Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

レンジャーズ、オリオールズ、そして『野球部あるある』【追記あり】

昨日(9日)は13-4でA'sに大勝したレンジャーズ。コメント欄で教えていただきましたが、対A's戦9連勝だったんですね。続くものはいつかは途切れる……というわけで、今日は1点差の惜敗でした。

9/10 レンジャーズ8-アスレチックス9 ●

最後がつがつと追いあげ、9回も一、二塁まで攻めたてたのだけど、届かず。

ターニングポイントは6回にタテやんがサイズモアに浴びた満塁弾なのは間違いないですが、後知恵で見れば、むしろそのあとランナーなしになってから許したツーベースとタイムリーの方が痛かったのかも。レンジャーズのような打線を背負っている投手は、常に頭を切り換えて次をどう打ち取るかに集中すべきなんでしょう。(と、いうのは簡単!)

しかしねー、あそこ(二死満塁)で建山なのか、酷だなあという気もしましたぜ。

たしかに、夏に好調だったころ、コーナー、コーナーに決めて満塁を見事に切りぬけたこともありましたが、基本的にはストライクゾーンを目いっぱい使って勝負するタイプなのだから、フォアボールの許されない満塁の状況に突っ込まれるのはきついのでは。ツーアウトなんだから、ど真ん中に投げても球威で打ち取れるようなタイプがいいんじゃないのかなあ……って誰なのかわからないけど(だめじゃん)。

これで建山は前回のボストン戦と続いて、対戦した2打者に連続して満塁弾を打たれたことになり、これは1998年、マリナーズのグレッグ・マッカーシーに続く記録だとのこと。負けるな、タテやん。小さい身体でマイナーからはい上がって、ここまで本当にいいピッチングをしてきたのだから、もう一度しっかり疲れをとって、本来のピッチングをとりもどしてほしいです。

今日はお疲れ気味のNYYが元気なくLAAに連敗し(これでひょっとしてオリオールズ戦以来4連敗では?)、レンジャーズのリードは1.5ゲームに。混沌としてますなー。まあ、こうなったら相手を見ずに自分たちのできることを必死にやるしかないです。

さて、一方のオリオールズ。きのうはガスリーのナイスピッチングと8回ストロープ、9回ジム・ジョンソンというリレーでTORに2-0の完封勝ちを収めました。すばらしい!

(ちなみに、ヤンキース戦からトロント初戦までの3連勝は、NY、ボルチモアトロントと異なる3都市での勝利という珍しいものでした。)

そして今日はこんな斬新なラインナップ。

マット・アングル CF

ロバート・アンディーノ 2B

ニック・マーケイキス RF

V・ゲレロ DH

クリス・デイヴィス 1B

ジョシュ・ベル 3B

カイル・ハドソン LF

ペドロ・フロリモン SS

クレイグ・テイタム C

先発 リック・ヴァンデンハーク

ハドソンとかフロリモンとか、誰?(^_^;; コールアップで上がってきた選手だけど、まだ顔もよくわかってません。

しかも、このラインナップで8回まで4-3で勝っていたんですぜ。アングル1打点、クリス・デイヴィス2打点。デイヴィスはこのあいだヤンキース戦で5三振を喫した次の試合からオニのように打ちまくってます。

が、ケヴィン・グレッグが、先日の4奪三振をきれいに忘れていつものクオリティをとりもどし、あっさり崩れてサヨナラ。4-5で●……。むなしすぎるorz

わたしは、バック・ショウォルターのことはとても好きなのですが、このグレッグへのこだわりだけはどうしてもわからない。すばらしい人格なのはいろんな選手の話からもよくわかるんだけど、それとパフォーマンスとはまた別でしょう。もう充分見極めはついたと思うんだけどなあ(泣)。たのむから来年もクローザーグレッグとか言わないでほしいです……。

でも、ま、若手がわらわらと出てきてがんばっているのはうれしいかな。特にゴンゾのトレードで「後日指名選手」として獲得したストロープは、セットアッパーも、ひょっとしたら先発もつとまるかも?(まあ、オリオールズにありがちな、「夢を描きすぎ」な状況かもしれませんが。)

【追記】

各地とも9.11から10年のセレモニーが行われたようですね。もう10年か! 信じられない思いでNHKの手嶋さんの放送を凝視していたのを思い出します。

試合のほうは、オリオールズは5-6で●(ため息)トミー・ハンターが途中までそこそこの投球をしながら7回に逆転されました。といっても1点差なんだからなんとかできそうなもんだけど、その最後の1点の壁がどうしても越えられないんだよなあ(泣)。

レンジャーズは8-1で危なげなく勝利○。エンゼルスがまさかのエラーでNYYに敗れたのでまた2.5ゲーム差に。しばらくはこんな感じで行くんだろうな。

8回無失点のCJウィルソンのあとをうけて、上原が9回に登板。

先頭のソガードにちょっと制球苦しんでるなと思ったら、レフトへHR。2号……わりとこういうパワーヒッターじゃない人に打たれる傾向があります。

次打者はぼてぼてのショートゴロエラーで出塁。

でも、ここでセットポジションになったことで、一気に制球が安定します。

きのう満塁弾のサイズモアは、4球め注文通りにフォークで空振り三振。

つぎのミラーも4球め、こんどはストレートで空振り三振。

レッカーは6球め、浅いセンターフライで試合終了。

うしろの3人への投球がよかったので、素人目には「もうずっとセットポジションでもいいのでは」と思うところだけど、そんなに単純でもないんだろうな。

HRを打たれてしまったことは、本人にとってはくやしいと思いますが、もう次を見るしかない時期なので、いいとこどりでまた明日から頑張ってほしいです。

ところで今日は、新刊書籍のご紹介を。

『野球部あるある』(菊地選手 著 クロマテツロウ 漫画 白夜書房

ツイッターで連載されていた「野球部あるある」。

震災後の、なんやかやで胃の痛くなるような日々に、必要な笑いを提供してくれてました。そしてファンの要望に応える形でついに書籍化! 野球部員だった人だけでなく、そのまわりにいた人たちにとっても「あーーわかる。あるある~!」と思える項目だらけなんじゃないでしょうか。クロマテツロウさんの漫画がまた絶妙なんですよね。

表紙の「背番号の位置の低い奴」の図からして、「まさしく!」という感じ。わたしは息子のユニになんども背番号を縫いつけましたが、あれホントに気をつかうものなんですよ~。なので、思わず笑いがこみあげます。同じチームのお母さんで「ちょっと下すぎたかしら」と悩んでいる人も実際にいましたしね。「そうでもないんじゃない? 大丈夫だよ」って励ましましたけど(笑)。

別に菊地選手の回し者じゃありませんが、ぜひお手にとってみてください。

あっ、今、ヨシノブが打って巨人がサヨナラ~。(ごめんよ、サファテ。こないだmasnのサイトでも、広島のクローザーとして大活躍中と紹介されていたっけ。)

藤村くんはいいねえ。ごひいきであります。