Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

TEXは頭上で爆弾炸裂、O'sは線香花火

おひさしぶりです。

ベル!(ドカーン) バーリー!(パパーン) 「たまや~」、「まりや~」「いやあ、マーリンズは景気いいねえ」……と、のんびりフロリダの花火に見とれていたら、夜になってドカンドカンと頭上で爆弾が炸裂した12月9日の晩でした。いやはや、プホールス、10年2億5400万ドルですか……。昨年、BOSがクロフォードと7年契約を結んだとき、「7年後のことなんて誰にもわからないじゃない」と書きましたし、7年後どころか初年度に沈みっぱなしだったわけですが、それと比べるとまったくケタの違う本当の大物を射とめたよなあ、と思います。

とはいえ10年+ノートレードというのは、やはりリスクだと思うし、マーリンズはこのノートレード条項がネックになってあきらめたと言われていますから、LAAの新GMディポト氏はホントに勝負師なんでしょうね。

どうりでオリオールズからも声をかけられたけどあっさりふってLAAに行ったわけだ(あたりまえか)……。

おまけにCJウィルソンまで。地元だそうですし、レンジャーズのオファーが低かったということなのでしょうがないですが、やっぱり同地区に行かれると、にわかファンでもフクザツだわー。

ただ、かならずしも「ウィンターミーティングの勝者=シーズンの勝者」でないことは、つとに証明されているわけですし、ストーブリーグはまだ先が長いですから、これからも楽しみに見まもりたいです。ダルビッシュもポストされますしね。黒田もなんだかんだ、すんなりと広島には帰らなそうだし。

そんななか、契約自動延長でレンジャーズ残留が決まっている上原の名前もまだちらちらと登場。6日にはオリオールズが再獲得をめざしてトレードを持ちかけたようですが、金額か交換相手かもしくはその両方が足りなかったらしく、成立しなかったもよう。O'sの地元記者たちは、上原がWSからはずされたことや、まだボルチモアに自宅があることから、上原がボルチモアに戻りたがっていると(そしてレンジャーズが後半戦不調だった上原をさほど高く評価していないと)信じていて、取り戻すのにさして対価はかかるまいと踏んでいたようだけど、そんなことはなかった、と。

他にも依然、数チームから引き合いがあるようですが、まあ、名前を取り沙汰されることを気にし始めたらメジャーリーガー稼業は務まらないのでしょう。とりあえずはテキサスでプホールズと対戦するのだと思い定めて(WSで対戦できませんでしたからね)いいオフを過ごしてほしいです。

【追記:交渉中のチームのひとつがボストンだそうな(記事)。マーク・ロウと上原に興味があり、内野のユーティリティーを求めているTEXのために交換相手としてジェド・ラウリーを挙げている……って、内野のユーティリティープレイヤーいないんでしたっけ?>TEX まだよくわかってないや。この記事でも、他球団の思惑以上にTEXは上原を高く評価しているとあります。いや、そんなことよりBOSだけはやめてください(個人的お願い。)にっくきBOSにコウジが行ったらどういう心理状態で応援すればいいのか見当もつかない(^_^;; まあ、万が一そんなことになったらまた考えるけどさー。)

【さらに追記:レンジャーズは12月9日、今季パドレスでプレーしたアルバート・ゴンザレス内野手マイナーリーグ契約を結んだことを発表。春季キャンプへの招待つきで、内野のユーティリティーとしての働きを期待。キンズラーもアンドルースも若くてバリバリなので、プレイングタイムの欲しい選手だとうまく回せない可能性がありますし、ラウリーを獲得する線は薄れたように感じられます。】

さて、オリオールズは、昨年は、ウィンターミーティングでレノルズとハーディーのトレードをまとめ、ふたりともそれなりにシーズンで活躍しましたが、今年は地味~~な動きに終始してます。いいのか、こんなことで。

ただ、トレードをまとめるだけのdepthがないというのも明らかなので(なんでなんでしょうね、長年にわたっていいポジションでドラフトしてきたのに)新GMデュケットとしては、まずはトレードの駒になりうるdepthを少ない代償で築きたいということなのかも。それにしても、もう少し気分の浮き立つような動きがほしいところだなあ。

11月下旬ぐらいからの動きを簡単にまとめておきます。

◎新スカウト部長に元中日のゲーリー・レーシッチ(当時の登録名:ゲーリー)が就任。BOS時代にデュケットの下でレスターをドラフトした。(オフィシャルサイト)

また三塁コーチには、今季までBOSのベンチコーチだったディマーロ・ヘイル、ブルペンコーチにはブルワーズのコーチだったビル・カストロが就任。ようやくコーチ陣容が整った。ヘイルは、テキサス時代にショウォルター監督の元で一塁コーチをしていたとのこと。

◎レンジャーズから控え捕手としてテイラー・ティーガーデン(28)を獲得。今季の控えだったジェイク・フォックスをDFAし、クレイグ・テイタムもウェーバーアストロズに流出したため。これで40人ロスター中、元TEXの選手がたしか9人め。テキサス・レンジャーズボルチモア支部、順調に拡大中です(笑) 

ちなみに交換相手はPTBNLで、本日、LowAの内野手マイク・ミクラットが指名されました。

◎ルール5ドラフトでカブスの3Aから内野手ライアン・フラハーティーを獲得。投手を取るものと思われていたけれど、ブライアン・ロバーツの状態が不透明なのでオプションのひとつとしては有効かも。

ドジャーズから左腕投手ダナ・イヴランドをトレードで獲得。ドジャースではノンテンダー候補。今季は5試合に先発して3勝2敗、ERA 3.03。通算では19勝24敗ERA 5.52。交換相手はマイナーリーグのジャレット・マーティン投手とタイラー・ヘンソン外野手。ドジャースはこれでロスターに空きを作って、FAで投手(カプアーノorハラング)を取ると見られているそうですが、てことはなんですか、オリオールズドジャーズよりもさらに金がないってことなんでしょうか。ふー。

そんなこんなで、今のところあまり気持ちの浮き立たないオフではあります。