Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

Regroup:体勢立てなおし(願)

オリオールズ、連敗中です。

きょうもきょうとてチェンが苦戦。たぶん日本中でも圧倒的少数派だろうなと思いながら「松井を押さえて!」と願ったのですが、初球をガツーンとやられました。特大ホームランでしたね。さすがだよ、松井。

トロント戦はすでにわたしのなかではなかったことになってますが、初戦、2戦めはトミー・ハンターとアリエッタがそれぞれ大量失点。3戦めもジェイソン・ハメルが持ちこたえられず。ハンターは試合後3Aに降格になりました。

2戦めには、温厚なマット・ウィーターズが、捕手としてストライクボールの判定でめずらしく激高して退場。おとなしい人が怒るのって、なんかステキ。

そのあと打線も意地を見せて8-6まで追いあげたのですが、届かず。しかも3戦めの最終打席ではニック・マーケイキスが右手の有鉤骨を骨折し、自身メジャー初のDL入りになってしまいました。

踏んだり蹴ったり(T_T)……。

オリオールズロスター&DL情報はこのあとまとめます。

いっぽうのレンジャーズ――というか上原。

いつも言うように木曜日はわたくし朝から出勤なのですが、昼休みにスコアをチェックしたとき、まずはオリオールズの「1-4」に「はぁ」とため息をつき、そのあとマリナーズ-レンジャーズの「21-8」を見て「ええー?」と目が丸くなっちまいました。ホランドくんは髪切って、ひげそって、ワシントン監督に「え、ひげなんて生やしてたっけ?」とからかわれながらも、さっぱりして臨んだのに2回途中8失点。うちのアリエッタあたりよりははるかに安定感があると思いますが、それでもときどきやらかします。

で、そのあおりを食って緊急登板の建山も8失点。以後ロウ、ロス、オガンド、アダムズとブルペン総動員になりました。8回途中に2死二、三塁でアダムズからバトンを受けついだ上原もスモークに3ランを打たれて1失点(アダムズに自責2)。連続無失点が12試合で途切れてしまいました。ううむ、残念。でもまあ、また1からやり直すしかありませんね。いちおうBOXと本人のブログにリンクを貼っておきます(5/31)。

じつはこの前の日5/29のマリナーズ戦も3-10で敗れたのですが、この日は7回まで3-4と1点ビハインドでした。フェリスの離脱した穴を埋めるフェルドマンが5回途中4失点。上原はしばらく投げてませんでしたし、こういう試合でうまく使ってくれればと思ったのですが、ワシントン監督はあくまでもロス-オガンド-アダムズという勝ちパターン継投。しかしオガンドはかなり登板過多気味ですし、アダムズは先日体調を崩してから、ときどきひどく不安定な投球をします。で、この日は8回にオガンド、アダムズで6失点。後味の悪い試合になってしまいました。

レンジャーズはフェリスの穴を埋めるべくオズワルドと500万ドルで契約。これでまたフェルドマンをロングリリーフに戻せれば、先発が崩れた試合もある程度立て直しがきくようになるでしょうが、オズワルドが昇格するまで3、4週間はかかるようなので、それまでもう少し上原を上手に、そして積極的に使っていただきたいなあと希望するものです。

最後にオリオールズロスター&DL情報を確認しておきます。

5/28 in マーク・レノルズ 脇腹痛から復帰

    out ステュ・ポメランツ ブルペンでウォームアップ中に脇腹を痛めDLに。ブルペンでいい投球をしていたので残念。

5/29 in ミゲル・ゴンザレス 3Aノーフォークで11試合、EAR1.50。昨年はレッドソックスのマイナーで過ごし、2月にオリオールズマイナー契約。これがメジャーデビューの28歳。(ブルージェイズ戦の2戦めにアリエッタのあとを次いで登板。その回打ち込まれてしまいましたが、続投したイニングでは好投。ロングマンを務めることになるのかな。)

      エンディ・チャベス 腰痛から復帰。

    out トミー・ハンター 不振のため降格。「ファストボールの制球のほか、いろいろ調整してほしい」とのこと。

       ゼイヴィア・エイヴァリー 鮮烈なメジャーデビューを飾ったが、その後30打数3安打のスランプに。「引っぱるクセがついてしまったので自分らしいバッティングをとりもどしてほしい」とのことで降格。3Aで毎日レギュラーで出させる予定。

6/1  in ビル・ホール 先日DFAされたがマーケイキスの穴埋めで復帰。

    out ニック・マーケイキス 右手有鉤骨骨折。2週間ほど前にスライディングで手をついて痛めたところを、ブルージェイズ3連戦の最後のスイングで骨折。非常によくある故障で、今季もSFのサンドバルが同じケガで離脱してます。こちらのページを見ると、とてもよくわかるのですが、有鉤骨の先端の突起状のところが折れてしまったんですね。今日の午前中に骨片をとりだす手術(20分ほどで終了)を受けました。なので、骨がくっつくとか、そういうことは必要なく、傷口が治るのと腫れがひくのを待つのみ。きき手ではないので、スイング以外の動作はすべてできるということですし、数ある故障の中では比較的予後がいいようですが、それでも6月中に復帰できるかどうかは不明ですから、チームにとっては痛いです。

ほかのケガ人情報も:

◎マット・リンドストローム:右手中指の靱帯損傷で離脱中。痛みが取れてブルペン投球間近。

◎ブライアン・ロバーツ:2Aで7イニングこなすところまで到達中。今日、ビル・ホールを40人ロスターに入れるために60日DLに移されましたが、あくまでも事務上の手続きで6月中旬復帰目標は変わらず。

◎ザック・ブリトン:左肩痛が癒えて、2Aで好投中。おそらくもう一度3Aで登板してからメジャー復帰。

◎ノーラン・ライモルド:2度めの神経ブロック注射が効いて、首の痛みがほぼ消えたとのこと。よかった! ようやくサラソタに向かったところ。(しばらくはそこまでも行き着かなかったので、これは前進です。)外野の右左がビル・ホールとチャベス(トールソン)ではやはり弱いので、なんとか早く復帰してほしいけど、やっぱりあとひと月はかかるんだろうなあ。

和田毅:トミー・ジョン手術を受けて順調に回復中。明日、チームに報告に来るようです。しっかり治して来年は投げる姿を見たいです。

と書いてるうちに、けっきょく無得点で敗戦。0-5。orz... たしかにマーケイキスが抜けたのはいたいけど、レノルズ復帰したんだし、なんとか点をとろうよね。チェンは初回があまりにももったいなかった。2回以降はなかなかシャープだったので次に期待。

ケガ人の復帰を待ちながら、でも、今いるメンバーでなんとかつないでいくっきゃありません。4月5月もずっとそうだったんだから。

明るい材料は、ブルージェイズ戦でデッドボールを受けて連続試合ヒットも20で途切れたアダム・ジョーンズが、今日も2安打と健在だったこと。そしてずっとスランプにあえいでいたマット・ウィーターズが上昇気配なこと(今日2安打)。

これで6連敗。このままずるずる大連敗して貯金をすべて食いつぶすのだけは避けたいところ。でもうしろを見ながら戦ってもしかたがありません。前だけ見て、元気出していきましょう。

Stay Hungry. Go, Birds!!