バーランダーから先頭打者弾

オリオールズ、９月に入って相変わらず意地を見せつづけてます。

ＢＯＳとの４連戦を３勝１敗で勝ち越したあと、デトロイトに移動してタイガースと４連戦。ここでも9/22（木）６－５○　9/23（金）３－４●　9/24（土）６－５○　と、連日１点差試合で２勝する大奮闘。

とくに今日は、相手先発のバーランダーからなんと５点をうばいました。

９月にコールアップされ、右投手が先発の日にはトップバッターをつとめる俊足巧打のマット・アングルが、な、なんとバーランダーから先頭打者弾。

これだけなら出会い頭、ですませるところなのですが、２回、２死一、二塁で、いきなり追いこまれながら、続く投球をよく見きわめて四球をもぎとり、ハーディーの２点タイムリーにつなげた打席をわたしは評価したいです。

まだ打率は.181と低いですが、頭がよくて、目がよくて、足も速い、ショウォルター監督好みの選手。若手の成長に関しては、今季の先発陣で痛い思いをしてるので(^_^;;　一直線に育つなんて期待しないけど、非常に才能のある選手だと思います。

３回までに５点先取したものの、そこはさすがにバーランダー、すっかり立ち直って本来の投球がもどってきたところへ、こんどはＤＥＴ打線がガスリーに襲いかかり、ちびちびと点を返されて、８回、リリーフのペドロ・ストロープがオリオールズ移籍後初の失点を喫し、ついに同点に。

しかし、ここからが９月のオリオールズ。同点でどうにか切りぬけると、９回、先頭がヒット。ここに代走、カイル・ハドソンを送ります。このハドソンが、ワイルドピッチの間に一気に三塁へ。ハドソンって初めてちゃんと見たけど、いかにも速そうな顔です（ほんとか？笑）　しかも、ただ速いだけでなく、隙を見のがさない走塁が見事。

ワンアウトとなり、打席には先頭打者弾のマット・アングル。その２球め、ハドソンが投球と同時にスタートを切り、アングルが見事なスクイズ！　

いやー、足でかせいだ勝ち越し点。こういう野球がずっと見たかったわけですよ。去年も８月９月にこれで成功したのに、なぜか今年前半はずっと見られなかった。９月に入って何も失うものがなくなってから、チーム盗塁数も大幅に増加してます。来年はこれを初めからコンスタントにやり続けられるかどうかですね。

９回はＪＪではなく、初戦の６－５の試合を三者凡退で締めくくったケヴィン・グレッグが登場。２アウトからランナーを出して試合を面白くしてくれましたが、最後は締めくくって22セーブめ。

ホントに手ごたえを感じさせるいい試合でした。

これでアリーグのホームフィールド・アドバンテージ争いで、レンジャーズがＤＥＴに一歩リード。オリオールズはだいぶレンジャーズをアシストしております。

明日は今季ラストチャンスのブライアン・マトゥス。最後の最後、何かつかんで終わろうよ。

そして、そのあとはいよいよホームでＢＯＳとの最終３連戦。

今日レイズとＬＡＡが勝ってＢＯＳが負け、まだまだワイルドカードがどうなるかわからない中で、オリオールズ戦はひょっとして全米注目のカードになってしまうのかも？　え、ええい、どんどこーい。おもしろくしたるわ～！　そんな心境のわたくしです。