Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

レンジャーズ、AL西地区で2連覇【追記あり】

レンジャーズ、地区優勝決定! 今日(というか、昨日)決まるかどうかは微妙だと思ってましたが、決まるときは決まるもんです。

9/23 レンジャーズ5-マリナーズ3 ○

ベルトレの2ラン、ハミルトンのソロでドカンドカンと得点したあと、4回に飛びだしたクレイグ・ジェントリのランニング2ランHR(inside-the-park HR)が事実上の決勝点になりました。ジェントリはメジャー3年めで、これが初HR。わたしはまだ1か月半しかレンジャーズを見ていないのであまりわかりませんが、大砲2発のあと、足で稼いだ得点もとれるのがレンジャーズの強みのように思います。

今日はブルペン陣もナイスピッチング。きのう負け投手になったマイク・アダムズも、いつもどおり安定感のあるピッチングでした。

上原は6回2アウトから登場。リディに対し、ファウル、直球見逃し(すばらしい球!)と直球2球で追い込み、スプリッターでハーフスイングの空振りをとって三振。これで球数は少ないながらも三連投。前に「大きなターニングポイントになりそう」と書いた18日のシアトル戦、満塁で三振をとったあの登板のあと、21日には1イニングを投げて(2三振)次の回に味方が勝ち越し、移籍後初勝利。22日には打者ひとりを浅い外野フライに打ち取り、そして今日23日は打者ひとりを三振にしとめ……と登板が続いたわけです。優勝を決めた日に投げられたのはほんとうによかった。プレーオフではとにかく体調をととのえて、どんな場面でも投げられるよう、フル回転してほしいです。

最後に画像へのリンクを:

Foxスポーツ:優勝を祝う選手たちの画像集

オークランドの試合でデヘススが3点めとなるHRを打ったとき、テキサスではアンドルースがベース1周してファンと喜びを分かちあったのだそうな。14枚中の11枚めがそのときの写真。

上原&建山のシャンパンファイト

・リリーバーのマーク・ロウがふくらはきの肉離れでプレーオフに出場できなくなり、空いたロスター・スポットを今オデイや建山で争っている状態なのだそう。明日からはオーディション含みの登板が増えると思うので、建山にもぜひがんばってもらいたいです。

【追記】

動画もありました。

優勝決定直後、グラウンドでのジンジャーエールファイト。

そのまま続けてクラブハウスでのシャンパンファイトやグラウンドでのウイニングランなどが見られます。たてやんはちらっと映ってるけど、コウジの姿は見えず。

でも25日付けの『スター・テレグラム』紙にこんな記事が載っていたのでご紹介しておきます。

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8月に不調に陥ったとき、上原浩治テキサス・レンジャーズで自分のリズムをつかめずにいた。

しかし今、ようやく新しい環境にも慣れ、4登板連続で無失点を続けている。

23日のレンジャーズの地区優勝で、上原はアメリカ流の祝勝会も体験した。まずはグラウンドで120本のジンジャーエールを空け、つづいてクラブハウスでシャンパン200本とビール10ケースをたちまち空にした。後片づけはクラブハウスのスタッフが朝の4時までかかってすませた。

もっとも上原は、ボルチモアでプレーしていたときには優勝経験がないものの、日本の読売ジャイアンツでプレーした10年間には何度も経験している。

「だいたいいっしょですよ。ただ、日本ではクラブハウスじゃなく、べつの場所に移動してやります。あと、シャンパンじゃなく、きんきんに冷えたビールですね」

さらに日本では、優勝を祝うとき監督を胴上げする風習がある。だがロン・ワシントンは、シャンパンでずぶぬれになるだけで十分満足している様子だった。上原と同じく大阪出身の建山義則もクラブハウスでのシャンパン&ビールかけを堪能したようだ。ぬるいビールでもぜんぜん気にならなかった、と建山は語る。

「よかったですよ。すごく楽しかった」

-- Drew Davison

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ところで優勝翌日のマリナーズ戦でもヘルナンデスを打ってしっかり勝利を収めたレンジャーズですが、レギュラーメンバーがほとんど休養する中でひとりフル出場したのがマイケル・ヤング。事前に監督に「今日出られます」とメールを入れたのだそうです。なんて見あげた選手なんだ。オフにはベルトレの移籍にともなってトレード志願などのごたごたもありながら、シーズンが始まるとそのことはきれいさっぱり忘れてチームのためにつくす。本当の意味でプロだし、職人かたぎだなと、ヤングに対する尊敬の念がどんどん高まる今日このごろです。