Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

DET戦終了:BOSOXと最終3連戦へ

9/25(日) オリオールズのタイガース最終戦は6-10で敗戦●。

ブライアン・マトゥスは最後の登板も5回6失点。でも三振を5個奪いました。ショウォルター監督も繰り返し言うようにこれで終わるような選手ではないので、とにかくいいオフを過ごしてほしいです。今季のマトゥスくんを見てると母性本能全開になっちゃう(苦笑)。ほんと、おにぎりでも握ってあげたくなるよ~(ありがた迷惑)。

さて、このDET最終戦、デーゲームだったこともあるのでしょうが、オリオールズはレノルズ、ジョーンズ、ウィーターズ、ハーディー、マーケイキスと、主力をなんと5人も休ませました。外野など「LF カイル・ハドソン CF マット・アングル RF ノーラン・ライモルド」という斬新な布陣に。……ていうか、こりゃノーフォークだわ。これでよく6点もとったものです。

ボルチモア・サン〉でも触れられていて、わたしもそう感じたんだけど、これは今日からのBOS最終3連戦に向けた本気の表れではないかと。

BOSも、昨日のダブルヘッダーの2試合め、負けたらレイズと0.5差になる(訂正:0.5じゃなくゲーム差なしでしたね、すみません)ところをぎりぎり踏みとどまって劇的な勝利を収めました。(そのあとラッキーと報道陣のあいだに何やら一悶着あったようだけど(^_^;;) レイズはヤンキース戦だし、ふつうに考えたらBOS有利かなと。

でもオリオールズも、べつにここでBOSへの積年の恨みをはらそうとかいうんじゃなく、まるで自分のプレーオフ進出がかかっているかのように、すべてをかけてやってほしいんですよ。笑われるかもしれないけど、いつかその日を迎えるための準備として。

ショウォルター監督は(口には出さないかもしれないけど)これまでのインタビューなどから察して、多分本気でそう考えているだろうと、わたしは思います。

最後に、今季、脳しんとうの後遺症で5月以来プレーできなかったブライアン・ロバーツの情報を。ESPNで、スポーツ脳しんとうに関する番組があったようで、ロバーツへのインタビュー動画があがっていたので見てみました。

ロバーツは、昨年の9月に1度、そして今年の5月にもう1度(松坂投手がヒジを負傷したあの同じ試合です)脳しんとうをわずらい、以来長くめまい、頭痛、疲労に悩まされてきました。当初は、「とにかく休むのが一番」と考えましたが、症状が消えず不安にさいなまれるばかり。この時期が一番つらかったといいます。

その後ピッツバーグ大学のスポーツ脳しんとう専門医に相談して、平衡感覚をつかさどる脳の前庭神経に障害が起きていることがわかりました。以後、眼球を動かしたり、首を左右に振ったりすることから一歩一歩リハビリを始めて、今はかなり動けるようになってきたとのこと。

2008年に同じ症状を起こしながら、翌年、完全に回復してカムバック賞を受賞したアーロン・ヒルとたびたび連絡をとり、激励を受けながらリハビリに取り組んでいるようです。

ツインズのモーノウも脳しんとうに苦しんでいると聞きますが、骨折などのように見た目ではっきりとわかる障害ではないので、周囲の理解も得にくく、本人はつらい思いをするようです。(実際、オリオールズファンの中にもロバーツがずる休みしているみたいなことをいう人はけっこういます。)

でもピッツバーグ大の医師は、「回復できるかどうか、ではなく、必ず回復するから大丈夫」と言い切っていました。小さな体で精一杯のプレーをするB-Robはどうしても怪我がちなイメージがあるのですが、今季も故障するまではすばらしい働きをしていたので、なんとかもう一度すっかり元気になって、憂いのないはつらつとしたプレーを見せてもらいたいです。