Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

ベルトウェイシリーズ2勝1敗

今朝は起きたら思いのほか晴れていて、金環日食を堪能することができました。うれし~。ほんとうは夜中に起きてチェンvsストラスバーグを見るつもりでいたのですが、そちらはすっぽり見逃し、おまけに負けてしまったので残念。でも金環食が見えたのでよしとしましょう。何もかも思いどおりにというわけにはまいりません。

ちなみに次の金環食は2030年@北海道。2035年には茨城、福島あたりを中心に皆既日食が見られます。みなさん、それまで元気でいましょうw。

さて、交流戦最初のカード、ベルトウェイシリーズを簡単に振り返ります。「ベルトウェイ」とは「Washington, D.C. および Maryland 州, Virginia 州の一部を囲い込む一周 約 100 km の環状道路」(リーダース+)

よってオリオールズvsナショナルズの対戦に、その名が冠されています。

今回はナショナルズ・パークでの対戦でしたが、両チームとも近年になく好調なだけあって、3戦とも大入り満員。放送席もMASNの各担当アナが交互に実況を行うなどお祭り的雰囲気にあふれていて、とても楽しいものでした。

また今季開幕前には「オリオールズ100敗」を予想していたジョン・モロシ記者が「交流戦いちばんの注目カードはO's-Nats」とツイートするなど全国的にも注目を集め、第2戦はFOXTVで放送されました。

5/18 オリオールズ2-ナショナルズ1 ○(延長11回)勝:グレッグ S:ストロープ BOX

またまたまたまた延長戦!(笑) そしてまたまたグレッグが勝ち投手w。11回表にマーケイキスの特大ソロで勝ち越し、裏は3連投のジム・ジョンソンを使わずにペドロ・ストロープがランナーを出しながらも締めました。これで延長戦5連勝ですが、すべてアウェイで勝ってるのがすごい。表に勝ち越しても裏を押さえなくてはならないのですから。先発アリエッタが過去2戦の不安定な投球を脱して7回1失点9奪三振と好投したのが大きかったです。

あと、この試合、盗塁を試みたブライス・ハーパーをウィーターズが刺す場面も(動画)。すばらしい送球。試合前ウィーターズは、ハーパーについてたずねられて「早くから注目を浴びているからわかっているだろうけど、とにかく自分らしくいつづけること。当初はもてはやされても、そのうち必ずネガティブな記事やブログが出るようになる。そういうのをいちいち気にしないほうがいい」と気遣っていました(記事)。

5/19 オリオールズ6-ナショナルズ5 ○ 勝:ハメル(5-1) S:ジョンソン(15) BOX

アンディーノのタイムリー、ジョーンズ14号2ラン、マーケイキス8号2ランと着々加点して5回までに6-1。ハメルもすいすい投げているし、たまにはすんなり行くかなと思ったら、やはりハメルは前回登板と同様5回を過ぎて脚にきてしまったようで、6回につかまり3失点。けっきょく5回1/3で降板でした。ここらへんが次への課題になりそう。膝に負担をかけないようにしながら、スタミナも失わないように。難しいですが工夫しながら調整してほしいです。

9回裏には2点差でマウンドにあがったジョンソンがジマーマンに1発を浴びて冷やっとしましたが、落ちついて次のラロシェを打ち取りました。ま、厄落としってことで(^_^;;

あと、この日は試合中にブライアン・ロバーツがインタビューに答えるひと幕がありました。ずっとチームに帯同して早出特打、特守を日課にしているロバーツ。今は、ケガの原因となったダイビングに取り組んでいるようです。自分でも「これが最後のハードル」というように、まだ怖さがあるようですが、膝をついたところから軽くダイブする動作から始めて少しずつ強度をあげる、という地道なトレーニングに取り組んでいるもよう。先日、離脱から丸1年を越えたロバーツですが、インタビュー中の表情は明るく、エクステンデッド・スプリングトレーニングの実戦に合流する日もそう遠くはないことをうかがわせました。けっしてムリせず、一歩一歩積みあげて戻ってきてほしいです。

5/20 オリオールズ3-ナショナルズ9 ● 負:チェン(4-1)BOX

1回、2回にマーケイキスやゼイビア・エイヴァリーのタイムリーなどで、ストラスバーグから3点を先制。幸先いい出だしでしたが、今日はチェンが不調でした。3回にブライス・ハーパーの2点タイムリー3ベースなどで同点にされると、4回にはなんと投手のストラスバーグにHRを浴び、4回1/3、6失点で無念のKO。ナショナルズ・パークのマウンドが合わなかったとも、バックアップ・キャッチャー、エクスポジトのリードが変化球多めで、それをことごとく狙われたとも言われていますが、本人は一切言い訳せず、きょうは球の走りもコントロールも悪かったと述べていました。今日の乱調で防御率が一挙に1点上昇し、3.35になってしまったのがもったいないところ。

相手先発のストラスバーグも今日は球数が多く、また腕に張りがあったということで5回降板でしたがそれでも8三振を奪う快投でした。

そんなわけで、オリオールズ的にはちょっと残念な第3戦でしたが、ブルペンをオデイとイヴランドのふたりでまかなえたことと、ルーキーのエイヴァリーが相変わらず溌剌とした活躍ぶりで今日もヒットを2本放ったのが好材料かな。MASNで、毎回、試合後インタビューに誰を呼ぶかというアンケートを行うのですが、今日はエイヴァリーが70%で断トツトップ。2位のストラスバーグ(20%)に大きく差をつけていました。O'sファン、けっこうたくさんいるじゃん。

さあ、明日からはこのところ好調なBOSをホームに迎えての3連戦。20連戦の(途中で雨天中止が入ってますが)最後のカードです。ナショナルズ戦も毎回ぎりぎりの勝負でしたし、楽に勝った試合なんてほとんどないオリオールズですから、この3連戦もきっと接戦ばかりになるでしょうが、なんとかひとつでも多く勝ち星を重ねたいところです。

Go, O's!