コツコツは続くよ:上原登板 5/13~5/23
Koji's Classroom のくせしてこのところオリオールズの記事ばっか書いておりますが、コウジさんの記事もコツコツと書きためております。
あいかわらず大差のついた場面や負けている場面で使われることがほとんどなのですが、一昨日の21日(現地)に、フェリスがヒジの炎症で離脱したためいろいろと事態が流動的になってきました。建やんが今季初めてコールアップされるとともに、ロングリリーフのフェルドマンが今日のマリナーズ戦に先発。5月13日からの4登板を振り返ります。
5/13母の日 レンジャース13-エンジェルス6 ○
上原 10対5の7回裏2死満塁からマーク・ロウをひきついで登板。さらに回またぎで8回も。
20球(うちストライク15球) 1回1/3、1安打無失点、三振1 ERA1.46
【7回】
フェリスに代わったマーク・ロウが5安打1四球2失点と乱調。
上原、2死満塁から緊急登板し、苦手のハワード・ケンドリックと対戦。2球めのファストボールでショートゴロ。打球に勢いはなかったが、ころがったコースがよく、センターに抜けようかという当たり。とっさに足を出したものの止めそこねたが、ショート、アンドルースのナイスプレーでアウト。ピンチ脱出。
【8回】
1 バーノン・ウェルズを3球めファストボールでライトフライ。
2 カヤスポを4球めフォークで浅いセンターフライ。
3 ウィルソンが3球めフォークに合わせてレフト前ヒット。
4 トラウトを8球めフルカウントからフォークで空振り三振。
久しぶりの回またぎ。7回裏にレンジャーズが3点追加し、待機時間が長かったので難しかったでしょうが、落ちついて投げ無失点に。トラウトとは8球勝負。見てて、雰囲気のある打者だなと思いました。
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5/15 レンジャーズ4-ロイヤルズ7 ●
上原 7-3の8回表に登板 三者凡退 2三振、10球(うちストライク8球)、ERA1.35
1 ブライアン・ペーナを3球め、フォークでライトフライ。
2 クリス・ゲッツをフォークで三球三振。
3 エスコバーをフォークで空振り三振。
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5/18 対アストロズ戦 4-1○ 勝:ロス
上原、4-1の8回裏に登板。三者凡退、1三振。13球(うちストライク8)。ERA1.26。
1 カルロス・リー、6球めファストボールをサードにポップフライ。
2 ジェド・ラウリー、初球の浮いたフォークをファーストゴロ。(途中までカバーに走るがマイケル・ヤングにまかせる。)
3 ボグセヴィックを6球め、アウトハイのフォークで空振り三振。2球め、3球めの空振りはキレがあっていい球。6球めはかなりすっぽ抜け気味ながら、思わず手が出た形。
「きょうは最近で一番、(球が)荒れていた」という本人のコメントにあるように、球との相性が悪くて制御に苦労したもよう。これで10戦連続無失点。
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◎この翌日19日のアストロズ戦では、前日までネイサンが3連投していたため、上原がクローザー待機。しかし9回表に逆転できず5-6で敗れたため出番はきませんでした……。
5/21 レンジャーズ3-マリナーズ5 ● 負:フェルドマン
上原、0-5の7回裏に登板。無安打無失点、2三振、1四球。24球(うちストライク17球)、ERA1.17
1 ブレンダン・ライアンを4球めフォークでセンターフライ。けっこうのびたけれど、タイミングをはずしていたので、そこまで勢いのある打球ではありませんでした。
2 ダスティン・アクリーをアウトハイのファストボールで空振り三振。アクリーには全球ストレート勝負。フォークがずっと頭にあったのかストレートにタイミングが合わなかった。
3 5回に満塁弾を打っているリディと10球勝負のうえ、四球。ボールがよく見えていて、誘い球には手を出さず、きわどいところはファウルにされて、四球をもぎとられた感じ。
今季2度めの対戦。前回も、そして昨年対戦したときも、最後までファストボールで押し切ったのですが、今日は4球めまでファストボールで押して、最後に外に落とす配球。とてもきれいに落ちました。理想のフォーク。
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きついきつい20連戦がようやく終了し、明日は久しぶりのオフ。この連戦中のレンジャーズは10勝10敗ときれいに5割。でもその前5月1日、2日に連敗しているので、5月はここまで2つの負け越しです。休みをはさんであさってからホームでブルージェイズとの3連戦。これはぜひとも勝ち越してくださいまし(オリオールズからもお願い(笑))。
そして気になる先発陣ですが、フェリスが抜けた穴をオールスターブレイクまでどうやって埋めるか。今日のFoxTVの解説者(お名前失念しましたが)は、「オガンドを回すことも十分考えられる。そうなるとコウジが7回を担当することになるだろう。オリオールズ時代の好調さをとりもどした今のコウジなら、安心して任せられる」と言ってました。
一方でオズワルドの名前もちらちら(当然のことながら)聞こえますし、当分は流動的なのかもしれません。
こういうときなればこそ、上原にはぜひこれまで同様いいコンディションで、自分の投球を続けてほしいです。