Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's: 10回に6点とかチェン初勝利とか

ホワイトソックス4連戦@シカゴ。

4/16 オリオールズ10-ホワイトソックス4 ○ 

4/17 オリオールズ3-ホワイトソックス2 ○

趣の違う試合で2連勝。

初戦は終盤まで例によって残塁の山。しかもエラーが点につながったり、ウィーターズの送球ミスが出たりと、負けにつながる典型のような試合運び。それでもアリエッタが粘り強く投げて6回2/3、4失点(自責2)と試合を作ったのが生きました。

ショウォルター監督も試合後インタビューで真っ先にアリエッタを絶賛。あとを受けたリンドストローム、ストロープも無失点リリーフ。投手陣のがんばりが終盤の打線爆発につながりました。

1-4の8回にマット・ウィーターズの3号ソロがとびだすと、9回にはノーラン・ライモルド(3号)、アダム・ジョーンズ(4号)と2本のソロHRで同点に! 特にジョーンズのHRは2死から飛びだしたもの。ちょっと去年の最終戦を思い出すような展開です。

そして10回、ノーアウトから相手センターのエラーでライモルドが三塁に達し、デイヴィスのツーベースで勝ち越し。そのあとはもう何が何やら。打線が大爆発して、最後はウィーターズの4号グランドスラム! 10回に一挙6点でとどめをさすというすごい試合でした。

延長に入ってからリリーフが打たれてめろめろに、というのは、何度も見た光景なんですが、やられるほうじゃなくてやるほう、っていうのは新鮮。それもこれも先発がそれなりに長いイニングを投げて試合を作っていればこそなんですよね。

      

そして今日はチェン・ウェインがメジャー初勝利をあげました。 

1回から5回までは3塁を踏ませず、相手のダンクスと0-0の投手戦。

チェン自身は、試合後、前回ほど制球も球もよくなかったと言っていましたが、おおむね低めにコントロールされていたし、ファストボールの切れもよく、いいピッチングだったと思います。(変化球はときどき甘いかなと感じるものもありましたが……。)

オリオールズは、6回表、ライモルドの4号2ラン、ハーディーの3号ソロと連続HRで3点先取。

するとその裏、チェンもヒットのあと、三振をはさんで、四球とピアジンスキーの2ベースで一気に3-2と1点差につめよられてしまいます。さらにそのあと、もう1本ヒットを打たれて一、二塁になったところで降板しました。

5回1/3、99球、6安打、2失点、四球2、三振4というピッチング。(動画)

その後、ダレン・オデイがみごとにピンチを断ち切って、チェンの勝ち投手の権利を保つと、さらにパットン→アヤラとバトンをつなぎ、最後はジム・ジョンソンが満塁までいくハラハラのピッチングながら、どうにか締めてチェンにメジャー初勝利を手渡しました(動画)。(いや~、最後のサードゴロ、こわいこわい(^_^;; 今春、サードは一番の鬼門で、レノルズもベテミットもエラーを繰り返しているのですが、今日はベテミットナイスプレーでした。)

試合後、チェンは、トイレから出てきたところにシェービングクリームのパイとゲータレードのシャワーを浴びたそうな。ショウォルター監督も試合後インタビューで「これで正式にわれわれ家族の一員だよ」と温かいコメントをしていました。

MASNの解説を務めるかつての名投手ジム・パーマーは「力でねじ伏せるタイプではないが、いい球を持っているし、投球術を心得ている」とチェンのピッチングを絶賛しています。次は6回を投げきるのが目標になりそうです。

その他の動き

レッドソックスからウェーバーにかけられていたルイス・エスポジトをクレーム。今春、第2の捕手にともくろんでいたティーガーデンが腰痛で、いつ戦列に復帰できるかわからないための措置。

・ジョシュ・ベルをDFAエスポジとを40人ロースターに入れるための措置。ジョシュ・ベルは2009年、シェリルのトレードでドジャースから移籍した強打の呼び声高い(高かった)プロスペクトでしたが、サードの守備が不安定なままで、打撃でもほとんど目立った成績を残せていません。

明日はトミー・ハンター×ピーヴィという対戦。

仕事のため見られないのですが、できたら4連戦勝ち越しを決めてもらいたいです。