Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

上原連投(6/1,6/2)、レンジャーズは連敗ストップ(6/3)

昨日のダルビッシュ登板試合を見て、「レンジャーズも人間なのね」と思ったわたしです。いや、あたりまえなんだけど、4月はまるで呼吸をするように点を取り、だれが投げてもすんばらしい投球で、やすやすと勝ち星を積み重ねていましたから、なんだか神がかって見えたんですよね。5月に入って、そう簡単にはいかない試合も増えてきたわけですが、それでも大事なところではきっちり勝利をもぎとっておりました。

それがマリナーズ戦でつまずいて2連敗したと思ったら、LAA戦でさらによろけ、ドテッと転んだのが昨日の試合。ありえないようなミスの連続を見て、こんなこともあるんだなあとしみじみした次第。

上原はこの4連敗中の3戦に、いろいろな場面で投げました。(5/30の試合はこの前のエントリに。)オフをはさんだとはいえ、3戦連続登板は今季初です。

6/1 レンジャーズ2-LAA4 ● 負:ルイス

上原、2点差の8回裏に登板。1安打無失点、1奪三振。14球(うちストライク10球)、ERA1.37。

1 プホールスを2球めのフォークでゆるいピッチャーゴロに。捕球してそのままプホールスにタッチ。「プホルスの身体、触っちゃった(#^.^#)」という上原のブログに爆笑しました。アブナイって(笑)。

2 モラレスに、高めに浮いた初球のフォークを打たれ、強い当たりのレフト前ヒット。なにか握りを変えて試していたようです。

3 トロンボを6球めのフォークで空振り三振。その前の低めのファストボールはカットされたけど、次のフォークで三振。

4 ハンターを5球め、ファストボールでぼてぼてのピッチャーゴロに。軽快なフィールディングでアウト。ハンターには全球ストレート勝負。2球めで空振りも奪っています。

 現地コメンテーターから「対戦打率がアリーグで2番めの低さ。2番めに打ちにくいリリーバーということです」というコメントも。うん。いい結果を積み重ねていけば、数字もついてくるということですね。

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6/2 レンジャーズ2-エンゼルス3 ● 負:ダルビッシュ

上原、2-1とリードされた8回表1死満塁から登板。無安打無失点(1犠飛ダルビッシュに自責1)。16球(うちストライク13球)、ERA1.33。

1 モラレスをボールツーからの3球め、ファストボールで浅いライトライナーに。クルーズが前進しながらキャッチ、そのまま勢いをつけてホームに好返球。しかし三塁ランナー、トラウトがタッチアップからホームイン。3-1。タイミング的にはアウトで、トレアルバが激高、退場に。上原もカバーに入ったホームプレートのうしろで飛び跳ねてくやしがってました。リプレイで見ると、トレアルバのブロックが甘かったのは確か。本人の感触としてはタッチしていたかもしれないけれど、追いタッチに見えたので、審判に対してはアピール不足なプレーでした。→動画

2 トロンボを1-2から13球めのファストボールでレフトフライに。前日は三振をとったのですが、この日はおそらくフォークの落ちがいまいちで、投げても投げても高めにいってしまい、なかなか空振りがとれず。しめて10球もファウルされる苦しい状況でしたが、それでもすごいのは四球を出さなかったこと。トロンボは球がよく見えていて、外に誘うように投げたボールもきっちり見のがしていたので、きわどいところを攻めたら四球につながってもおかしくありませんでしたが、強気にどんどん勝負しにいったところがさすが。最後は、フォークを意識させてのファストボールで、わずかにタイミングをずらして打ち取りました。

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ジェントリーの塀際HRキャッチなどの好プレーもあったのですが、ミスのオンパレードでその印象もかき消されてしまったという試合。それでも2-3というスコアで収まっているあたりが、やはり強いチームなのかな。試合後、緊急ミーティングが開かれ、監督から「基本に忠実な、うちらしい野球をしようじゃないか」と話があったようです。

きょうの第3戦ではおちついたレンジャーズらしさをとりもどして、7-3と勝利をおさめ、迫るLAAをまた4.5差とつきはなしました(BOX)。

ハリソンが7回途中3失点とまとめたのが大きかった。オガンド-アダムズと、このところ失点のつづいていたふたりもきっちり投げ、最後はネイサン(姐さん)が締めました。あと、きのう守備がボロボロだったアンドルースも3安打しましたしね。1日でいいときの状態をとりもどせるというのが、いいチームのいいチームたるゆえんなのだなあと感じずにはいられません。明日からはアスレチックス戦。つぎは勝ち試合で投げたいな……いや、でも、どんな場面でもとにかくしっかり投げさえすれば、結果も評価もあとからついてきますものね。コツコツいきましょう、コツコツ。