Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

オリオールズ開幕ロースター予想

マリナーズとアスレチックスの開幕2戦め、行ってまいりました。マリナーズファンはおおぜいいたので、なんとなく判官びいきでA'sのジャージを買って観戦。三塁側ポール付近の内野席だったので、左中間スタンドにつきささったセスペデスのメジャー初HRの弾道がとてもよく見えてうれしかったです。あとジェイミー・ウィークスの守備に魅了されました。残念ながらイチローのヒットは見られなかったけれど、やはり生観戦はいいなあと感激しました。いつか現地で観戦したいです。

さて、4月6日の本土(?)開幕戦も近づいてきたので、ようやく形の見えてきたオリオールズの現時点でのロースター予想をお伝えしておきます。MASNとボルチモア・サンの受け売りです(笑)。

野手 13人

捕 マット・ウィーターズ

一 クリス・デイヴィス

二 ロバート・アンディーノ

三 マーク・レノルズ

遊 JJハーディー

左 ノーラン・ライモルド

中 アダム・ジョーンズ

右 ニック・マーケイキス

DH ウィルソン・ベトミット

ウィーターズとジョーンズがここへきて打撃の調子をあげてきたのが心強いところ。逆にレノルズは相変わらず守備が不安定なのに加えて打撃もイマイチ元気がありません。もっとも昨年も春先は今ひとつだったのですが。トレード話もちらっとありましたが、具体的な話はなさそう。

ベンチ

エンディ・チャベス:外野バックアップ。OP戦、打撃好調。

ロニー・ポーリーノ:オフにバックアップ捕手としてマイナー契約。ビザの問題でキャンプ合流が遅れたが、ティーガーデンが腰痛でDLスタートのため昇格。

ライアン・フラハーティー:ルール5ドラフトでカブスから獲得。OP戦で結果を残し、ユーティリティ内野手の座をゲット。

ニック・ジョンソン:オフにマイナー契約。ファーストのバックアップ&DH要員。

ブライアン・ロバーツは脳しんとうが快方に向かっており、チームに帯同して治療とトレーニングを続ける予定ながら、まだタイムラインは設けない方針。

投手 12人

先発

ジェイク・アリエッタ

チェン・ウェイン

ジェイソン・ハメル

トミー・ハンター

ブライアン・マトゥス

マトゥスは今日(現地30日)のタイガース戦で初回に3失点し、どうなることかと思いましたが、その後立ち直り、レノルズの送球エラー2つ(-_-) などにもめげず、5回5安打3失点、四球1、三振4でまとめました。ここまでの ERAは 3.65。打たれだすと止まらなかった昨年とは違った姿を見せています。

マトゥスと5番手争いしていた和田毅は、キャンプ中のヒジ痛の影響で2週間ほど出遅れたのがひびいて、まだメジャー相手の試合では5イニングしか投げていないという状況。27日(現地)のツインズ戦では、3回4安打、2四球、4失点、3三振。62球中ストライクが38球というのも、本人には納得がいかなかったようで「全部悪かった」と自分に厳しいコメントを残しています。次の登板は、4月3日火曜日のフロリダ州立大戦。これは無料試合。首脳陣がわざわざこの試合を選んだのは、シーズンを15日DLで始めた場合、最後に投げた試合が無料試合ならば、DL開始日をその前の有料試合までさかのぼれるから、とのこと。まだ確定ではないながら、どうもDL入りさせてマイナーのエクステンデッド・スプリングトレーニングでフォームの修正や肩のトレーニングをやり直してからシーズン入りということになりそうです。うーん、ちょっと心配。まあ、オリオールズのことなので、開幕当初のローテのまま1年通すなんて夢のようなことはあるはずもないのですが、DLとなると当然、だれかをロースターからはずさないとアクティベートできません。だれかのケガや不調を待ちながら調整を続けるというのは精神的にけっこうきつい気がします。でもショウォルター監督は基本的に和田のピッチングをすごく気に入っているので、どのような状況でシーズンが始まっても粘り強くチャンスをうかがってほしいです。

ザック・ブリトンは左肩痛で15日DL入り。先日、炎症治療のため「多血小板血漿(PRP)」注射を受けて痛みがひいたところ。キャッチボールを再開しようかという段階。

ほかに先発の座をうかがっていたダナ・イブランド(オフにドジャースからトレード移籍)はDFA。また、今日になって、内転筋痛で不安定な投球の続いていたアルフレド・シモンもウェーバーに。こちらは90マイル以上のファストボールがあり、ロングリリーフもできることから、クレームされるのは確実と見られています。

キャンプインしたときから言われていたことですが、オリオールズはオプション切れの選手が多いので、DLを駆使するか、ウェーバーにかけるかしないと選手を動かせないのがつらいところです。

ブルペン

ジム・ジョンソン

ケヴィン・グレッグ

ルイス・アヤラ

マット・リンドストローム

ペドロ・ストロープ

以上5人はほぼ確定と見られます。ただしリンドストロームはハム痛で少し調整が遅れているので、ロスターが混み混みの現状を考えると、やはりDLスタートもあるかもしれません。

残るはあと2(または3)席で、候補者は:

トロイ・パットン

ザック・フィリップス

パット・ネシェック

ダレン・オデイ

クリス・ティルマン

パットンとフィリップスはふたりとも左腕でどちらもOP戦好調。パットンはオプション切れなのでひとり落とすとしたらフィリップスということになりますが、ショウォルター監督はふたりともキープしたいと匂わせています。

右腕のネシェックもOP戦9イニングで3安打しか打たれておらず、監督としたらあげてやりたいのは山々でしょうが、40人ロースターに入っていないのでどうか。ティルマンはおそらく、リリーバーとして使い回すよりも3Aで先発をさせることになるものと思われます。

いちおうオフィシャルサイトのロスター予想の記事にもリンクを貼っておきます。

オープン戦、ここまで11勝12敗5引き分けのオリオールズ。公式戦ではないこの「引き分け」の試合を最終的に勝ちにできるかどうかで、かなり成績が変わってくると思います。地味~な顔ぶれながら、とくに投手陣は昨年よりは少し余裕を持って回せそうな気がしないでもないような気がする(弱気)ので、今年も気長にたのしみに見まもりたいと思います。

【追記】

やはりティルマンは3Aにオプションされました。今春はなかなかいい球を投げて他球団のスカウトたちの目をひいていたようです。まだ23歳と若いので、制球力と安定感を身につけてくれることを期待します。