O's:エラーに乗じて逆転勝ち
8/15 オリオールズ 5-BOS 3 ○ 勝:ゴンザレス(5-2) S:ジョンソン(35) BOX
ミゲル・ゴンザレスはほんとうに安定しています。今日も6回6安打1四球2失点。5回に連続ヒットと犠牲フライで2点を先取されますが、今3Aでもがいている期待の若手たちとの違いは、ピンチで泥沼にはまらないこと。やはり制球力がすぐれているので、ここぞというところで落ちついてアウトをとれるのでしょう。5回も、2点とられてなおランナー三塁、ペドロイアというピンチだったのですが、2球でポップフライに打ち取りました。今日のピッチングをまとめた動画はこちら。
6回、オリオールズは、今日3番に入ったマクラウスのタイムリーでまず1点。マクラウス、たくさんは打ちませんがいいところで打ってます。それに、LFマクラウス、CFジョーンズ、RFマーケイキスという外野は、何気に3人ともGG賞受賞者なんですよね。レフトを内野手がとっかえひっかえ務めて、日々苦労していたあれはいったいなんだったんだ?
このあと、ダブルプレーをあせった相手投手クックの大暴投もあり、オリオールズはこの回一挙5点で逆転。BOSはこの回クック→ミラー→田沢と投手交代し、マーク・レノルズが田沢から2点タイムリー。
今季レノルズはBOS戦で打率.426、他のチームに対しては.196だそうです。
BOS戦で打ってくれるのは大歓迎だけど、他の試合でも打とうよ。
なお、この回、デイヴィスのセカンドゴロでジョーンズが本塁突入し、サルタラマッキアと激突する場面も。これはサルタラマッキアのナイスプレー。試合後ジョーンズは、「サルティは重かった」とツイートしてました。おもろいよ、ジョーンズ。
つづく7回表には、昨日に続いてマウンドにあがったJ.C.ロメロが内野安打や自らのエラーで1点を失いますが、アヤラがナイスリリーフ。サード、マチャドのプレー(&送球をうまくさばいたレノルズ)もすばらしかった。
あとは8回ストロープ、9回ジム・ジョンソンと盤石のリレー。最後のアウトはこれまたマチャドのファインプレーでした。
マニー・マチャド、今日は内野安打1本で打率.304とだいぶ落ちついてきましたが、解説のジム・パーマーも言うように、「毎日ヒットを打つというわけにはいかないが、守備にはスランプがない」のです。オリオールズはずっと悩みの種だったサードに守備力をかってマチャドを入れ、期待に応えてソリッドな守備を見せてくれているので、大満足です。
なお、8回にはBOSのA・ゴンザレスとバレンタイン監督が退場になる場面もありました。この動画を見ると放送席も何が原因なのかわからなかったようですが、オリオールズ側のMASNの放送席では、ストロープがモーションを止めずにタイミングをはずして投げたのが気にくわなかったのかもしれないと推察してました。でもランナーなしの場合には、なんの違反でもないんですよね。
そういえば、きのうちょっと記した選手とオーナーのミーティングについて、ペドロイアが試合前に、「たしかにミーティングをした。コーチ陣も、ボビーもみんな、なんとかしようとしてミーティングを開いている。ボビーがやめさせられるようなことがあってはいけないと思う。今年うまくいっていないのはぼくたち選手の責任なのだから」とコメントしてました。
いちばんvocal(声が大きい)だった(&バレンタインをからかうような写真をメールで流した)と報じられたペドロイアですが、やはりチームを代表する選手だし、発言もりっぱです。プレーも常に全力ですしね。
とはいえ、人のうちのお家騒動をどうこう言っているヒマはありません。
ワイルドカードが2チームになったことで、8月の争いは熾烈をきわめています。ショウォルター監督はこう言ってます。
「1週間で流れががらりと変わることもある。ボストンが7連勝して食いこむことだってありえるんだ。ファンにとっては楽しいだろう。監督にとってはなんとも言えないが。だから順位には気をとられず、その日その日の試合に集中したい」
きょう、フェリクス・ヘルナンデスのパーフェクトゲーム(!)でレイズが敗れたので、オリオールズはまたAL東で単独2位になり、ワイルドカード争いでも暫定トップに立ちました。でもショウォルター監督の頭にあるのはそんなことではありません。
「もう一度言っておくが、われわれが目指すのは、上にいるチームをつかまえることだ」(ソース:MASN)
うん。Stay Hungry. Go, O's!