O's:いくらなんでもあんまりでしょう

オリオールズｖｓエンジェルスを見ているところ。

きのう(8/20)はレンジャーズが上原の１失点で負けてから、オリオールズ戦に切り替えて、なんとかエンジェルスに勝ってくれないかなあと願いながら観戦。

すると願いが通じたか、先発のトミー・ハンター（上原のトレード相手）が６失点で降りたあと、マイケル・ゴンザレス（0.2回）、ジム・ジョンソン（３回）、クリス・ジャカボースカス（１回）と無失点でつなぎ、その間に打線が追いついて延長12回に高橋尚成からヒットを集め、代わったロドニーから２点勝ち越して８－６に！　

さあ、これでグレッグが出てきて締めれば……と思ったら、ドキドキする間もなくヒット、死球、三塁前犠打をジョシュ・ベルが悪送球、あとはもう何が何やらであっという間にサヨナラ。はー、浮かばれない……。

ジョシュ・ベルは、２年前のシェリルとのトレードでオリオールズに来た当時のプロスペクト。だけど打撃で目立った成果があげられず、何より守備があまりにひどい。Dリーがトレードされ、TEXから来たクリス・デイヴィスが肩のケガで戦列を離れている今、アピールのしどころなんだけど、一塁でも三塁でも毎日のようにあぶなっかしい守備を披露している。さすがにきょう(8/21)は先発をはずされ、ほぼまちがいなく３Aに送りかえされる見込みだけれど、それだけじゃなく、きのうの悪送球では、一塁を守っていたマーク・レノルズが捕球しようとしてランナーと交錯し、足首をいためたため正規の三塁手が誰もいない状態に。

で、今日はブレイク・デイヴィスがメジャー初の三塁で先発して、２イニングで２エラー(T_T)　なんとかピッチングの調子を取り戻そうとしているブライアン・マトゥスには、ほんとに気の毒な状況。

そのあとも見ているけど、レフトのピエがボールを見失って二塁打にするし（これはさすがにアダム・ジョーンズがむかっときて、外野で説教していた）、そのランナーが三盗すると、クレイグ・テイタム（あ、今日は一塁もいないので、捕手のマット・ウィーターズが一塁に回ってる）が悪送球して、急造三塁手のデイヴィスが後逸で１点とか、もう～。

で、そのあとオリオールズは無死満塁から無得点とか。

レフトのピエは、前の打球も塀ぎわの打球も簡単にみおくって安打にしてしまう。すごい身体能力があるのになぜ？　なんかもう、完全に崩壊してるなあ……。

レンジャーズの試合を見るようになってついつい比べてしまうんだけど、個々の選手の能力はべつとして、守備なんかでもレンジャーズは地道なチームプレーをきっちりやってる。ショートのアンドルースが、高校野球のように声をかけてアウトカウントを確認するし、ふらふらとしたフライが上がると、周り中の選手がさっと指さして打球を確認する。これはけっこうびっくりしたなー。こういうことこそオリオールズでもやるべきなのに。特にピエに対して。

まだあと40試合ぐらいあるわけで。こんな調子で消化していったらなんにもなりません。若手をどんどんあげて原石を発掘してほしいし、今のメンバーでもできる地道なプレーをもういちど見直してほしい。そういうことこそショウォルター監督の得意分野なんだから。

オリオールズ：６回裏時点で６－０。いや７－０（今またHRで加点）

レンジャーズはホワイトソックスに１０－０。まあホランドKOのあと投手はフェルドマンひとりでまかなったし、ハミルトンも休養だったので、また連戦後半立てなおしてほしい。上原も。がんばれ。