Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

ベテミットおじさんWalk Off!

きのうは朝目ざめて時間を見がてらケータイでスコアをチェックしたら2-0でオリオールズ負けてました。A'sのマウンドにはバートロ・コロン。前回、38球連続ストライクを投げた男。東京ドームの開幕シリーズで見たときもスイスイとすばらしいピッチングをしていたし、今年はおおむね好調という印象。あ~こりゃあかんわ、ともうしばらく布団のなかでうだうだ。

それからややあってツイッターを見たら #Oriolesmagic の文字が!

なぬ? 勝ったの? なんと9回に5点を奪っての逆転サヨナラ勝利。Wow!

さっさと起きてリアルタイムで見ればよかった~と後悔しつつも、寝起きのニュースとしては最高でした。A's3連戦、かんたんに振り返ります。

4/27 2-5 ● 

アリエッタが踏ん張れず、打線はマッカーシーに抑えられてさくっと敗戦。

4/28 10-1 ○

チェン・ウェインが好投。初回、ストライクが入らず、いきなり2四球などで満塁のピンチに。どうなることかと思いましたが持ち直しました。

けっきょく7回107球、1失点。6安打、2四球、4三振。防御率2.22。すばらしい。4回にはピッチャー返しの打球が当たるアクシデントがありながらも、メジャーに来てから最長の7回を投げきりました。りっぱです。(動画)

打つ方は2回に打線が爆発してまず5点。単打、単打のつなぎのバッティング。これは見ていてわくわくしました。その後もクリス・デイヴィスの3安打4打点1HRの活躍などでしめて10点。快勝でした。

デイヴィスは今、Av.319, OBP 580 OPS.953 HR 4。チャンスを与えられ毎日プレーできることで、落ちついて力を発揮できるようになってきたようです。きのうのHRは場外(Eutaw street)まで飛び出す特大の一発で、ファンのあいだではクリスならぬ「クラッシュ・デイヴィス」という呼び名も定着中。ぜひ春先だけの好調で終わらず、しっかり年間通して活躍しつづけてほしいです。

4/29 5-2 ○

冒頭に書いたように9回表まで0-2で負けペース。でも先発のトミー・ハンターが粘り、その後ダレン・オデイ、ペドロ・ストロープが無失点でつないだのが生きました。

ディフェンスもすばらしかった。アダム・ジョーンズ、ノーラン・ライモルド(これはすごくおかしくて、HRをもぎとってるのに、ジャンプすらせずあまりに淡々とキャッチしたので、投手のハンターもスタンドインしたものと思ってガックリしていたようですw)、マーク・レノルズ(やっぱりレノルズは一塁のほうがぜったいいいのよね。リアクションはけっこう鋭いんです)、そしてニック・マーケイキス。

やっぱりねー、こういうプレーを続ければ、いいことが起こるってもんですよ。

そしてブルペンが8、9回をおさえたあと、9回裏、続投するコロン(まだ100球に達していなかったんですね)から2本のしぶい内野安打(あいだに三振1)を打って1死一、二塁に。

ここで抑えのバルフォアに交代。

するとウィーターズが1-2と追いこまれてからの4球め、変化球をうまくたたいてフェンス直撃の2ベース。同点! 

さらにデイヴィス敬遠のあとベテミットが3-1のカウントに持ち込み5球めのファストボールをたたいてWalk-off 3ランHR! うれしい勝利でした。

・今季オリオールズは、7回時点でリードされていながら逆転勝ちした試合がこれで5試合。アメリカンリーグのチームで7回以降の逆転勝ちが2試合以上あるのは、ほかにレイズ(3試合)だけ。(まあ、勝ち身が遅いといういいかたもできます。)

・ここまでオリオールズは先発投手のQSが11回。そのすべての試合で勝利。(勝ちが先発についているとは限らず。)

・これで14勝8敗。貯金6つは2005年7月20日以来約7年ぶり(!)

・ショウォルター監督は通算999勝。1000勝めを監督業をスタートさせたヤンキース戦でゲットできるか。(是非!)

・ここからオリオールズはNYY、BOS、TEX、TAM、NYYときびしい対戦相手が続きます。なかなか簡単には勝たせてくれないチームばかりだけど、なんとかへこたれずに乗りきってほしい。まず大連敗をしないこと。できたら五分に近い勝率で(弱気)。きょうは黒田との対戦なんですよね。朝から出かけなくてはならず残念ながら見られないのですが、遠くからオリオールズを応援してます。(黒田さんごめんなさい。)

・あ、そうだ、きのうの観衆は31,793人。ひさびさによく入ってました。ショウォルター監督のコメントがすばらしかった。

「お天気もいいし、たくさんの人が見にきてくれたのだから、ほんとうに楽しんでもらって、また来てほしいね。『ああ、楽しかった。オリオールズを見にきてよかった。また来よう』と言ってもらいたいじゃないか。ファンとのそういう信頼関係をふたたび築きあげなきゃいけない」

そうですね。今年はそのいいチャンスだと思います。

Go, O's!