・ティルマンが力で押すピッチングで2失点と粘る。とくに6回無死満塁を犠飛の1点でしのいだのが大きかった。

これで流れが変わると、その裏、ライモルドがチーム初ヒット。ここから一気にたたみかけてアダム・ジョーンズの20号3ランなどで逆転! 最後はJJ、グレッグでしめました。

ティルマンは7回2失点。今季最高の投球とショウォルター監督も手放しでほめてましたね。これが先発5回に1回とかじゃなく、せめて2回に1回ぐらいできるようになると、すごくうれしいんだけど。

アダム・ジョーンズは自己最多の20号。今季はまちがいなくこれまでで最高のシーズンだと言えるでしょう。だれよりもチームの勝ちを気にかけて、毎日必死の思いでやっているのでファンも多い選手。ボルチモアを引っぱっていってほしいです。

心配されたJJ・ハーディーとクリス・デイヴィスは、MRIの結果とくに大きな問題は見あたらず、DLは避けられそう。でも今日一塁をまもったレノルズのグラブさばきがなかなかすばらしかったので、「これでいいじゃん」と思った人が多かったのもたしか。レノルズのエラーの大半は送球エラーですのでね。

また、3Aではマトゥスが7回1失点と、少しずつ上向きのピッチング。いい材料を増やしてほしいな。

ていうか、そろそろふた月ぶりぐらいの勝ち越しが見たいんですけど……。お願いしますよ。