Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's:トロントで4年ぶりのカード勝ち越し

オリオールズファンの鉄則:喜べるときに喜ぶ。喜べないときは忘れる。

まもなくまた試合が始まってしまうのでとりいそぎ。(喜べるかどうかわかんないし(^_^;;)

昨日は6-4で連勝し、ロジャースセンターで2008年以来のカード勝ち越し。

なにしろTOR戦は相性が悪い。その4年前だって結局シーズンは6勝12敗だし、一昨年なんて3勝15敗ですよ、あーた。昨年も6勝12敗。ここをもう少しなんとかしないことには、どうにもなりまへん。

とはいえ、きのうもクロスゲーム。実力拮抗というか(まあ、ブルージェイズファンとしたら、オリオールズに拮抗とか言われたくないかもしれませんが……)どっちにころんでもおかしくないシーンだらけでした。

ハメルは、前回、7回までノーヒットというすばらしいピッチングでしたが昨日はよろよろ。2回も1点取られてなお満塁と攻めたてられ、打者バティスタという絶体絶命の場面で、三塁走者ローリーがまさかのホームスチール企図でタッチアウト。単独スチールだったようですが、これでハメルは生きながらえたかもしれません。

4回にはレノルズ(この日もDHで、見るからに元気がない)のヒットのあとクリス・デイヴィスの1号ツーラン。昨日はすべてソロHRだったのですが、ようやくランナーを置いての一発が出ました。

あとでちらっと触れますが、昨日はO'sからTEXに行ったブランドン・スナイダーも一塁先発出場で4の3。お互い、若手の一塁手を交換してそれぞれのチームで活躍した1日になりました。

しかし6回にサード、ベテミットのエラーを足がかりに2点取られて逆転。3-4。

だれがサードに入ってもエラー。

ただ、映像で見ると難しいバウンドで、ショウォルター監督は「あれをエラーにするのか」と少し不満げでした。

このまま行ってしまうかと思いきや、8回にそのベテミットがソロホームランで同点に。意外なところで打ちますなー。

そして9回表、デイヴィスのヒットのあと、ノーラン・ライモルドが3回席まで届く超特大の2号2ラン!

これ、ヒットエンドランだったのですよ。しかも、コルデロが一塁代走のフラハーティを気にしてしつこく牽制していたので、ひょっとするとそれで若干気をそがれたか。

それにしても、ライモルドの潜在力とパワーを見せつけられる1発でした。生え抜きで勢いよくデビューしてその後伸び悩んできた代表格だけれど、今年はようやくレギュラーの座をつかんだのだから、なんとか持てるものを発揮しつづけてほしいです。

9回はジム・ジョンソンがいきなり先頭のラスムスを出し、次のアレンシビアに3ボールになってしまったので、思わずパソコンの前から逃げましたが(おい!)1分後に戻ってきたら試合が終わってました。うまくカウントを戻してゴロでゲッツー。この沈むツーシームがJJの最大の武器です。今のところセーブ機会4の4。100%なんて求めないけど、昨年よりは安心して見られる終盤であってほしい。(今のところそうなってる。)

8試合終了時点で、チーム13HRはメジャートップタイ。(ほんまかいな。)

チーム防御率2.84はア・リーグ2位(1位はどこなんだ? レンジャースかな。)

ま、昨年も10試合めぐらいまではこうして喜んでいたと思いますが(^_^;;

いいんです、喜べるときに喜ぶのが鉄則だから。

ところで、テキサスのほうもちらっと。

ダルビッシュの登板については、多くのエントリがあがっているので、ごくかんたんに。

わたしの目には、北京五輪や2009年のWBCのときのダルビッシュと同じように見えます。抜けたりひっかけたりする球が多くて、まだ苦労している感じ。

実況で"Talk about 7 pitches, I don't see anything electric from Darvish yet."(7つの変化球というけど、まだビビッとくるようなものは見受けられないね。)というコメントが出ていましたが、期待値が高い分、そしてテキサスの他のスターターがみなすばらしいスタートを切っている分、頑張らなくてはならない余地は多分にあります。

でもそれを求めて(自分でとびきり高いハードルを設定して)渡米したわけですから、逆に今の状況は楽しくてたまらないんじゃないでしょうか。

現時点では、先日登板したチェンのほうが、ボールにははるかになじんでいると思いますが、過酷な日程や移動などすべてに耐えてこそ真にアジャストしたと言えるわけですから(その意味で黒田はほんとに、ほんとにすごいです)、チェンもダルビッシュも長い目で見まもっていきたいと思います。

最後に、昨日レンジャーズで初スタメンのブランドン・スナイダーについてちらりと。ミッチ・モアランドが歯痛(なんだろう、親知らずかな?)のため、一塁で先発し、4打数3安打。ぜんぶシングルヒットですが、うれしかったです。

2005年のオリオールズドラフト1巡め(全体13位)指名、25歳。

O'sでもちらっとメジャーに昇格したものの、あまりチャンスはもらえず。強打者のいないオリオールズでは、一塁手にパワーが求められるのでフィットしなかったのかなと推察します。今年1月金銭トレードでレンジャースへ。スプリングトレーニングでこつこつと結果を残してカットを免れつづけてロースター入り。今のところまだメジャーでHRを1本も打っていないので、強打者揃いのレンジャーズで生き残るのは容易ではありませんが、気にして見ていきたいと思います。

そんなわけで昨日は、上原トレードで昨年7月にTEXからO'sに来たデイヴィスとともに、両一塁手がそれぞれ移籍先で活躍した1日だったのでした。

その他の情報:

・建山義則は、やはり3Aにオプション。残念ですが必ずまたチャンスは来ると思います。あ、B-Plusのこのインタビューがすごく面白かったです。タイプが丸かぶりするダレン・オデイが昨年すごく親切にしてくれてうれしかったけど、切なかった話とか。オデイ、今年はオリオールズでがんばっとります。昨日もナイスピッチングでした。

・和田はエクステンデッド・スプリングトレーニングで6回100球投げて無失点。つぎはおそらく3Aで登板するとのこと。(契約条項に、本人の同意なくマイナーに落とせないという項目があるようですが、これはリハブ登板なのでその中に含まれないそうな。)

その結果と、今日これから投げるマトゥスのピッチング次第で、先発として戻るか、ロングマンを務めるかが決まりそう。いずれにせよ、和田は早く上で投げたくてうずうずしているでしょうから、自分で納得のいく投球をして上がってきてほしいです。

・というわけで、今日はマトゥス。ラインナップは、オフの選手が多くて大幅に入れかわってます。

Endy Chavez LF

Nick Johnson DH

Nick Markakis RF

Adam Jones CF

Wilson Betemit 3B

Chris Davis 1B

Ronny Paulino C

Ryan Flaherty 2B

Robert Andino SS

Brian Matusz LHP

ルール5ドラフトでとったフラハーティがセカンドで初先発。アンディーノがショートにまわり、ハーディーがオフ。レノルズ、ウィーターズさらには昨日決勝HRのライモルドもお休み。ふむ。(ライモルドは足がつって、昨日も途中交代を考えたんだそうです。人工芝が足にこたえているとのこと。)

でもって、中継を見ていると明日の朝起きて高校生のお弁当作りができないので、もう寝ます。できればスイープを! マトゥス、がんばれ。