やりますねえ。マチャド２HR！
まだ２試合めですからね。はしゃぐつもりはないんですよ。ビギナーズラックっていう言葉もあるしね。明日も試合あるし、冷静に、冷静に……いや～、すごいわー、やるじゃん、マニー・マチャド！ きのうのトリプルに続き、今日は２HR４打点ですよ？ りっぱりっぱ♪（はしゃいでいる。）
8/10 オリオールズ７-ロイヤルズ１ 勝：ゴンザレス（4-2） BOX
まずはマチャドの２HRについて。
最初の１本は２－１と1点リードの５回、先頭バッターでの一発。フルカウントから６球めのやや甘く入った球だったのですが、そのカウントを作るまでのボール球をよく見たなと。実況でも"Nice little take."と言っていましたが、しっかり見のがす選球眼のよさを感じました。すばらしい。
２本めは６回裏。１死一、二塁からネイト・マクラウスのツーベースで１点（マクラウスも必死ですぜ。）、さらにランナー二、三塁という場面。初球の高めに浮いた球を思いっきりひっぱたきました。やるぅぅ！
（動画はこちら）ゲーリー・ソーンのドスのきいた実況がよく似合ってるｗ １本めの "Is that numero uno? Yeahh!" っていうスペイン語混じりもなんかかっこいいです（笑）
オリオールズでは球団史上２番めに若いメジャー初HRだとか。１番は19歳何か月だったかで打った、今日解説のジム・パーマー。投手でしょうが？ 当時のことを語っていたのですがよく聞き取れなかったのであとでも一度きいてみます。ヤンキース戦だったというのはわかりましたが。
さらに、複数HRを打った選手としては球団史上最年少という記録も。
さらにさらに、もうひとつのサプライズは、今日のHRを２本とも同じ若者がキャッチしていたということ。初ホームランのボールは、ボールと帽子とバットとひきかえにマチャドの手にわたったようです。大収穫ですな。
試合後のお約束のシェービングクリーム攻撃とインタビュー動画も。
わたし、実はこのインタビューを楽しみにしていたのですが、いいですね。舞い上がってもなく、ドヤ顔でもなく、地に足のついた大物感。もっともインタビューなら今３Aで苦闘中のブライアン・マタスだって立派なものなので、これだけじゃなんとも言えないのですが、でも本物だ、と感じます。もちろんこれからいろいろ壁にぶち当たることもあるでしょうが、ひとつひとつ乗り越えてやってくれるでしょう。
ショウォルター監督のインタビューもなかなかよかった。マチャドがすばらしかったことはほめつつも、「Qの（キンタニーヤのこと）逆転ツーランが大きかった。ミゲル（ゴンザレス）もよく投げた」と、マチャドの陰に隠れてしまったけれども今日の試合を勝ちに導いたふたりの名前をまずあげてから、こんなふうに言ってました。
「べつに話題を変えようとしているわけじゃない。この目で見られて幸運だし光栄だと思えるような試合だった。でも彼はすぐに今日のことは忘れて、また明日も試合があるんだということに思いいたるだろう」
いいですね。ショウォルター節ですわ。
それに、ゴンザレスもたしかにすばらしかった。８回１失点ですからね。すばらしいピッチングでしたし、みごとな安定感です。ハメル離脱の穴をしっかり埋めているといえるでしょう。キンタニーヤもほんとに想像を超える活躍ぶり。何より守備がソリッドなのがすばらしいのだけど、ときどきこうやって今季のオリオールズの特徴である 「unlikely hero（意外性の男）」になってくれるのがうれしいです。
ショウォルター監督が記者団から投げられた質問のなかで一番強く反応したのは「マチャドの昇格を待ちわびていましたか？」というもの。これに対しては、こんな風に答えていました。
「そういうわけじゃない。わたしはマット・ウィーターズが今のようなプレーをしてくれるのを待ちわびていたし、ニッキー（マーケイキス）や他の連中に関しても同じだ。まだ２試合だからね。いいスタートをきったし、失投を見のがさずによく打った。メジャーでは必要なことだ。これからだよ」
みんな落ちつけ、と（笑）。うん。
でもMLBネットワークのインタビューでスプリングトレーニングでのマチャドの様子をたずねられると、ベンチやバス移動中の様子に接して、よく試合を見ているし、試合の進行につれていろいろ具体的な質問をしていたから、そういう面では心配ないと思ったと答えていました。フィールド上の様子だけでなくそういうこまかいところもしっかり見ているのがショウォルター監督らしいです。インタビューにも自分用のメモとしてリンクを貼っておきます。MASN MLBネットワーク
はー、落ちつけといわれてもやっぱり浮き足立ってしまうのが人間ってものですが、明日も試合あるんですもんね。明日はティルマン。マリナーズ戦からのいい流れをたやさずにがんばってほしいです。Go, O's!
