Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's:対LAAスイープ阻止

今季ここまで不調のLAAですが、やはりそうかんたんには勝たせてくれず、3連戦は負け越し。最後に1つだけ逆転で勝ちをもぎとり、スイープを阻止しました。

4/20 3-6 ●

4/21 3-6 ●

4/22 3-2 ○

初戦はブライアン・マトゥスがやはり真価を発揮できず。球はぜったい去年よりいいと思うのだけど、基本的に高い。低めへの制球ができていません。それに追い打ちをかけるように3失策とディフェンスがボロボロで、苦しいマトゥスの足をさらにひっぱるひっぱる……。この問題が解決……いや、解決はムリにしても(弱気)もう少し向上しないことには、チーム力は上がっていきまへん。

2戦めは、4回まで先発のアリエッタがすんばらしくて、こりゃあ今季最高の投球になるのではあるまいかという期待をいだかせるほど。5回表にはウィーターズが相手先発ウィーバーから2ランを放ち、よしっ!と。

ところがその裏、あんなにスイスイ投げていたアリエッタが一気に崩壊し、5安打3四球などで一挙5失点。

はあ~……。

このアリエッタの投球に対して、ふだんメディアの前ではめったに選手批判をしないショウォルター監督が、めずらしくきびしいコメントをしました。

「もうぽっと出の投手じゃないんだから、こういう試合を勝っていかなくては。点をもらったあとをきっちり締めないといけない。あの場面をしのぐだけの経験はあるはずだし、これからはしっかり投げてくれるだろう。アメリカンリーグ有数の投手から2点を先取したわけだからね。次のイニングはワールドシリーズ第7戦のような心構えで投げなくちゃいけない」

ブルドッグ・メンタリティを持つといわれるアリエッタだから、つぎは必ずや奮起してくれるものと思います。

第3戦はチェンが好投して試合を作り、終盤に逆転勝ち。チェンは勝ちこそつかなかったものの、6回1/3、96球、1失点、5三振。初めて6回を越えてQSを記録。ナイスピッチング。プホールスからも変化球とストレートで2三振を奪いました(動画)。

立ちあがりは少し危なっかしくて、いきなりツーベースのあと、一死からプホールズが大飛球。これをチャベスが背走してナイスキャッチという場面も。

ちなみにプホールズは、けっきょくこの3連戦、11打数無安打、2四球、3三振でした。どうにか揺り起こさずにすんだというところ。

それと、ふたり走者を残して降板したあと、ゲッツーできっちり締めてくれたダレン・オデイにも感謝。たしか前回も後続を切ってくれたはず。ランチぐらいおごらなきゃですな。

チェンのインタビュー映像もリンクしておきます。中国語と英語です。

打線はずっと抑えこまれていましたが、6回にマーケイキスのストライクボールの判定をめぐってショウォルター監督が退場になったことが、ひとつの転機になりました。

去年もマーケイキスの打席で監督の退場劇があったなあ。マーケイキスは選球眼がいいので、判定に「なんでやねん。やってられへんわ」という表情を見せることがよくあります(なぜ関西弁)。とくにこの遠征中は、そういう場面が多々あり、選手の不満を代弁するというか、マーケイキスが退場に追いこまれたりすることのないよう、バック親分が先に出て行った、という形だったみたい。(にしても、かなり先手を打ったような(笑))

で、マーケイキス、この6回にはけっきょく三振に倒れるのですが、8回の二死満塁のチャンスにみごと2点タイムリー。そして、同点の10回にも勝ち越し打。

監督の闘志にこたえる逆転劇、というベタだけど熱い展開でした。

これでロードを6勝4敗で乗りきったオリオールズ。10試合以上のロードで勝ち越したのは2004年以来だそうです。ちょっとでも勝つとすぐ記録がついてきやがるぜ (^_^;; 

明日はオフ。明後日からはホームに好調のTORとOAKを迎えての6連戦。ここ、すごく大事です。どっちも昨年はなかなか勝てなかった相手なので(ていうか、どこにもなかなか勝てなかったわけだけど)がっつり気合入れていきましょう! 

Go, O's!